夏草の生い茂ったゲレンデは蝶の楽園だ
ヒョウモンチョウがヒヨドリソウの花にとまって・・・
一心不乱に吸蜜している
たくさんいる蝶のなかでも鱗粉の少ないアサギマダラの翅の質感は独特で
浅葱色の部分はとまっている白い花の姿がみえるほど透き通っている
まるでステンドグラスだ
飛んでいる姿もほかの蝶とは違っている
ハタ・・・ハタハタ・・・ハタハタ・・・と頼りない
こんな飛び方でよく海を越えて来られるものだと感心する
今度は湿原に移動
コオニユリが満開だ
ここでは無数のトンボが飛び交っている
ちいさな身体に施されたトルコブルーの配色に目を奪われる
イトトンボは今まさにちょうど恋の季節で
水面近くでつがいが可愛いハート型を作っていた
水の中にはモリアオガエルのオタマジャクシが泳いでいる
後ろ足がはえているのでもうすぐ上陸するだろう
真夏だというのに新緑のような柔らかな緑色に覆われた山を眺めながら
清らかな風が吹き抜けていく道を歩き続けていると
もう・・・帰りたくない!
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