為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

やろうと思えば何でもできる。できないのはやろうと思わないから。やろうとすることは他人のためではなく、自分のためになる。

第49回日本作業療法学術研究大会に参加して

2015-06-21 | 作業療法
久しぶりに県外に出て研修会に参加しています。
山間部でとにかく不便なところに空港があるので、新幹線移動が主流ですが、
飛行機を使った移動は不評でも、特別な作業になるので気持ちが違います。


今回は第49回OT学会で兵庫県(神戸)で開催です。


今回は一般の参加者としての参加なので非常に気楽なのと、
毎日の子供達の時間に追われた生活から解放され、
非常にリフレッシュをさせて頂きました。


研究会にお招きさせて頂いた先生方と、
今後のお招きさせて頂く先生方へのご挨拶が主だったので、
お忙しい中、少しご挨拶をさせて頂くことができました。


また、当研究会にご参加頂いた先生方にも声かかけて頂き、
多くの先生方とネットワークができていることを感じることができました。


学会に参加しての感想は…
私が作業療法士になった10数年前の頃とあまり変わっていない…
という印象を受けました。


作業療法士なので…
作業療法なので…
作業をしましょう!

私は新人の頃に、ありがたいことにも徒手的介入を積極的に行う病院で
働かせて頂きましたので、その環境から「このままで本当に大丈夫?」と
教わりました。


それが現在も続いていると考えると、自分が周りよりも成長できたのか?
それとも作業療法の世界が進歩していないのか?
と考えてしまいます。


ここ数年の私は、上記した事は全く考えなくなりました。
(5年目位までの葛藤だったように思います)


学校の先生方(教育現場)と臨床家でも大きく考え方が違う印象を強く受けました。


ただ対象者の方々と作業をする事は、実は非常に簡単にできます。
それで終わる作業療法士の話が多かったように感じました。

作業療法士が作業をする事で、対象者の方の作業がどのように変わったのか?
作業療法士が作業を提供する事で、対象者の生活がどのように変わったのか?
ここがないと、ただ作業をしているだけ…ではあまり意味がないと思います。


機能訓練をしてもよし。
その人の作業に焦点を当てて介入をしてもよし。

ただし、どちらを選択しても、効果的にその人の作業(生活も含む)の改善を
効果として示さなければ、作業療法の必要性はないように思います。


臨床家のお話はトップダウンもボトムアップも大事
というケースが多かったのではないでしょうか?


作業療法士の皆様はどのように感じたのでしょうか?
きっと同じように感じた方も多いと思います。


私たちの若い年代が行動を起こさなければ、
この流れはきっと50年後も同じ事を言っていると思いませんか?


そう振り返ると、作業療法士として成長できているありがたさに気づきます。


また帰って臨床で対象者の方々に還元させて頂きます。
連休中、followありがとうございました。

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