あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

熱量あるパフォ-マンスに思う

2023-09-11 | 私が歌手

3カ月ぶりくらい。

「ぞうさんカフェ」の月1回

オープンマイクに参加した。

人気のイベントで

告知から2時間で枠が埋まって

しまうので参加できない人もいる。

ご町内なのだけれど

町民はたぶん私一人で

島根県や福山、東広島など

遠方からの参加者が多い。

そして毎回、津和野から

2時間以上かけて参加される

ヨシさんが私のCDを使って

踊って下さった。

歌いながら踊るという

提案があったけれど

ギター1本だと表現できない。

バンドでコンサートライブのCD

なのでスタジオ録音とは違って

私の気合も入ってる(笑)

この方なんと80歳!

先だってパートナーを

看取られたばかり。

素敵な関係性を思わせる

お二人の写真がフェイスブックで

シェアされていた。

死ぬまで踊ると宣言された。

その熱量には感服する。

この日は別のイベントがあるそうで

颯爽と去って行かれた。

ぞうさんカフェのオープンマイク、

参加者はギター弾き語りが

圧倒的に多いけれど

ペイントで表現する人もいた。

希望者の手相を絵で表現するのですと。

皆さんこの日を本当に心待ちに

している。

そのために練習を重ねて発表する。

私は正直なところそんな

皆さんの熱量を羨ましいな~と

傍観している。

今回の参加を表明してからも、

何を歌うか決められなかった。

ステージに上がってもまだ

何を歌うか迷うくらいだ。

どうしたことか今は

歌いたい歌が世の中にない。

思えばこの状態は3、4カ月

続いている。

この夏、色々なジャンルの

ライブに出かけてみた。

ライブは「アウトプット」。

なので見合うインプットが必要

なのです。

結果的には期待したほどの

インプットした感がない。

屋外でビールを飲んだり

野花をビンに活けたり

星空を眺める方が今の私には

必要なインプット方法かもしれない。

懸案の「眠れる歌」は2曲書けた。

1曲はずっ~と「アベマリア」

とだけ歌う。

そんな曲が実際に存在しているが

パクッたわけではありません。

私らしくない曲だが気に入っている。

アレンジしたら素敵な歌になる

と思う。

もう1曲は少し歌詞が入る予定。

が、そこで中断中。

あるライブに行った。

カバー曲を世の中のカラオケで

歌う。

それを楽しむ大勢の人たち。

自分の活動の在り方が何だか

空しく思えた。

私の場合はライブするまで遠い道のり。

歌を作ってから、

誰かにアレンジしてもらって、

時にはオリジナルカラオケに

してもらい、

練習をしてサポートの演奏で歌う。

膨大なエネルギーと時間と

費用を掛けることにあるが、

それに見合ってお客様が喜んで

くれるとは限らない(涙)

それ以前に会場に足を運んで

もらわなくてはならない。

いくつものハードルがあって

やっとライブなのだけれど、

カバー曲かリジナル曲かは、

歌う方も聞く方も結局は

関係ないのかもしれない。

心から楽しめるかどうか。

頭でそう割り切っているけれど

何かが煮え切らないでいる。

こんな大勢の人の前で歌うとは

思ってもみなかった。

幸せで泣きそうですと語った

自称アマチュアシンガーさんを

羨ましい思いで見ていた。

夢を形にしたのは彼女の熱量。

それが今の私にはないと気づいた。

オープンマイクで歌う為に

名古屋から帰省した女の子も、

緊張感をも楽しみながら

素晴らしいパフォ-マンスをした。

この夏、色々出かけたけれど、

周りと自分の熱量とが

乖離していく感覚をぬぐえない。

この状態が「私の当たり前」に

落ち着くのかもしれないと

ちょっと考えてみた。

で、低めのテンションで帰宅。

母と麻呂が大喜び。

麻呂ははしゃぎ過ぎて

左前足を捻ったみたい。

痛みに震えながら右往左往する

羽目になってしまった。

私が留守がちだからこんなことに

なったんだ。

食べるとか読むとか、

何かハイテンションになれる事を

見つけないと。

それとも自分にもっと集中する

べきかもしれない。

そうしたらまた朗かに歌って、

軽やかに曲作りをできるかも。

 


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