カトログ !! ~ カトレヤ交配種のブログ (Hybrid Cattleya's Database) ~

洋蘭の女王カトレアのデータベース(主に大輪系交配種)&育種交配・実生の魅力をご紹介

サンセットさんの「沖縄カトレヤ紀行」

2017年01月10日 00時00分00秒 | ■特集
文:サンセットさん

 2016年の12月末、沖縄のカトレヤ仲間を訪ねました。2013年の沖縄でのAPOC以来3年ぶりでした。実生カトレヤの集まる中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展を見学することも楽しみでした。
 蘭展は園芸店の一角で開催され、自然光の下、花色も美しく香りも楽しめました。沖縄では無加温で栽培できます。「蘭小屋」と呼ぶ防風ネットで囲ったスペースで栽培しています。鉢は吊るしてつくるのが一般的なようです。気温は朝18度、昼26度で快晴、吹く風も心地よかったです。
 夜は近くのバイキングの店で沖縄料理をいただきつつ閉店までカトレヤ談義でした。見たことのない花に出会い、大いに新花作出意欲を湧き起こしてくれる旅行でした。




於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(1)


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(2)


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(3)


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(4)


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(5)/栽培・出展:花城可保さん
■Rlc. Number One‘Flower Castle’
リンコレリオカトレヤ ナンバー・ワン‘フラワー・キャッスル’


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(6)/栽培・出展:長浜真俊さん
■Rlc. Hsinying Elegance‘MN-2’
リンコレリオカトレヤ シンイン・エレガンス‘MN-2’


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(7)/栽培・出展:花城可保さん
■Rlc. Nakagami Dream‘Akiko’
リンコレリオカトレヤ ナカガミ・ドリーム‘アキコ’


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(8)/栽培・出展:長浜真俊さん
■Rlc. Nakagami Gold‘No. 1’
リンコレリオカトレヤ ナカガミ・ゴールド‘No. 1’


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(9)/栽培・出展:長浜真俊さん
■Rlc. Nakagami Gold‘No. 1’
リンコレリオカトレヤ ナカガミ・ゴールド‘No. 1’


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(10)/栽培・出展:花城可保さん
■Rlc. (C. Princess Bells‘Hozu’x Donna Kimura‘Robinson Heights’)実生選抜個体
リンコレリオカトレヤ(プリンセス・ベルズ‘ホズ’× ドナ・キムラ‘ロビンソン・ハイツ’)実生選抜個体


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(11)/栽培・出展:長浜真俊さん
■Rlc. (Shinfong Lucky x Chunyeah)実生選抜個体
リンコレリオカトレヤ(シンフォン・ラッキー × チュンヤー)実生選抜個体


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(12)/栽培・出展:長浜真俊さん
■C. (Stephen Oliver Fouraker x Wedding March)‘ST315’
カトレヤ(ステファン・オリバー・フォーレイカー × ウェデイング・マーチ)‘ST315’


於:中頭(なかがみ)ラン同好会蘭展(13)/栽培・出展:長浜真俊さん
■Rlc. (Triumphal Coronation‘Maruga’x (C. Frank Lloyd Wright‘Junko’x Nakagami Dream‘No. 1’))実生選抜個体1
リンコレリオカトレヤ(トライアンファル・コロネイション‘マルガ’×(カトレヤ フランク・ロイド・ライト‘ジュンコ’× ナカガミ・ドリーム‘No. 1’))実生選抜個体1






於:長浜真俊さん温室(1)


於:長浜真俊さん温室(2)


於:長浜真俊さん温室(3)


於:長浜真俊さん温室(4)
■Rlc. (Triumphal Coronation‘Maruga’x (C. Frank Lloyd Wright‘Junko’x Nakagami Dream‘No. 1’))実生選抜個体2
リンコレリオカトレヤ(トライアンファル・コロネイション‘マルガ’×(カトレヤ フランク・ロイド・ライト‘ジュンコ’× ナカガミ・ドリーム‘No. 1’))実生選抜個体2


於:長浜真俊さん温室(5)


於:長浜真俊さん温室(6)
「バニラ」の栽培温室です。


於:長浜真俊さん温室(7)



於:花城可保さん温室(1)


於:花城可保さん温室(2)
■Rlc. (Success Dream‘12-4’x Elegant Dancer)実生選抜個体
リンコレリオカトレヤ(サクセス・ドリーム‘12-4’× エレガント・ダンサー)実生選抜個体










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「育種家サンセットさんの温室見学ツアー(高松詣で)2016冬」画像レポート(2016年12月)【大輪系カトレヤ交配種編 2-2】

2017年01月06日 00時00分00秒 | ■特集

於:四国巡礼さん温室 1


於:四国巡礼さん温室 2


於:四国巡礼さん温室 3


於:四国巡礼さん温室 4


於:四国巡礼さん温室 5


於:四国巡礼さん温室 6


於:四国巡礼さん温室 7


於:四国巡礼さん温室 8


於:四国巡礼さん温室 9


於:四国巡礼さん温室 10


於:四国巡礼さん温室 11


於:四国巡礼さん温室 12


於:四国巡礼さん温室 13


於:四国巡礼さん温室 14


於:四国巡礼さん温室 15


於:四国巡礼さん温室 16


於:四国巡礼さん温室 17


於:四国巡礼さん温室 18


於:四国巡礼さん温室 19


於:四国巡礼さん温室 20


於:四国巡礼さん温室 21


於:四国巡礼さん温室 22


於:四国巡礼さん温室 23


於:四国巡礼さん温室 24


於:四国巡礼さん温室 25


於:四国巡礼さん温室 26


於:四国巡礼さん温室 27


於:四国巡礼さん温室 28


於:四国巡礼さん温室 29


於:四国巡礼さん温室 30


於:四国巡礼さん温室 31


於:四国巡礼さん温室 32


於:四国巡礼さん温室 33


於:四国巡礼さん温室 34


於:四国巡礼さん温室 35


於:四国巡礼さん温室 36


於:四国巡礼さん温室 37


於:四国巡礼さん温室 38


於:四国巡礼さん温室 39


於:四国巡礼さん温室 40


於:四国巡礼さん温室 41



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※また個々の花については後日、記事にさせていただきます。


