為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

やろうと思えば何でもできる。できないのはやろうと思わないから。やろうとすることは他人のためではなく、自分のためになる。

院内勉強会(学生さん向け)。。

2007-09-22 | 作業療法
やはり毎回感じること…
学校側は一体どのような作業療法士を育てているのか?

いつまで感じる疑問なのか…

今、当院には2名の作業療法学生が長期臨床実習に来ています。

当院の作業療法士のスタッフの意識もかなり変化し、
作業に焦点を当てて介入を行うことが常識になってきました。

その環境の中では、学生も当然のように作業を展開しています。

しかし、学生の表情はとぼれず…
傍から見ていると、自信なさそうに展開して…
本当に作業を使って治療している??
ただ一緒に作業をしているという雰囲気も感じて…

ということもあり、せっかくなら作業を知った上で治療。
作業療法を提供してもらいたいという思いから勉強会を開催。

作業科学:OS
人間作業モデル:MOHO
などの話を含みつつ、作業療法の歴史からお話をしました。

なんと3時間の長丁場となってしまいましたが…
学生は思考が変化したようで、魅力的な職業に気づき、
話をしても作業療法士と話をしているように感じれました。

学校では全く教わらないとか…
身体障害領域では、関節可動域・筋力・高次脳機能…?
精神障害領域では、面接?観察?
結構、上記の分野分をした評価を行うと思いが強いようで。
一体誰が決めるんでしょうね…。

同じ作業療法なのに。

身体障害領域でも面接は非常に重要で、観察は評価の基盤。
関節可動域や筋力は理学療法士(:PT)に情報をもらったり、
日常生活上で問題となる場合にはもちろんみますけど。

身体機能が改善すれば、個々人の満足した生活が送れるはず!って
もう昔の話ですよ。
人が身体機能だけで生きてるって思うのでしょうか…?

最近は、学生に対して、精神機能面の評価を強調している気がします。
身体機能面から少しウェイトを精神機能面に移行させると、
丁度よいバランスになるんですよね。

こんな事を伝えると、結構学生さんは変わってくれるんです。
そしたら、作業療法士の視点でクライエントを診て、
作業療法を「ひと」に提供するようになるんですよね。
たった1ヶ月程度での変化ですけど…。

今まで2~3年間の学生生活…
国家試験に合格することも確かに大事ですけど、
国家試験に合格しても、本来の作業療法が提供できなければ、
そんな作業療法士は必要ないんです。
学校も質を向上させないと、倒産しますよ。
現に傾いている学校も存在していますから。

今が稼ぎ時で、夜間部を作ったり、定員を増員したり…
そんなことするのなら、1人でも多く、作業療法の魅力に気づかせてあげて下さい。

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