心電図２４時間チャレンジ

半年に一度の検診で

心電図が再検査になった。

我が母など８０半ばにして

心臓に関してはすこぶる好調のようで、

「おお～良いですね～」

と褒められる。

「長生きしますよ～！」

先生は笑顔で言って下さるのだが

内心あたしは「びみょうだわ～」

と思ふ。

母の脳内のアレレ～があまり

鋭角にならないことを祈るのみ。

母より私の方が先にアレレ～

になってはならぬ。

根拠はないけれど飲酒は良くなかろう。

やめねばとの決意もむなしく

心電図24時間チャレンジの説明を

看護師さんに受けながら

「あの～飲んでも良いですか」

と聞いたら。

縦軸に時間、横軸に項目がある表に

逐一チュエックを入れねばで、

「飲酒の項目がありますから

大丈夫ですよ～」

とのことだった。

私は微笑んだ。

胸部に何か所か電極が張り付けられて

機器がついた紐をウエストに

つけられた。

昔は豆腐1丁の大きさだったそうだが

今はだいぶ小型化した。

「豆腐4分の１ですね」と答えておく。

この時、超音波で初めて

自分の心臓の音を聞いた。

予想外に大きな音だった。

規則正しく、いじらしく動いている。

この音が止まったら死ぬってこと。

何かに生かされているのに

生きていくことを何モノにも

委ねられない我の強さ。

心臓を私が動かしますっていう

レベルでは生きていられない。

「生かされて」だ。

にいやオリジナル曲のタイトルです。

何故か込み上げた。

このところちょっとだけど

心身が萎えている。

ストレスでしょうネと

言われることが重なった。

方向性はたぶん外れているのだろうが

一生懸命過ぎだし、

（綺麗に表現すると）

頑張り過ぎかもしれないと

自身を振り返る。

夕方から翌日の夕方までの

心電図計測チャレンジは

たまたまイレギュラーだらけの24時間

だった。

プールで泳いでから

心電図を張り付けてもらったので

夜はお風呂も入らずに11時間爆睡し

翌朝、数年ぶりの思いがけない来客で

頭痛がするほど疲労した。

ここでチェックシートに

「来客・頭痛」と書いて、

お昼ご飯も食べずに歌の練習をして

心電図パットを外してもらいに

病院に駆け込んだ。

心電図にこれがどう影響するのか

しないのか・・だが、

心臓にも心にも耳を傾けて

ボチボチゆこうと思う。