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「育種家サンセットさんの温室見学ツアー(高松詣で)2016冬」画像レポート(2016年12月)【大輪系カトレヤ交配種編 2-1】

2017年01月05日 00時00分00秒 | ■特集

於:サンセットさん温室 1


於:サンセットさん温室 2


於:サンセットさん温室 3


於:サンセットさん温室 4


於:サンセットさん温室 5


於:サンセットさん温室 6


於:サンセットさん温室 7


於:サンセットさん温室 8


於:サンセットさん温室 9


於:サンセットさん温室 10


於:サンセットさん温室 11


於:サンセットさん温室 12


於:サンセットさん温室 13


於:サンセットさん温室 14


於:サンセットさん温室 15



於:Iさん温室 1


於:Iさん温室 2



飯野山


讃岐サンセット1


讃岐サンセット2



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※また個々の花については後日、記事にさせていただきます。


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「育種家サンセットさんの温室見学ツアー(高松詣で)2016冬」画像レポート(2016年12月)【うどん三昧編】

2017年01月04日 00時00分00秒 | ■特集
 「お酒」というものが、憂さ晴らしにどれほど効くものか、下戸の私には知る術が無いのですが、ここ十数年、ほぼ年3回続けているこの「高松詣で」がそれに代わるものであることには間違いないと思っています。
 そして今回、いつもの温室巡りに「うどん三昧」をプラスしたことにより、心身共に、さらにリフレッシュ出来たツアーとなりました!
 それでは、「うどん三昧編」と「大輪系カトレヤ交配種三昧編」の数回に分けて、その様子を画像メインでご紹介させていただきます!




於:神戸のジャンボフェリー乗り場前


於:神戸三宮フェリーターミナル
深夜0時45分に高松東港に向け出航します。


於:JR高松駅前広場
早朝5時過ぎに、フェリーは高松東港に着岸し、そこから送迎バスでJR高松駅前へ。


ことでん高松築港前駅
6時の始発に乗ります。


ことでんの長尾線の車両


ことでんの琴平線の車両


仏生山(ぶっしょうざん)駅


於:中西うどん
朝食は早朝から開店している「中西うどん」さんにて。県外ナンバーの車、数台が開店待ち中。
※「中西うどん」さんについては、下記アドレスをクリック!
http://www.nakanishiudon.com/


於:中西うどん
店内、開店直後の様子。


於:中西うどん
おでんコーナー!


於:中西うどん
ここで麺を温めて、画像左奥の蛇口でお出汁を注ぎます。


於:中西うどん
有名人との記念撮影の写真。


於:中西うどん
有名人のサイン色紙。


於:中西うどん
まずは大好物の「きつねうどん」!。程よい味付けの特大特厚のお揚げは超美味!麺は大好きな、しっかりコシのある太麺!お出汁も飲み干しました!



於:さぬき麺市場(高松中央インター林店)
昼食は「さぬき麺市場」さんに連れていっていただきました。
※「さぬき麺市場」については、下記アドレスをクリック!
http://www.sanuki-menichiba.jp/


於:さぬき麺市場(高松中央インター林店)


於:さぬき麺市場(高松中央インター林店)
「さぬき麺市場」さんは、こだわり卵の「釜玉」でも有名だそうで、私は新商品の「辛子明太子釜玉」を堪能させていただきました!こちらも、麺は私の大好きな、しっかりコシのある太麺で超美味でした!


於:さぬき麺市場(高松中央インター林店)
しっぽくうどん



於:もり家(もりや)
夕食は「もり家」さんに連れていっていただきました。
※「もり家(もりや)」については、下記アドレスをクリック!
http://www.mori-ya.jp/


於:もり家(もりや)
私は、こちらの看板メニューの「かき揚げおろしうどん(熱)」をいただきました!まずは超巨大かき揚げにビックリ!コクと旨味の凝縮されたお出汁は、塩分控えめで、あっという間に完食!ちなみに、こちらも、麺は私の大好きな、しっかりコシのある太麺でした!


於:もり家(もりや)
なべ焼きうどん


ということで、カトレヤの「カ」の字も無いレポートになってしまいましたが(次の更新【大輪系カトレヤ交配種三昧編】に乞うご期待!)、しかし、私がもう10年以上も高松詣でを続けている大きなモチベーションの一つとして、この「うどん」の存在も、ひじょーーーに、大きいと思います!



