MODEL:ROADRUNNER LEATHER
MADE IN TAIWAN
2017最後の投稿は、ROADRUNNER LEATHERのオールソール、ライニング張替え、インソール新規など諸々フルレストアな内容です。
台湾製の極太スウッシュが格好良いですね!
ただソール硬化、ライニング割れ、インソール破損、アッパー汚れなどがあり、ヴィジュアル的に少し残念です。
今回、徹底的に直しますヨ。
先にBEFORE&AFTERの画像から!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/bf/3cc16f7df4a1085adb2ade81656de1b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/50/3145e155537ae4a9f85fbec4e5741494.jpg)
リペアですが、先ずはソールの解体から行います。
サクッとソールを除去したら、次にフットベッドも解体します。そして、その勢いでライニング周りとヒールカウンターも解体!!
ドンガラな状態になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7e/dbd38c498e6f726d367c0edd35e749bc.jpg)
割れたヒールパーツの補修から始めますが、裏の破れた補強布を取り除き、新しい素材を張り付け縫い込み。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/86/511d368845680369cd3bdddcb37e0aae.jpg)
そして新しい合皮を用い、ライニングの張り直しを行います。
解体したフットベッドですが、中底は再利用が出来たので据え置き、トップのインソール材のみ交換。
これでアッパー大まかな補修は完了です。
ソールの作製に移りますが、オリジナルのシルエットを忠実に再現しております。
一番の拘り処が、アウターのヒール部の処理。
厚みと若干硬度があるアウター材をそのまま張りつけると、ミッドのヒールウエッジに使用したブルーのEVA材が柔らかい為、
そのカカトの部分が丸みを帯びた形状になってしまいます。
それを防ぐ為、特に反り返りの激しいアウターのカチ上げ部分を、半分位の厚みに削り込みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/82/1c0d2df93d808370510075e471230df0.jpg)
これにより、荷重が掛かる部位の剥がれ防止と、ヴィジュアル的にも既成品のような感じに仕上がりました!!
最後に、シュータンのステッチ解れ、アッパーレザーの汚れを落としリペア完了となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/55/f272362d3dedf2d7119b06661b2a0f47.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3a/83703a20ed15860f8c2c9ad72dec44cd.jpg)
本年も、沢山のご依頼ありがとうございました!
本年を振り返ると、当店も日々技術のアップデートに取り組んでおりますが、こだわればこだわるほどリペアに要する日数が増え、
結果的にお預かりする期間の長期化、そしてお客様にご負担頂く金額の増加に繋がってしまっております。
これも悩みどころではありますが、何卒ご理解頂けますと幸いです。
来年も何卒宜しくお願い致します。
LIME 齋藤
MADE IN TAIWAN
2017最後の投稿は、ROADRUNNER LEATHERのオールソール、ライニング張替え、インソール新規など諸々フルレストアな内容です。
台湾製の極太スウッシュが格好良いですね!
ただソール硬化、ライニング割れ、インソール破損、アッパー汚れなどがあり、ヴィジュアル的に少し残念です。
今回、徹底的に直しますヨ。
先にBEFORE&AFTERの画像から!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/bf/3cc16f7df4a1085adb2ade81656de1b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/50/3145e155537ae4a9f85fbec4e5741494.jpg)
リペアですが、先ずはソールの解体から行います。
サクッとソールを除去したら、次にフットベッドも解体します。そして、その勢いでライニング周りとヒールカウンターも解体!!
ドンガラな状態になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/7e/dbd38c498e6f726d367c0edd35e749bc.jpg)
割れたヒールパーツの補修から始めますが、裏の破れた補強布を取り除き、新しい素材を張り付け縫い込み。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/86/511d368845680369cd3bdddcb37e0aae.jpg)
そして新しい合皮を用い、ライニングの張り直しを行います。
解体したフットベッドですが、中底は再利用が出来たので据え置き、トップのインソール材のみ交換。
これでアッパー大まかな補修は完了です。
ソールの作製に移りますが、オリジナルのシルエットを忠実に再現しております。
一番の拘り処が、アウターのヒール部の処理。
厚みと若干硬度があるアウター材をそのまま張りつけると、ミッドのヒールウエッジに使用したブルーのEVA材が柔らかい為、
そのカカトの部分が丸みを帯びた形状になってしまいます。
それを防ぐ為、特に反り返りの激しいアウターのカチ上げ部分を、半分位の厚みに削り込みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/82/1c0d2df93d808370510075e471230df0.jpg)
これにより、荷重が掛かる部位の剥がれ防止と、ヴィジュアル的にも既成品のような感じに仕上がりました!!
最後に、シュータンのステッチ解れ、アッパーレザーの汚れを落としリペア完了となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/55/f272362d3dedf2d7119b06661b2a0f47.jpg)
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本年も、沢山のご依頼ありがとうございました!
本年を振り返ると、当店も日々技術のアップデートに取り組んでおりますが、こだわればこだわるほどリペアに要する日数が増え、
結果的にお預かりする期間の長期化、そしてお客様にご負担頂く金額の増加に繋がってしまっております。
これも悩みどころではありますが、何卒ご理解頂けますと幸いです。
来年も何卒宜しくお願い致します。
LIME 齋藤