※2017年02月22日内容更新(新画像追加等)
栽培・画像提供=サンセットさん(2016年12月)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
(C. Golden Gate x C. Anzac (01/01/1960))
■花色=赤系
■花径=12~14cmくらいの中~中大輪系
■花型=整型
■弁質=極厚弁
■花着き=やや悪い
■着花輪数=1花茎に2~3輪くらい
■花期=主に冬咲き
■株姿=コンパクト
■香り=良い
旧属名表記 Slc. Vallezac、Sc. Vallezac
ソフロレッド系花の改良に多大な功績を残したことで余りにも有名なクラシックの銘花 C. Anzac(アンザック)の子供の内でも傑出した優秀品種。
画像の個体‘Billy Miles’は、とにかく、見つめていると吸い込まれそうになるくらいにまったりとした妖艶な美しすぎる赤花。花弁のきめの細かさ滑らかさも特筆できます。個人的には現在の交配種中、この花の赤い花色が“最高の赤”だと思っています。
ただし、栽培に関しては株や根が弱く、やや作りにくい品種で上級者向けと言えると思います。恥ずかしながら僕も過去に3株枯らしています。環境の変化に弱く、株分けや植え替え時に弱らせると回復せずに少しずつ衰弱して、そのまま枯れてしまうパターンが多かったです。とにかく可能な限り根をいじらないこと、植え替え時にも可能な限り根を傷めないことがポイントだと思います。また機会があれば是非、再チャレンジしてみたいと思わせる非常に魅力のある花です。
ちなみに‘Billy Miles’とよく似た個体‘Evelyn(エブリン)’AM/AOS はもう少し強健で育てやすいという噂です。
なお、本種と有名優秀品種との交配は多数行われていますが、それらの結果の噂をほとんど耳にする機会がないことから、現在までには本種の最大の特長である“至高の赤”とでも言いたくなる花色を忠実に継承しそれを超えるような特筆すべき好結果は出ていないものと推察されます。
なお、本種の子供として一部には Rlc. Vallespin(バレスピン)等、有名な品種も存在し、その子孫には優秀花も出ていますが、それらにも残念ながら、その花色は継承されていないようです。
<入賞データ>
・AM/AOS = 82P, NS133.4mm, F=2, 1969年
・CR/HOS = 76.8P, NS139.7mm, F=2, 1997年
◎C. Vallezac の親品種の交配
・C. Golden Gate = C. S. J. Bracey x C. Isotta (01/01/1954)
・C. Anzac = C. Marathon x C. Dominiana (01/01/1921)
◎交配系統図は、こちらをクリック!(協力=Abiko Orchid Room Ronさん)
※C. Vallezac の親品種
■C. Anzac‘Orchidhurst’FCC/RHS
カトレヤ アンザック‘オーキッドハースト’
(C. Marathon x C. Dominiana (01/01/1921))
●C. Anzac についての記事は、こちらをクリック!
<C. Vallezac‘Billy Miles’別個体(一例)>
・Evelyn(エブリン)AM/AOS
・Red Beauty(レッド・ビューティー)
・Red Stone(レッド・ストーン)HCC/AJOS
・Camp Hill(キャンプ・ヒル)AM/AOS (82P, NS133.4mm, F=6(3+3), 1969年)
・Orlando's Best(オーランドズ・ベスト)HCC/AOS (76P, NS114.3mm, F=2, 1970年)
・Tropic Sunset(トロピック・サンセット)HCC/AOS (76P, NS120.7mm, F=4, 1973年)
・Magic Fire(マジック・ファイヤー)AM/AOS (84P, NS125mm, F=2, 1989年)
画像提供=サンセットさん
■C. Vallezac‘Magic Fire’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘マジック・ファイヤー’
●C. Vallezac‘Magic Fire’についての記事は、こちらをクリック!
■C. Vallezac‘Evelyn’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘エブリン’
●C. Vallezac‘Evelyn’についての記事は、こちらをクリック!
●<C. Vallezac を交配親とした品種登録実績一覧>は、こちらをクリック!
<C. Vallezac‘Billy Miles’画像集>
於:2006台湾国際蘭展(画像提供=サンセットさん)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
於:第8回 関西らんフェスタ(2012年01月)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
於:第6回 関西らんフェスタ(2010年01月)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
※古い写真からのスキャンのため画質が悪くてスミマセン!
