あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

沖縄・宮古一人旅(2)

2020-02-09 | 心の栄養

那覇から飛行機で1時間。

宮古島に到着した。

予約していたレンタカー屋さんが

出迎えてくれた。

レンタカーで宿へ。

おしゃれな民宿は海が目の前。

ちょうど海に沈む夕日を

見ることができた。

ノープランの一人旅。

何をして2泊を過ごそうかと

実は思っていた。

宿帳に記入しながら

「思ったより寒いので

海に入れないのは残念だ」と

オーナー夫人に言うと

「入れますよ。

私もさっき入ったところ」と言われた。

シンガー改めチャレンジャーを

自認するにいや。

その場でシュノーケリングの予約をした。

脚が届かない海で泳ぐのは2度目。

数年前に宇和島で体験したことがある。

翌朝、初心者の私にできるだろうかと

一抹の不安を抱えながら

宿から25分先の池間島へ。

男女5人の仲良しさんグループと

一緒だった。

体調万全かを質問用紙に記入する。

「不具合」と言えば

この日はどうしたことか頻尿で

船にトイレがあって本当に良かった。

周りの人は緊張しているからだろう

と思ったはずだが

あの海の美しさには心底感動した。

この世のものか⁈と思うほどで

緊張することも忘れた!

一通り説明を受けてスポットに移動。

水中眼鏡とウエアを着て

足からざぶんと海に入る。

海の中をのぞいてびっくりした。

左手に珊瑚の丘があり

色々な熱帯魚が群れを成している。

別世界だった。

珊瑚の色や形は一つとして

同じものがない。

もっと深く潜って触りたくなる。

魚の色の美しい事!

泳ぎ方のなんと愛らしい事!

妹夫婦はもっと南で体験したそうで、

「生きていてよかった」と思ったそうだが

なるほどだわ~。

海面から時折、

太陽の光が筋になって差し込んでくる。

ゆらゆらと波に任せて踊る魚や

いそぎんちゃく。

海底には珊瑚の丘があり、

不毛の深い谷がある。

泳ぐというより海の中を飛ぶ感覚だった。

海亀をみつけてみんなで

後ろを追いかけた時の楽しかったこと!

亀は驚く様子もなく悠然と

前を飛んでいた。

一度振り向いて「誰?」みたいな顔(笑)

どこまでもついて行きたいと思ったね。

初心者なのでひとりついてくれたが

とても上手だったと

インストラクターに褒められた。

こんな美しい世界に暮らす魚を

食べるっていけないな。

と(一瞬)思ったし、

珊瑚を消滅させているのが

我々人間だということが残念だった。

私にもその責任の一端があるのだ。

海から上がるとさすがに寒い。

船にあがるや自分の体の重さにびっくり。

寒いのでお湯をウエアに注ぎ込んで

しばし温まる。

それでも前日までの寒さとは打って変わって

暖かくて北風がなく波がなかった。

とても良い日に海に入れたと

宿の人も喜んでくれた。

お宿は2泊とも私の貸し切りでした。

小さなライブハウスで

「しまらっきょう」と「海ぶどう」を

つまみながら宮古の民謡を聞いた。

「涙そうそう」を三線の伴奏で歌ったら

プロみたいと褒められた。

おほほ。

 

月を見ながら外のシャワー!

リビングルームとデッキが一体化していて

あけ放っても寒くも暑くもないという

絶好な気候の中、

ゆったりビールを飲んだり

おいしい朝食を食べてリラックスした。

充電というよりもはや放電とは

Mさんのコメント。

宿のオーナー夫妻に

「充電できましたか」と聞かれたので

「もはや放電です」と言って大笑いされた。

名残惜しかった。

あとひと月ゆったりしたい。

が、一人旅の不経済なこと。

万札が瞬く間に何枚も何枚も

飛びましたわ(涙)。

とどめに飛行機の時間まで

空港近くの石庭へ。

そもそも宮古島へ行く気になったのは

Mさんから「石庭」へ行ってみたらと

言われたから。

スピリチャル業界では有名な人が

本に書いていて

Mさんがわざわざ届けて下さった。

石庭は個人宅。

30分前に着いた。

お留守だったし周辺を散歩して気づいた。

一時期、足しげく通った南インドの

バンガロール郊外と良く似ている。

石庭は気持ちの良い場所だった。

 

太古の密林状態の原野から

どの石もたった一人で掘り起こして

積み上げたたそうだ。

仏像のような感じのものがいくつもある。

相当な年月がかかったと思う。

「願いを通す岩」という巨岩に向かって

お願いするのは天変地異のないことや

安穏とした日常ってことくらい。

文句が多いわりにどうやら

私は満ち足りております。

 

宮古島へ行った意義と収穫は

シュノーケリングの感動体験と

宮古がインドと似ていたこと。

インドにわざわざ行かなくても

良いのだわ。

サトウキビ畑は妙にほっとする。

あの風景と海の中を飛びに

また私は行くに違いない。 

  

 

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