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追憶「神戸蘭展'95」「神戸蘭展'97」チラシ画像集

2016年09月22日 13時30分00秒 | ■特集
 先日、長男から連絡があり、「さゆ(孫)に、お泊りの経験をさせたいので、1泊で帰宅したい」とのこと。
 そのため、慌てて部屋の片付けなどをしていましたところ、カトレヤに関する懐かしい資料等が色々とでてきまして、その中から今回は過去の「神戸蘭展'95」「神戸蘭展'97」のチラシをご紹介したいと思います。


◎「神戸蘭展'95」チラシ(オモテ面)


◎「神戸蘭展'95」チラシ(ウラ面)

<1995年の出来事(個人的ピックアップ)>

1月17日 阪神淡路大震災

3月20日 地下鉄サリン事件

5月8日 テレサ・テンさん死去

8月15日 第二次世界大戦終戦50年

11月23日 Windows 95日本語版発売

 1995年の出来事と言えば、神戸に住まう私にとっては、まずは「阪神淡路大震災」。色んな意味で価値観が変わった出来事でした。もちろん、この年の神戸らん展は幻に終わっています。もし、開催されていれば、私と Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’との出会いは、この時だったかもしれません。
 そして Windows 95 の登場が社会に与えた影響の大きさも凄まじいものでした。また、テレサ・テンさんは個人的に好きな歌手で、特にヒット曲「つぐない」「時の流れに身をまかせ」は、今でも時折、聴いています。ちなみに、家庭内の事情で恐縮ですが、食欲と睡眠欲に身をまかせ、ポッチャリを超えつつある妻にも、つぐないの気持ちを持ってもらいたいと思っている今日この頃です(お互い様ですが(苦笑))




◎「神戸蘭展'97」チラシ(オモテ面)


◎「神戸蘭展'97」チラシ(ウラ面)

<1997年の出来事(個人的ピックアップ)>

2月19日 神戸連続児童殺傷事件(通称・酒鬼薔薇事件)発生

3月1日 大阪ドーム(現・京セラドーム大阪)完成

7月12日 映画「もののけ姫」(宮崎駿監督)劇場公開

 1997年の出来事と言えば、神戸に住まう私にとっては、やはり「神戸連続児童殺傷事件(通称・酒鬼薔薇事件)」。考えさせられることの多すぎる事件でした。そして「もののけ姫」のキャッチコピー「生きろ!」には、生きとし生けるもの全ての遺伝子に刻まれているはずの、こんなメッセージさえ見失わせる当時の社会の恐ろしい一面を痛感し、その警鐘を聞かされたように思います。

 1994年の秋に羅病した「大輪系カトレヤ交配種熱中症」。その直後に起こった未曾有の大震災、そして、過去に類を見ない凄惨かつ異常な事件。そういったことに対する悼みや弔いの念が、私がカトレヤを創り、この花の素晴らしさを一人でも多くの方に、お伝えしたいと思う情熱を織り成す糸の一本になっていることに感じ入る、今日この頃です。




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「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-4) ~五島園芸さん守山農場編 ~

2016年08月21日 00時00分00秒 | ■特集
 思えば、「はるばる滋賀まで来たにも関わらず、まだ一目たりとも、かの有名な近畿の水瓶「琵琶湖」を拝んでない。彦根城を見られなかったことは百歩譲ってよしとしても、滋賀に来て、琵琶湖が見られないなんて、餃子の王将に入って餃子が品切れだったくらいショッキングな出来事では!?」と、そんなことが、ふと、頭をよぎりながらも、少し陽が傾きかけた滋賀の町をワゴンRは、野洲(やす)市から守山市へと進むのでありました。



五島園芸さん守山農場外観1
 後部座席のサンセットさんと、今回初参加のNさんの会話に聞き入り過ぎたためか、時折、カーナビのガイドを聞き逃しながら滋賀路にワゴンRを駆る私。この小旅行における最大の貢献者と言っても過言ではないカーナビさんに対して、自分の能力の無さを棚に上げ、心の中で“方向音痴のカーナビ”との汚名を着せつつ・・・(苦笑)と、目の前の交差点の角に「五島園芸」と表記のある建物が見えているのにも関わらず、「この信号を右折です」とカーナビさん。「五島園芸」の文字を横目に見つつも、ナビの呪縛か?条件反射のようにハンドルを左に切る私。そして、Uターン。と、なんとも鈍臭い(汗)。すると視界に現れた巨大で力強い筆文字の「五島園芸農場」の看板。五島園芸さん守山農場の横は、大型バスが余裕で数台停められる程の大きな砂利の駐車場になっていました。


五島園芸さん守山農場外観2
 温室への入り口を、子どもが、まるでテーマパークの入り口をくぐる時の様な、ワクワク感いっぱいでくぐりました。
 入ってすぐの温室は展示会等のイベント用に最適な広いスペースが確保されており、そこには、ホームセンター等では購入出来ない、洋蘭専用の資材等が陳列されていました。



於:五島園芸さん守山農場1
 まずは、この子たちがお出迎え。到着予定時刻をオーバーしてすでに5時を少し回ってしまっていましたので、陽も傾き、この画像では何やら寂しげな趣を醸し出しているかもしれませんが、私の中のカトレヤセンサーは、運命の花との出会いや、往年の銘花との再会を求めて感度MAXに。さらには、画像右上に吊られている食虫植物「ネペンテス」も認識しつつ、栽培温室へ歩を進めるのでありました。


