北近畿タンゴ鉄道の天橋立駅のすぐ脇にある日帰り温泉施設である。外観は瓦屋根の 2 階建で、昭和初期頃の家屋のような佇まいであるが、2003 年に開業したそう。開業当初は炭酸水素塩泉だったようだが、2010 年時点では塩化物泉であった。内湯のほか、露天に壺湯などがあり、塩味のある湯が、循環で使用されていた。
当温泉へは、電車を利用して天橋立を観る“ついで”で立寄ったのだが、これが京都府内で最初の入湯となった。駅近で、電車も 1 時間に 1 本程度なので、待ち時間を利用してさっと入浴するのがいいだろう。
(2010 年 8 月)
◆源泉情報◆
源泉名:天橋立温泉
泉質:含放射能・鉄 (II)-ナトリウム-塩化物泉
湧出量:80.1 l/min
泉温:32.2℃
成分:pH6.87、溶存物質 16270 mg/kg、主要な成分は以下の通り(いずれも mg、カッコ内はミリバル %)。
ナトリウムイオン | 5058 (77.49) | 塩化物イオン | 8667 (89.28) |
マグネシウムイオン | 495.9 (14.37) | 硫酸イオン | 1192 (9.06) |
カルシウムイオン | 364.3 (6.40) | 炭酸水素イオン | 241.6 (1.45) |
鉄 (I) イオン | 36.4 (0.46) | 臭素イオン | 30.5 (0.14) |
総鉄イオン | 6.8 (0.07) | ラドン | 37.4 nCl |
マンガンイオン | 6.7 (0.08) | ストロンチウムイオン | 5.4 (0.04) |
分析日:2004 年 10 月 19 日