大神先生は鼻がキく 登場人物紹介

先日単行本が発売された、「大神先生は鼻がキく」の登場人物紹介。
1巻分なのでたいした文章量にはならないかと思ったが、予想以上のボリュームになった。

《教職員》

○大神磬子
私立神ヶ谷学園高等部に勤務する養護教諭。
超人的な嗅覚を持ち、遥か彼方のにおいを感じ取るだけでなく、他人の感情をもにおいとして感知することができる。
両親は幼い頃から不仲で現在は離婚しており、「親の気持ちを理解できるようになりたい」と考えていたことが
今の能力につながったのではと本人は推測している。
最終話までは一部の人間を除いて嗅覚のことを秘密にしていたため、
においに対するリアクションを「奇行」として周囲に認識されることも多かった。


○有村
常に半開きの目が特徴の用務員。
大神が嗅覚で気づいた設備の破損や老朽化などの報告をたびたび受けており、親しい関係となっている。
少なからず大神のことを異性として意識しているが、まったく気づかれていない。


○蜂谷月子
ナイスバディーでセクシーなスクールカウンセラー。
1日に20人以上の生徒が相談に訪れるなど、高い人気を誇る。
強烈なフェロモンを放出しており、大神がそれをまともに吸うと顔面崩壊を起こすほど悶絶してしまう。
大神が校内で最も親しくしている人間であり、彼女の秘密も知っている。


○及川
事務員。
強めの香水をつけている、おしゃれ女子。
若先生にアプローチをかけている。


《生徒》

○柴健太郎
1年5組の男子保健委員。
母親が生け花をやっているため花に詳しく、家事も一通りこなすお嫁さん系男子。
大神が眼鏡を外したところを偶然目撃して彼女に惚れてしまい、
それ以降無理に当番を代わってもらうなどして毎日のように保健室を訪れている。
彼の恋心も大神にはにおいとして感知できるのだが、自分に対する好意だということは理解しておらず
単に「すごくいいにおい」とだけ認識している。


○阿武隈ゆり
1年5組の女子保健委員。
中学時代に空手で県大会準優勝を果たした強者であり、高校では空手部がないため陸上部に所属している。
かつて先輩が自分の空手着のにおいを嗅いでいる現場を目撃したことから体臭を必要以上に気にするようになり、
においを嗅がれることを恐れ他人が近づくのを拒否するようになっていた。
しかし、それに気づいた大神のケアにより大幅に症状が改善されている。
身体能力は高いが手先が不器用だったり発想が突飛だったりすることから、
大神からは「残念な女子」と認識されている。


○魚住ひろの
柴、阿武隈のクラスメイト。
寝不足による体調不良で保健室に運ばれた際、重度の鼻づまりをわずらっていることが判明。
大神と阿武隈の説得で適切な治療を受け、完治する。
その後は、時と場所を選ばずに寝てしまう居眠りキャラに。
また上記の一件から、阿武隈とは親友同士になっている。


○？？
よく仮病を使って保健室に眠りに来る女子生徒。
大神は嗅覚により仮病であることには気づいているが、あえて見逃している。
名前は作中に出てこず、単行本の登場人物紹介では「？？」と記述されている。
大神を毎回騙していることには罪悪感を抱いているが、
一方で寝たふりからの意図的な寝言で大神の好感度を上げるしたたかな面も。


《その他》

○犬山先生
大神が学生時代に世話になった養護教諭。
能力のコントロールができずに苦しんでいた彼女を適切に指導し、制御を可能にした。
現在も連絡を取り合っており、大神から先輩としてアドバイスを求められることもある。
顔ははっきりと描かれておらず、長髪の女性であることしかわからない。


○若先生
神ヶ谷学園の学校医で、幅広い層の女性からモテモテの美男子。
しかし、大神にはまったくその魅力が伝わらない。
彼女曰く、「いい人だけどそれ以上にアレな人」。
蜂谷の実弟でもある。