於:五島園芸さん守山農場2
◎「さすがプロ」
 正直なところ、「五島園芸さんと言えば、リカステ」と、多くの方と同様に認識していた私にとって、そこには想定外の光景が広がっていました。と、言いますのが、失礼ながら意外とカトレヤの交配種が多い!「この時期、リカステは殆ど、山上げしていますので」と、穏やかにおっしゃった園主。
 それにしても、これまでに愛好会などで見たリカステの葉は、半分に切ってあったり、紐で束ねてあったり、ほぼ葉全体に黒い小さな斑点が出ていたりで、あまり良い印象を持っていなかったのですが、山上げせずにそこに残されていたリカステ(画像右半分)の葉は、まるで葉物野菜のように美しく、殆ど熱狂的な大輪系カトレヤ交配種愛好家の私をすら魅惑する程でありました。“さすがプロ”の一言に尽きます。
◎カトレヤ交配種コーナー
 続いてカトレヤ交配種のコーナー(画像左半分)を拝見。まずは、五島さんの選抜入賞個体として、私の中で、その花の立派さで最も強い記憶を有する花として、Rlc. California Girl‘Sweet Angel’PC/JOS がありますが、そのほぼ開花サイズの株を確認。その他にも、Rlc. Ports of Paradise‘Emerald Isle’FCC/AOS、Rlc. George King‘Serendipity’AM, CCM/AOS、C. George Hausermann‘Carl’HCC/AOS など、各花色の有名優秀花をバランスよく取り揃えておられるのが特徴かと思いました。また、殆ど全ての株に値札が付けられているのも、見る者にとっては、有り難いサービスの一つと思えました。
◎C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
 発見しました! C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS の良株!プラ鉢にバーク植えのその株は、よく太ったバルブが10バルブ程も並んだ立派な株でした。それにしても、この花の真っ赤な花色の美しさは、カトレヤの交配種の中では、赤花の銘花 Rlc. Owen Holmes‘Mendenhall’AM/AOS, SM/JOGA をも凌ぐ程で、この C. Vallezac‘Billy Miles’の真っ赤な花色をどうにか継承した大輪の赤花を着ける品種を創出できないものかと、私も幾度か夢想を膨らませたものですが、なにしろ栽培難易度が高く、多くは根が傷み、次第に株が痩せて、サヨウナラ…。のパターンを繰り返してきました。時折、販売されている良株を見ますと、殆どの株がプラ鉢にバーク植えの為、おそらく、夏場は山上げをしている特定の生産者の方がつくられているのではと推察しています。
 そして、園主とハワイの蘭園や世界蘭会議などの昔話に花を咲かせていたサンセットさんに、この良株の C. Vallezac‘Billy Miles’の存在を半ば押し売り的にお知らせしてしまいました(苦笑)
 その後、イベントスペースのあった温室のテーブルで少し休憩させていただき、私は到着した時に目をつけていた食虫植物のネペンテス ミランダを入手して、五島園芸さん守山農場を後にしました。


●Rlc. California Girl‘Sweet Angel’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Ports of Paradise についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. George King‘Serendipity’についての記事は、こちらをクリック!

●C. George Hausermann‘Carl’についての記事は、こちらをクリック!

●C. Vallezac‘Billy Miles’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Owen Holmes‘Mendenhall’についての記事は、こちらをクリック!



 五島園芸さん守山農場で入手した食虫植物のネペンテス ミランダ。「なぜ?大輪系カトレヤ交配種ではないの?」と思われる方もおられるかとは思いますが、スミマセン!(苦笑)じつは、この前週に近所のホームセンターで、これよりも随分小さな袋(捕虫葉)しかないネペンテスを今回入手した倍のお値段で見てしまっていました為、つい、欲が出てしまいました。一見、グロテスクに思われるかもしれませんが、個人的には食虫植物も、その存在の意味や進化の歴史に思いを馳せると、神秘的な“神の造形”の逸品として効しがたい魅惑の植物の一つだと思っています。


◎五島園芸京都本社
〒606-8037
京都市左京区修学院大道町1
電話番号 075-781-5751
ファックス 075-711-9502
営業時間 午前9時30分~午後5時
定休日 木曜日※夏季休業日:京都本社は8月15日~25日の期間は休業。


◎五島園芸守山農場
〒524-0061
滋賀県守山市赤野井町682-1
電話番号&ファックス 077-585-2491
営業時間 午前9時30分~午後5時
定休日 水曜・木曜日※夏季農場営業日:7月1日~9月15日の期間は日曜日のみ営業。


http://orchid.la.coocan.jp/index.htm





 画像は帰路の草津パーキングエリアで食した「近江牛ミンチカツ定食」。往路の多賀サービスエリアで撮影し忘れた「ちゃんぽん亭総本家」さんの「近江ちゃんぽん」での失態を胸に撮影した1枚であります。ちなみに、濃厚なのに辛くないデミソースがミンチカツに抜群に合っていて、とっても美味でした!また、ご飯も美味しくて!やはり、近江米だったのでしょうか?


<「滋賀の蘭園巡り2016夏」の反省&総括>

<反省1:やはり時間が足りなかった?>
 午前10時くらいに滋賀入りしていれば、もう少し、ゆっくりできたかと。もしくは、訪問する蘭園さんを2つくらいに絞った方が良かったか?など。ただし、今回、訪問させていただいた蘭園さんは、どちらも特色があって、正直なところ、絞るのは難しいです(汗)

<反省2:写真の撮影枚数が少なかった。>
 タイムスケジュールを意識しすぎていたこともあり、自分が見る探す方に集中してしまい、後日、このカトログにアップする記事の為の取材が疎かになってしまった(汗)

<反省3:琵琶湖を見られなかった。>
 滋賀に来て琵琶湖を見ずに帰るなどとは、京都に観光で行って、金閣寺や清水寺を見ずに帰ってくるようなものでは(汗)

<総括>
 結局、時間が足りなかったなと(苦笑)でも、今回の反省を次回のよりよい蘭園巡りの為の教訓として活かしたいと思います。次回以降は年1回くらいのペースで時期を変えて実施したいと思っていますので、その時は、あなたも是非、ご参加を。
 それでは、最後に今回、猛暑の中、ご対応くださった蘭園の皆様に改めまして、感謝御礼申し上げます。ありがとうございました!


