あぁ~、想像以上に面白かった!
まず、表紙のデザインがいい。森に熊の構図がとても北欧っぽい。
それにタイトルもいい。「マトカ」ってフィンランド語なんだろうなって察しはついてましたが、「旅」の意味だそう。
群ようこの「かもめ食堂」を読んでから映画を楽しみにずっと待ち続け、
その後のスピンオフ的な気持ちで借りたこの本。
食べることに多大な関心を寄せる著者の旅の仕方が
映画の舞台フィンランドを中心に、
ニューヨークやカンボジア、果てはグアテマラについてまで語られ、
そのいずれへも行ったことのない私にもすごく面白かったのです。
現地の言葉、食べ物関係から覚えてしまうというの、共感しちゃうな~。
私もスペインを1ヵ月半旅してバルセロナにたどり着いたとき、
話せはしないけど食堂のメニューならだいたいわかるようになってました。
メインのフィンランドについても、一般にシャイだといわれる彼の地の人が
どんな風にシャイなのか、どんな食べ物が食べられるのか、
などなどすごくいい紀行文になっていると思います。
「そうよ、こういうことが知りたかったのよね!」という感じ。
旅行のガイドブックを見ても「北欧」と一区切りにまとめられがちだし、
「フィンランド」というキーワードで探せば
インテリアや雑貨のカタログみたいな本ばかりがでてくるし…
で物足りなかったのが、これだと空想旅行に出かけられます。
卒論以来、初めての長文だったということですが、素晴らしい観察力。
有名な俳優さんが初対面で目をそらしたままぎゅうっと握手してきたというくだり、
知らないくせに「フィンランド人ってこんな感じよね」
と頷いてしまいそうになりました。
旅から戻っての身体的精神的時差ぼけについても
かなりの章が割かれているのも珍しくて興味深かった。
一番笑ったのはそこで描かれる小さな正義感のところなんですけどね。
圧迫感のある彼女の顔がどうしても思い出されて可笑しさ倍増でした。
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まず、表紙のデザインがいい。森に熊の構図がとても北欧っぽい。
それにタイトルもいい。「マトカ」ってフィンランド語なんだろうなって察しはついてましたが、「旅」の意味だそう。
群ようこの「かもめ食堂」を読んでから映画を楽しみにずっと待ち続け、
その後のスピンオフ的な気持ちで借りたこの本。
食べることに多大な関心を寄せる著者の旅の仕方が
映画の舞台フィンランドを中心に、
ニューヨークやカンボジア、果てはグアテマラについてまで語られ、
そのいずれへも行ったことのない私にもすごく面白かったのです。
現地の言葉、食べ物関係から覚えてしまうというの、共感しちゃうな~。
私もスペインを1ヵ月半旅してバルセロナにたどり着いたとき、
話せはしないけど食堂のメニューならだいたいわかるようになってました。
メインのフィンランドについても、一般にシャイだといわれる彼の地の人が
どんな風にシャイなのか、どんな食べ物が食べられるのか、
などなどすごくいい紀行文になっていると思います。
「そうよ、こういうことが知りたかったのよね!」という感じ。
旅行のガイドブックを見ても「北欧」と一区切りにまとめられがちだし、
「フィンランド」というキーワードで探せば
インテリアや雑貨のカタログみたいな本ばかりがでてくるし…
で物足りなかったのが、これだと空想旅行に出かけられます。
卒論以来、初めての長文だったということですが、素晴らしい観察力。
有名な俳優さんが初対面で目をそらしたままぎゅうっと握手してきたというくだり、
知らないくせに「フィンランド人ってこんな感じよね」
と頷いてしまいそうになりました。
旅から戻っての身体的精神的時差ぼけについても
かなりの章が割かれているのも珍しくて興味深かった。
一番笑ったのはそこで描かれる小さな正義感のところなんですけどね。
圧迫感のある彼女の顔がどうしても思い出されて可笑しさ倍増でした。
「かもめ食堂」を観ていなくても、
旅行記として楽しめる1冊ですよね。
e*さん、お久しぶりです。
といっても初めてTBさせていただいた後も
たびたびサイトへはお邪魔してました~
ついさっきなぜかシャワー中にはいりさんの
迫力あるまじめな顔つきを想像してたところだったんですよね。
「かもめ食堂」のゆったり感が
ほのぼのと感じられるエッセイでしたね。
読んでるこちらもゆったりできました。
文章も上手いですよねー。
唯一知っているフィンランド語でご挨拶。
ほんとに旅の姿が目に浮かぶようで面白かったです。
普段はそうでもないのに旅先では公共機関を使って移動しようとする小さな片意地をはるところとか、なんだかとっても共感できました。
(最近はそんな片意地など捨て、すぐタクシーに頼ってしまうようになりましたが…)