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光の祭典ー皇居と日比谷公園

2007-12-22 11:22:27 | その他
年末になると皇居の周りやら有楽町から大手町に至る丸の内
仲通りのあたりにかけて光のイルミネーションで飾られ、クリスマス
ムードの中で幻想的な雰囲気が溢れている、というので行って
参りました。新丸の内ビルへ地下鉄で上がり丸ビル方向へ出る
行幸通りあたりでカミサンと待ち合わせ。まずは和田倉門の方へ。

と思ったら早くもこんなの発見!



電飾でキラキラの自転車タクシー。運転手がサンタですが
これで、やはりオアシは頂くんでしょうね。サンタに釣りはいらねえ、
取っときな! ってのも何か変ですね。

左手には大名小路越しの東京駅がライトアップ。茶色のレンガ色が
歴史の重さを醸し出しています。ジョシュア・コンドルの弟子、辰野
金吾の設計は今でも色褪せするどころかますますその存在感を増して
来ています。こういうのは大事にしないといけません。

で、江戸城跡の和田倉噴水公園に。ここは明り絵ファンタジアという
会場で、有名人や近所の小学生が作った明り絵がずらっと並んでいて
綺麗です。しばらくこの辺の幻想的な雰囲気を堪能。



この後はお堀沿いにずっと日比谷公園まで歩いていきます。
結構ご年配の方も見られましたね。ワケの解らない喧しい
コンサートを見に行くよりずっと精神的に良いものね、静寂
と光は魂の安定剤です、ホント。情緒があるってのは良いなあ。
最近の世の中は殺伐の度が過ぎるからね。こういうのを見る
と何か落ち着きを取り戻します。何でも機微ってモンを大事に
しなきゃ。心が和らぎます。誘ってくれて案内してくれた
カミサンに感謝!

歩いて馬場先濠、日比谷濠と抜け日比谷公園が目の前。

お堀端へ来るとつい想像するのが、丸橋忠弥と松平伊豆守が
出てくる場面。幕府転覆を狙う由井小雪の手下、丸橋忠弥が
お堀の深さを測ろうとする。そこへ登場してくるのが知恵伊豆
と言われた松平伊豆守。丸橋は、怪しい奴、と切られちゃなら
ないから、酔ったふりをして千鳥足でその場をしのぐ、って
寸法なんだけど。♪かか~るとこ~ろへホントにそうだわねえ、
ちょいと伊豆ゥ~のカァ~ミ♪ なんて歌ってたら、カミさんに
クリスマスなんだから、イヤねえもう!と笑われてしまいました。

場違いでもないとは思うけどさ、僕と同年輩でもこういうことすら
知らない奴もいるしね、頭の良い悪いじゃないから仕方がないけど。
やっぱり世の中はクリスマスなのです。悪いねえ、神君家康殿。
キリシタンの慣わしごととは言え祝着至極に奉ります。

で、下の写真が日比谷公園内のもうひとつの光のページェントです。
ドーンと高い電飾タワーが遠くからでも見えます。



こんな具合。

これを見上げてさらに進むとこんどは下のような具合です。



途中から振り返ったところです。タワーが見える。電飾の
中を通り抜けられます。散々待たされた中一番乗りで
歩いて来ました。寒い中待っているのもつらいです。

一通り見終わったら、もう8時近く、どこかで食事でも
して帰ろう、すっかり冷えてしまった。暖かいものでも
食べて我が家へ帰りましょう。

きれいなライトアップでしたね。年々こういった光による
催し物が増えてきました。幻想的で綺麗です。すこしは
外国っぽい感じになってきたかな。垢抜けてきたもの。

明日は冬至。ゆず湯にでも入って暖まろ!


日比谷公園のTOKYO
FANTASIAについてはこちらをどうぞ。


光都東京・LIGHTOPIA 2007はこちらをご覧下さい。
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2 コメント

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年末恒例 光の芸術 (nnakazawa)
2007-12-23 11:32:13
東京は冷たい雨の冬至でした。
雪になるかと思われましたが一夜明けて
雨も上がり、いよいよ大月篭りまで一週間と少し。

夜の暗い中にイルミネーションが浮かび上がって
見えるのは確かに幻想的です。この数年LEDで省エネ
照明が出来るようになったためか、あちこちでこの手
のイベントが増えました。そのせいか人の出も多い
ようですが・・普段ひっそりとしているような場所に
ひとがいっぱいいるのも面白い現象です。

忘年会で賑わう渋谷、池袋、銀座あたりのひとの
多さを嫌って、皇居のあたりの光の演出を見て歩くのもかえって静かで良いかも知れません。

我が庵は松原続き海近く 富士の高嶺を軒端にぞ見る

かつては遠くまで見通せた江戸城も今は昔。せめては
光の幽玄の世界で往時を偲ぶのも一興でしょうか。

今度は浮世小路あたりまで足を延ばして見ます。





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とても綺麗ですね (光ちゃん)
2007-12-22 21:25:01
本日、冬至でしたので“ゆず風呂”に入り、カボチャを食べました。
それにしてもとても気持ちの良いお散歩、写真も綺麗で、ご夫婦仲も良く有り難くご馳走様でした。

東京の夜の町の散歩は、なんだか大人の幽玄の世界ですね。(ちょっと“の”が多いですか)
それしても行く先々の地名が、お江戸ですね。
和田倉門、大名小路、馬場先濠、日比谷濠・・・お話に出てくるだけでも、素晴らしい響きの江戸情緒。
大都会東京の素晴らしい幻想の世界と一緒に楽しませていただきました。
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