●「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-1) ~ 飛喜多洋蘭園さん編 ~の記事は、こちらをクリック!

●「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-2) ~ 久栄ナーセリーさん編 ~の記事は、こちらをクリック!

●「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-3) ~ らんの家TSUTSUMIさん編 ~の記事は、こちらをクリック!


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「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-3) ~ らんの家TSUTSUMIさん編 ~

2016年08月15日 12時00分00秒 | ■特集

らんの家TSUTSUMIさん温室外観
 久栄ナーセリーさんのある彦根市から、真夏の田園風景の中を十数キロ、時間にして約40分程、のんびりと、ワゴンRを走らせて野洲(やす)市にある「らんの家TSUTSUMI(つつみ)さん」に到着。愛好会などでのバスでの訪問にも充分に対応できる広い駐車スペースが確保されているのが特長の一つだと思いました。


らんの家TSUTSUMIさん温室内部1
 温室に入らせていただくと、まず目に入ったのが、花が終わった C. purpurata の立派な株たち。お好きな方なら、その時期に来れば相当楽しめたことでしょう。


らんの家TSUTSUMIさん温室内部2
 そして、歩みを進めると販売用に区分し陳列された棚のコーナーに。さすがにこの時期、花付き株は少ないのですが、同じ花ごとに数株程度に集めて並べられたところの多くに、その花(開花例)のパウチ加工された写真の札が立てられている気遣いは嬉しいものです。
 この時、気になった花としましては、Rlc. Iroquois Trail‘Midfarm’FCC/AOS, PC/JOS、Rlc. Karbela Beauty‘Song of Canary’BM/JOGA がありました。Rlc. Iroquois Trail‘Midfarm’FCC/AOS に関しましては、私はかつて大阪の和泉市にあった藤井洋ラン園さんで、小苗を3度入手し、3度共、栽培設備の不備と栽培技術力不足で枯らしてしまった苦い経験があるのですが、今回、らんの家TSUTSUMIさんで見た株は、開花サイズの立派な株でしたので、もう少しで喉から手が出るところでした(苦笑)。また、Rlc. Karbela Beauty‘Song of Canary’BM/JOGA は、極整型の花型、鮮明な花色、普通に1花茎3輪着く性質等が交配親として魅力的だと以前から、目をつけていた花でした。


●Rlc. Iroquois Trail‘Midfarm’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Karbela Beauty‘Song of Canary’についての記事は、こちらをクリック!



らんの家TSUTSUMIさん温室内部3
 こちらのコーナーには私が勝手に“台湾系”と呼んでいる花の株たちが置かれていました。大型蘭展の際に台湾の蘭園さんが持ってきていたような有名優秀花や最新の花が、しっかり根付いて順調に生育している状態で入手できるのは有り難いと思います。
 ちなみに、画像の左端の写真の花は、Rth. Chialin Black Flower‘Black King Kong’で、2015年の暮れに、この花の現物をサンセットさんの温室で見せていただいたのですが、赤花の最高峰 Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’SM/JGP'96-JOGA を凌ぐのではないかと思われる程の、濃色、整型、大輪花で驚いた記憶が今も鮮明に残っています。また、画像中央のやや右にある写真の花は、Rlc. Kuwale Gem‘Bai Jian Ying’で、この花は「おかやま蘭の祭典2009」で現物を見て、C. Longriver Compton‘Golden Star’FCC/AOS をさらに整型にゴージャスにしたような、その花容に濃色系花ファンながら、しばし見とれてしまった覚えのある花です。そして、Rlc. Kuwale Gem‘Bai Jian Ying’の右上にある写真の花は、Rlc. Taiwan Emperor‘ORCHIS’という私は初めて見る花で、交配は、Rlc. Shinfong Emperor x C. Tainan City (16/05/2013) で、交配・登録は個体名の通り、台湾のオーチス農業開発さんです。ちなみに、Rlc. Shinfong Emperor の交配は、Rlc. Chia Lin x C. Tainan City (06/04/2001) の為、戻し交配による突然変異的に良花が出たパターンかもしれません。写真を見る限りでは、円い極整型の花型に大振りのフリルがひと際ゴージャスな印象を醸し出し、リップの大きく鮮明な黄目が絶妙なアクセントになっている極美花だと思います。じつは、この花にも喉から手が出かけたのですが、我が家のベランダ農園の現状を鑑み、今回は、断念しました(泣)


●Rth. Chialin Black Flower‘Black King Kong’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Kuwale Gem‘Bai Jian Ying’についての記事は、こちらをクリック!

●C. Longriver Compton‘Golden Star’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Shinfong Emperor についての記事は、こちらをクリック!



らんの家TSUTSUMIさん温室内部4
 カトレヤ以外の蘭が多いのも特長のようで、その点でも愛好会などでの訪問には最適だと思えました。


 実生苗・株もあり、オリジナル交配・登録品種もありました。画像は今回、気になった交配です。こちらは、らんの家TSUTSUMIさんによる交配登録品種 Rlc. Pastel Love で、交配は、Rlc. Apricot Flare x Rlc. Warm Color (14/12/2009) で、個人的には左の個体‘George King Ⅱ’が好みでした。
 ちなみに、Rlc. Pastel Love の親の Rlc. Apricot Flare は、Rlc. Spanish Eyes や、Rlc. Shinfong Luohyang 等の優秀な大輪の黄花の親として実績を有している品種で、Rlc. Warm Color は、現状の最優秀個体‘Big Foot’SM/JOGA, AM/NOS を代表とする国産実生の雄といった感のある巨大輪系の優秀品種です。


●Rlc. Warm Color‘Big Foot’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Spanish Eyes についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Shinfong Luohyang についての記事は、こちらをクリック!



