雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

「譜めくりの女(La tourneuse de pages)」

2008年08月08日 | 購入品’(映画券)
家族がそれぞれの用事で出払っていない夜、1人家にいても
TVはオリンピック一色だろうし…と私もふらふらお出かけ。
雑誌と珈琲を買い、いつもの映画館の席に陣取るお決まりコース
なんだけど、なんだかずいぶん久しぶりの感じがします。
(ってほんの1月ほどのインターバルだと思うけど)

少女の頃、ピアノのオーディションで審査員の心ない行動に
演奏を台無しにされた若い女性の復讐譚。
「復讐」。わりと惹かれるテーマかも…
予告を見たときから気になっていたのがぎりぎり最終日に見られました。

しかしなぁ…事の発端にしてもあんなに長じてからもずっと恨みを持つほど
ひどい仕打ちだったろうか。
復讐の形態も思いもよらない、しかし最も精神的長期的なダメージを
与えるのだけれども。
この計画(?)を遂行するにあたってはCharmerであることが大前提だと思うのですが
なぜみんなが彼女を気に入り信頼を置くようになるのかが解せません。
なんせ何を考えてるのか非常にわかりにくい女性なのです。
いきなり背後から胸を揉まれたときの能面のような顔がとても恐かった…。

フランス映画では珍しく奥さんを心から愛する旦那さんがでてきたと思ったのに。
意外な展開という意味では面白かったんですけども。

コメント    この記事についてブログを書く
« 「作りながらマスターする、... | トップ | 道行 »

コメントを投稿

購入品’(映画券)」カテゴリの最新記事