あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

リアルな夢

2023-09-06 | 半径30メートルの事件

都会からUターンして20数年。

めったに夢を見ない。

Uターンする以前の2年間は

あまり楽しくない夢を

良く見ていた。

毎朝、明け方に目覚めて

涙がこぼれ落ちたものだ。

陽が暮れる週末の街も

白々と明けて行く街も

都会に居た頃はどうしようもなく

切なかった。

Uターンしてからは良く眠れる

ようになった。

夢など見る暇なく朝を迎えて

ああ幸せと思ったものだ。

ああ、それなのに最近では

別の要素からか眠れない日が

増えた。

私にとって魔の午前1時から2時。

3日のうち2日はこの時間に

目が覚めてしばらく寝付けない。

日によっては午前3時4時という

こともざらだ。

先日も一旦目が覚めたが

首尾よく寝たようだ。

明け方夢を見た。

ケッコンを考えてお見合いを

した時期がある。

結構な金額だったが入会した。

コンピューターに自分のデータと

希望の項目を入力すれば

紹介してもらえた。

相手に希望する学歴、年齢、

年収や身長(170センチ以上か

169センチ以下しかないけど)

も入力できた。

で、1番目に会った人と夢の中で

再会した。

彼は38歳。

大手航空会社勤務。

実家は高級住宅街で有名な

芦屋(神戸市)。

弟は歯医者さん。

初婚。

ヨーロッパ転勤について行く

のが条件。

あまりに美味し過ぎる条件に

どうしても乗れなかった。

「一目ぼれだったのに」と

言い残してドイツに転勤。

1年後に彼から連絡が来て

会った時には結婚していた。

逃したモノは大きかったかも

しれないがケッコンしていたら

歌う人生には出逢えなかった。

良かったか悪かったか、

今となっては分からないが、

しいて言えば「チャラ」かな~。

どの道、農家の長女。

早晩コンプレックスに苦しむ

羽目なったと思う。

その彼と遊園地でデートした。

ほぼ覚えていないが楽しかった

気がする。

で、「きゃ~~~!!」とか

「ぎゃ~~!!」と叫ぶ男女の

不穏な嬌声が聞こえて来た。

レールの上を疾駆する乗り物、

なんでしたっけ?

何か大変なことが起きている

と思った。

振り向いたら太陽の光が目に

飛び込んで来て逆光で

見えなかったが、

恐ろしく悲惨な光景を見なくて

良かったと思ったら目が覚めた。

リアル過ぎて心臓がバクバク。

ああ、夢で良かったと思った。

で、そういえばあの彼と

夢の中でデートしたんだなと

一息ついて思い出した。

また再会したら面白いな~

と思ったところで気づいた。

彼は現在70歳か71歳。

32歳だった私は60をとっくに

過ぎた。

年月は容赦ないと思いながら、

ひとりで大笑いした。

おしまい。

 

 

 

 


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