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
※古い写真からのスキャンのため画質が悪くてスミマセン!
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
(上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。)
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栽培・画像提供=サンセットさん(2016年12月)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
(C. Golden Gate x C. Anzac (01/01/1960))
■花色=赤系
■花径=12~14cmくらいの中~中大輪系
■花型=整型
■弁質=極厚弁
■花着き=やや悪い
■着花輪数=1花茎に2~3輪くらい
■花期=主に冬咲き
■株姿=コンパクト
■香り=良い
旧属名表記 Slc. Vallezac、Sc. Vallezac
ソフロレッド系花の改良に多大な功績を残したことで余りにも有名なクラシックの銘花 C. Anzac(アンザック)の子供の内でも傑出した優秀品種。
画像の個体‘Billy Miles’は、とにかく、見つめていると吸い込まれそうになるくらいにまったりとした妖艶な美しすぎる赤花。花弁のきめの細かさ滑らかさも特筆できます。個人的には現在の交配種中、この花の赤い花色が“最高の赤”だと思っています。
ただし、栽培に関しては株や根が弱く、やや作りにくい品種で上級者向けと言えると思います。恥ずかしながら僕も過去に3株枯らしています。環境の変化に弱く、株分けや植え替え時に弱らせると回復せずに少しずつ衰弱して、そのまま枯れてしまうパターンが多かったです。とにかく可能な限り根をいじらないこと、植え替え時にも可能な限り根を傷めないことがポイントだと思います。また機会があれば是非、再チャレンジしてみたいと思わせる非常に魅力のある花です。
ちなみに‘Billy Miles’とよく似た個体‘Evelyn(エブリン)’AM/AOS はもう少し強健で育てやすいという噂です。
なお、本種と有名優秀品種との交配は多数行われていますが、それらの結果の噂をほとんど耳にする機会がないことから、現在までには本種の最大の特長である“至高の赤”とでも言いたくなる花色を忠実に継承しそれを超えるような特筆すべき好結果は出ていないものと推察されます。
なお、本種の子供として一部には Rlc. Vallespin(バレスピン)等、有名な品種も存在し、その子孫には優秀花も出ていますが、それらにも残念ながら、その花色は継承されていないようです。
<入賞データ>
・AM/AOS = 82P, NS133.4mm, F=2, 1969年
・CR/HOS = 76.8P, NS139.7mm, F=2, 1997年
◎C. Vallezac の親品種の交配
・C. Golden Gate = C. S. J. Bracey x C. Isotta (01/01/1954)
・C. Anzac = C. Marathon x C. Dominiana (01/01/1921)
◎交配系統図は、こちらをクリック!(協力=Abiko Orchid Room Ronさん)
※C. Vallezac の親品種
■C. Anzac‘Orchidhurst’FCC/RHS
カトレヤ アンザック‘オーキッドハースト’
(C. Marathon x C. Dominiana (01/01/1921))
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<C. Vallezac‘Billy Miles’別個体(一例)>
・Evelyn(エブリン)AM/AOS
・Red Beauty(レッド・ビューティー)
・Red Stone(レッド・ストーン)HCC/AJOS
・Camp Hill(キャンプ・ヒル)AM/AOS (82P, NS133.4mm, F=6(3+3), 1969年)
・Orlando's Best(オーランドズ・ベスト)HCC/AOS (76P, NS114.3mm, F=2, 1970年)
・Tropic Sunset(トロピック・サンセット)HCC/AOS (76P, NS120.7mm, F=4, 1973年)
・Magic Fire(マジック・ファイヤー)AM/AOS (84P, NS125mm, F=2, 1989年)
画像提供=サンセットさん
■C. Vallezac‘Magic Fire’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘マジック・ファイヤー’
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■C. Vallezac‘Evelyn’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘エブリン’
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<C. Vallezac‘Billy Miles’画像集>
於:2006台湾国際蘭展(画像提供=サンセットさん)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
於:第8回 関西らんフェスタ(2012年01月)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
於:第6回 関西らんフェスタ(2010年01月)
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
※古い写真からのスキャンのため画質が悪くてスミマセン!
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
※古い写真からのスキャンのため画質が悪くてスミマセン!
■C. Vallezac‘Billy Miles’AM/AOS
カトレヤ バレザック‘ビリー・マイルズ’
(上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。)
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