らんの家TSUTSUMIさん売店(半分)
 普段、大阪の中心部で背広を着てウロウロしているような身の上からすれば、小さな谷間に在って、おそらく琵琶湖からの風も吹くであろうこちらの温室の中ですら快適に感じられそうなものなのですが、売店はクーラーが効いていて、さらに快適でした。その売店の中には画像に写っている贈答用の花や色んな蘭の花付き株、そして意外なところでは、葡萄なども販売されていて、私は葡萄が大好きな孫の土産に2種類の葡萄を持ち帰りました。翌日、家族で食卓を囲んで食したよく冷えた葡萄は種無しで食べ易く、甘くて大変美味でした。
 と、じつは、今回、メイン温室以外の温室や資材系のものを全く見られておらず、またの機会には、そちらもじっくりと拝見したいと思います。



らんの家TSUTSUMI
〒520-2331
滋賀県野洲市小篠原1-7
TEL 077-586-2660
FAX 077-588-3106
定休日 火曜日 ※夏季は土日のみ営業(営業時間 10時~18時)


http://rannoie.com/




※各画像に関するご質問等はメールにてお願いいたします。

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「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-2) ~ 久栄ナーセリーさん編 ~

2016年08月13日 14時30分00秒 | ■特集

久栄ナーセリーさん温室内部1
 ほぼ予定時刻通りに飛喜多洋蘭園さんを出発し、田畑の多いのどかな風景を少し走って到着した久栄(きゅうえい)ナーセリーさん。
 温室に入ると花の少ない夏季にも関わらず、予想以上の多くの花のお出迎えに感激しました。
 ショールーム化された温室は、十数年前に神戸蘭友会のバスツアーで訪れた時と変わらず、ゆったりと見やすく、画像の手前に主に花付き株、後方に主に開花サイズの株が置かれていました。



久栄ナーセリーさん温室内部2
 この画像に写っている花は、C. Melody Fair‘Summer King’と、C. Melody Fair‘Ohyama’です。素焼き鉢にミズゴケ植えと、プラ鉢にバーク植えの株があり、後者の株の方がバルブが大きく、着花輪数が多く花も立派だったように思います。しかし、この猛暑の下、これほど多くのカトレヤの大輪花達を拝めただけで、今回の蘭園巡りは、もう充分に価値があったとも思えました。


久栄ナーセリーさん温室内部3
 画像左側の花は、もう十年近くぶりに再会の C. Bangkok Bazaar‘Eastern Island’でした。私の交配登録品種 Rlc. Shining Phoenix(Rlc. Chia Lin‘Pau Ching Tien(包青天)’FCC/OSROC, AM/AOS x C. Bangkok Bazaar‘Eastern Island’)にも使った思い入れのある花です。そして画像中央の覆輪系のセミイエロー系花は、この画像には写っていない Rlc. Eve Marie Barnett‘Magnificent Watermelon Gold’FCC/AOS と共に効し難い魅惑の美花でした。

●C. Bangkok Bazaar‘Eastern Island’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Shining Phoenix についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Eve Marie Barnett‘Magnificent Watermelon Gold’についての記事は、こちらをクリック!



久栄ナーセリーさん温室内部4
 主に花の無い開花サイズの株が置かれているコーナー。同じ品種の同個体がだいたい一箇所に数株から十数株程度で纏められてあり、購入の際には株を見比べ易く配慮されていました。そして、並んでいる株のラベルを拝見すると、C. Anzac‘Orchidhurst’FCC/RHS、Rlc. Norman's Bay‘Low’FCC/RHS-AOS, AM/JOS、Rlc. Norman's Bay‘Gothic’FCC/RHS, AM/JOS、C. Bonanza‘Cornucopia’、C. Bonanza‘Pay Dirt’AM/AOS, PC/JOS、Rlc. Nai Thong Leng‘No.1’FCC/JOS、Rlc. Peggy O'Neill‘Royal Lady’FCC/JOS などなどの、もはや入手が困難になりつつある往年の銘花系から最近の有名優秀花のメリクロンそしてオリジナル分け株まで、趣味家のツボを押さえたラインナップとなっていました。

●C. Anzac‘Orchidhurst’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Norman's Bay‘Low’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Norman's Bay‘Gothic’についての記事は、こちらをクリック!

●C. Bonanza‘Cornucopia’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Nai Thong Leng‘No.1’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Peggy O'Neill‘Royal Lady’についての記事は、こちらをクリック!



於:久栄ナーセリーさん
C. Melody Fair‘Summer King’
 その名に違わず、真夏の太陽にも怯まず、颯爽と咲き誇る姿が見事でした。

●C. Melody Fair‘Summer King’についての記事は、こちらをクリック!


於:久栄ナーセリーさん
C. Melody Fair‘Summer King’


於:久栄ナーセリーさん
C. Melody Fair‘Ohyama’
 この個体を実際に見るのは初めてでした。以前、大阪にあった藤井洋蘭園さんのカタログで見ていた花です。有名優秀個体‘Carol’の花色をラベンダー系にしたような印象の丸く豊満な花容が魅力の極美花でした。



於:久栄ナーセリーさん
C. Melody Fair‘Ohyama’


於:久栄ナーセリーさん
Rlc. Saint Clement‘Trinity’FCC/RHS, BM/JOGA
 画像がピンボケでスミマセン!今回、気になった花です。Rlc. Peggy O'Neill‘Royal Lady’FCC/JOS と Rlc. Triumphal Coronation‘Seto’AM/JOS を足して2で割ったような精悍な印象の花容が印象的な極美花だと思います。ちなみに、上記交配では岡山県の育種家、小山晃一さんによる登録品種 Rlc. Emotional Lady (Rlc. Peggy O'Neill x Rlc. Triumphal Coronation) があります。


●Rlc. Peggy O'Neill‘Royal Lady’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Triumphal Coronation‘Seto’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Emotional Lady についての記事は、こちらをクリック!

 

於:久栄ナーセリーさん
赤花の銘花にして銘親 Rlc. Oconee の血を継承する濃色系花。とても良い香りを放っていました。
●Rlc. Oconee についての記事は、こちらをクリック!


於:久栄ナーセリーさん
Rlc. Amy Wakasugi‘No. 23’初めて見る個体です。ラベルの表記から、おそらく、実生からの選抜個体と思われますが、その花容に野趣を漂わせる避暑地の貴婦人とでもいった感のある佇まいの美花でした。
●Rlc. Amy Wakasugi についての記事は、こちらをクリック!


於:久栄ナーセリーさん
C. Sharon Shutty Wright‘Anchors Away’SM/JOGA
 以前、関西らんフェスタで見て気になっていた花です。重厚感のあるどっしりとした株姿とそれに相応しいゴージャスで豊満な巨大輪花が非常に魅力的な極美花でした。

●C. Sharon Shutty Wright‘Anchors Away’についての記事は、こちらをクリック!


於:久栄ナーセリーさん
C. Sharon Shutty Wright‘Anchors Away’SM/JOGA の巨大な株。この画像ではその迫力が伝わらないと思いますが、とにかく見事な株姿、株サイズでした。


 と、いうことで、我が家の事情も鑑みて(苦笑)、C. Sharon Shutty Wright‘Anchors Away’SM/JOGA の小苗をゲット。将来の夢の一つ、“めざせ、花径30センチオーバー!”の為に入手しました。


久栄ナーセリー
〒529-1155  
滋賀県彦根市賀田山町883
営業時間 10:00~17:00
電話 (0749)28-4425
FAX (0749)28-4439


http://qa-nursery.com/index.html




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「滋賀の蘭園巡り2016夏」レポート(4-1) ~ 飛喜多洋蘭園さん編 ~

2016年08月11日 14時00分00秒 | ■特集
 皆様、こんにちは!カトログ管理人のシンです。
 今回、大阪から初参加のNさんが加わり、道中は会話も弾み、とても楽しく充実したツアーとなりました。これからも毎回1人でも新参加者があることを願っています。
 それでは、簡略ではありますが、今回の「育種家サンセットさんと行く、滋賀の蘭園巡り2016夏」のご報告をご訪問させていただいた各蘭園さん毎に数回に分け、記事にてアップさせていただきます。
 そして今回、訪問を快諾して下さった各蘭園さんに、この場をかりて、心より感謝、御礼を申し上げます!

 当日は晴天に恵まれました。前日の夜は熱帯夜に加え、まるで小学生の遠足前夜のように寝入りの悪い夜でした。起床予定時刻よりも随分早くに目が覚め、そそくさと朝食を済ませ身支度を整え、忘れ物チェックを数回行って、家族を起こさないように、そっと家を出ました。
 日曜の朝のJR神戸線の電車の車内は乗客が少なく快適でした。車窓に広がる朝の須磨之浦は眩い光の粒子に満たされて幻想的ですらありました。
 JR三ノ宮駅に着き、トイレに入ると20歳代と思われる男性が泥酔して床で寝込んでいました。若い駅員が来て、何度も声を掛けていましたが、全く起きる気配がなく、駅員は諦めて立ち去りました。去り際に言い訳のように吐いた捨て台詞が滑稽でした。
 駅の改札を出ると、別れを惜しむ若い恋人たちの姿がちらほら、それを横目に、ipadのマップを頼りにレンタカーショップに辿り着き、昔馴染みの車種、ワゴンRに乗り込んで、前夜から神戸元町のホテルにお越しのサンセットさんをお迎えに、と。これ以上書き連ねますと長くなりすぎますので、省略しますが、その後、サンセットさんと合流、今回、初参加の大阪のNさんとも合流し、ワゴンRは一路、滋賀へ。
 とりあえず、予定時刻には、多賀サービスエリアに到着し、「近江ちゃんぽん」で有名な「ちゃんぽん亭総本家」さんで昼食をいただきました。夏休み中の日曜日の為、大変な繁盛振りで、その波に呑まれてか、「近江ちゃんぽん」の画像を撮り忘れる失態。
 ということで、お待たせしました。以下、「育種家サンセットさんと行く、滋賀の蘭園巡り2016夏」のご報告です。





飛喜多洋蘭園さんの温室外観
 少し道に迷いながらも飛喜多(ひきた)洋蘭園さんに到着し、園主にご挨拶し温室にご案内いただくまでの道すがら、「私、じつはインターネットでカトレヤの交配種に関するホームページを作ってまして、今回の飛喜多洋蘭園さんをご訪問した内容を記事にして公開したいのですが、よろしいでしょうか?」との私からの問いかけに園主は「“ブログ”かな?いいよ。」といったようなお返事。「ブログ」をご存知でないと思い、「インターネットでホームページ」と言い換えたことに心の中でお詫びした私でありました。失礼致しました(汗)
 そして間も無く、突如、田畑の中に現れた大きな温室。どんな出会いが待っているのか、目眩がしそうなほどの猛暑の中にも関わらず、期待に胸が高鳴りました!



飛喜多洋蘭園さん温室内部1
 以前は切花用にカトレヤをつくっておられたとのことで、その為、温室も大型でした。現在は園主がご高齢のこともあり、かなり株数を減らし品種を絞って栽培されているとのことでしたが、それでも充分に見ごたえがありました。株を減らされた分、株間が充分に空けられていました。
 株分け間もないと思われる2~3バルブの株が綺麗に並べられている棚もあり、十数年前に神戸蘭友会の会員として訪れた時と同じく、どの株も植え込み材料のミズゴケの上部は綺麗に均してあり、そこからも園主のカトレヤに対する熱意や愛情が感じられるように思いました。
 また、唐突に園主から「株分けは何バルブでするか?」と聞かれ、「3バルブ以上で」と答えたところ、「一般的には3バルブ以上だが、ウチでは2バルブで分ける」といった内容のことをおっしゃられ、並んでいる株分け間もないと思われる株を見ると確かに、2バルブに勢いのある1リード発生という状態のものが殆どで、まさに、プロのなせる業だと感心しました。



飛喜多洋蘭園さん温室内部2
 元はカトレヤの切花農家さんということもあって、ノーマルラベンダーの大輪系花で多くの優秀花を生み出した実績をお持ちの飛喜多洋蘭園さん。このカトログに掲載させていただいている花としては、C. Antonetta Post‘Shiga’、C. Antonetta Post‘Hikita’、C. Washington Post‘Eiko’、Rlc. Strathview‘Hikita’、C. Sazanami‘Konki’などがあります。
 なお、園主はご高齢にも関わらず、交配による新品種の創出にも取り組んでおられ、“企業秘密”とおっしゃりつつも、見せて下さった大量の写真で膨れたアルバムを手にご説明下さるお姿からは充分にその熱意を感じさせていただきました。


●C. Antonetta Post‘Shiga’についての記事は、こちらをクリック!

●C. Antonetta Post‘Hikita’についての記事は、こちらをクリック!

●C. Washington Post‘Eiko’についての記事は、こちらをクリック!

●Rlc. Strathview‘Hikita’についての記事は、こちらをクリック!

●C. Sazanami‘Konki’についての記事は、こちらをクリック!



飛喜多洋蘭園さん温室内部3
 交配(品種改良)をなさる為か、栽培品種の種類は多く、往年の銘花(C. Bow Bells‘Wright Pearson’発見!)から比較的新しい花、飛喜多洋蘭園さんによるオリジナル交配からの選抜個体の貴重なオリジナル分け株もありました。なお、非売品の株も多くあり、それらには判りやすく「非」と書かれた札が立っていました。ちなみに、少しそれらのラベルを拝見しますと貴重な銘花揃いでした。
 とにかく、バラエティに富んだ色んな系統、花色の品種が栽培されていましたので、時間をかけてゆっくりと宝探しのように銘花探しに興ずるのも良いかもしれません。


●C. Bow Bells‘Wright Pearson’についての記事は、こちらをクリック!


飛喜多洋蘭園
〒522-0047
滋賀県彦根市日夏町 3034
電話/FAX 0749-28-1725
※生産を主になさっておられます為、訪問前に必ず、お電話にてご都合を確認し、ご予約を入れられることをおすすめします。




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「育種家サンセットさんの温室見学ツアー!(高松詣)2016GW」画像レポート(2016年5月)

2016年05月02日 00時00分00秒 | ■特集
 皆様、こんにちは!カトログ管理人のシンです。
 今回は沖縄から初参加の方も加わり、とても嬉しく充実したツアーとなりました。これからも毎回1人でも新参加者があることを願っています。
 それでは、甚だ簡略ではありますが、今回のツアーのご報告を以下に画像にて。



深夜の神戸港発の便で高松港へ。







早朝5時。高松に到着。


「高松城」に隣接している「ことでん高松築港駅」ホームから。


高松築港駅発の“ことでん(高松琴平電気鉄道)”でサンセットさんの温室へ。


ことでん仏生山駅前にあるレトロな車両。



つつじの美しい仏生山公園。


於:仏生山公園1


於:仏生山公園2


於:仏生山公園3


仏生山公園内にある法然寺境内の花屋。立派な花苗が激安。


法然寺の立派な仁王門。


於:法然寺1


於:法然寺2


於:法然寺3


於:法然寺4


於:法然寺5


於:法然寺6



早朝7時から営業しているうどん屋さんで朝食を。











於:サンセットさん温室 1


於:サンセットさん温室 2


於:サンセットさん温室 3


於:サンセットさん温室 4



於:四国巡礼さん温室1


於:四国巡礼さん温室2


於:四国巡礼さん温室3


於:四国巡礼さん温室4


於:四国巡礼さん温室5


於:四国巡礼さん温室6


於:四国巡礼さん温室7
高知のセミイエローさん持参の苗や株たち。参加者で好きなものを戴きました。


於:四国巡礼さん温室8
高知のセミイエローさん持参の台湾の古い本を興味深く拝見しました。


於:四国巡礼さん温室9



塩がま屋さんで昼食をいただきました。


於:塩がま屋さん1
四国巡礼さんが手塩に掛けたカトレヤ達の花付株が常に飾られています。


於:塩がま屋さん2
名物カレーうどん


於:塩がま屋さん3


於:塩がま屋さん4



サンセットさん宅のお庭でバーベキュー懇親会!




サンセットさん宅の愛犬


※各画像に関するご質問等はメールにてお願いいたします。

※また個々の花については後日、記事にさせていただきます。
 
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