こ~んばん~わ
日向坂46・河田陽菜が、13日公開のグループの公式チャンネル『日向坂ちゃんねる』に登場。持ち味のおっとりした性格でファンを癒した。
深夜2時40分、高尾山の麓からカメラを回し始めた河田。若干眠そうな彼女だが、日ごろから朝活に憧れていると吐露。そこで今回の動画では、朝日を見ながら高尾山の頂上でご飯を食べたいと希望した。だが、やはり「思ったより(来るのが)早くて…」と、本音を漏らす一幕も。
お地蔵さんに登山の安全を祈願したあと、いよいよ登り始めた河田。だがスタートしてわずか35分、いきなり息が切れてしまう。倒れた木の幹に腰掛けて小休憩し、しばらくすると体力が戻ったのか登山再開。
だが、この後またもやどこかで座って「パイの実」や「チーズおかき」を食べる河田。彼女らしい、のんびりとした登山はこの後も続き、早朝4時48分、ついに朝日が昇る山頂に到着。ハムチーズベーコンホットサンドを手作りで完成させ、美味しそうにもぐもぐ食べていた。
ファンからは「人々に癒しを与えてくれる最高で最強な企画」「陽菜ちゃんかわいすぎる ひなさんぽは絶対シリーズ化してくれ」「ひなちゃんと一緒にいると時間がゆったりしてリラックスできそう」といった声を寄せられている。
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こ~んばん~わ
坂道グループの新YouTubeチャンネルの開設が相次いでいる。坂道のYouTubeチャンネルと言えば、すでにグループごとに公式チャンネルがあるほか、乃木坂46が2021年に開設した「乃木坂配信中」が人気だ。それに続く形で、4月に日向坂46の「日向坂ちゃんねる」が始まり、5月1日には櫻坂46の「櫻坂チャンネル」がスタート。新チャンネルの開設にあたって両グループは開設記念生配信を行い、メンバーたちが今後についての抱負を語り合っていた。投稿内容については「ここでしか見られないオリジナルコンテンツを配信予定」と告知されているため、ファンにとってはマストチェックなチャンネルとなるに違いない。
日向坂46『One choice』(通常盤)
実際に確認してみると、「日向坂ちゃんねる」ではテレビ収録前の楽屋に潜入したり、ラジオ生放送の裏側を映したりと、活動の裏側を収めた映像が多数投稿されている。ほかでは見られない貴重な内容でありながら、なおかつアイドル活動に興味のある人にも刺さりそうな内容だ。また、新シングル発売の際の店頭挨拶を撮影した回では、ポスターなどにサインするという地道な作業まで公開している。視聴者からは「ほっこりする」「ほのぼのした雰囲気に癒される」といったコメントが寄せられており、グループの空気感を伝える内容が好評を得ていることが窺える。今後もメンバーを身近に感じられるチャンネルへと発展していきそうだ。
日向坂46新シングル発売の店頭挨拶に行ってきました!~開設記念生配信まであと8日~
一方で、「櫻坂チャンネル」では“個人企画の第1回目”と称した20分を超える映像が一本投稿されている。その投稿ではキャプテンの松田里奈が、昨年グループを卒業した元キャプテンの菅井友香とともにグランピングを初体験。いきなりの卒業メンバーの登場にファンからは「嬉しすぎる」「新旧キャプテン登場は神」といった歓喜のコメントが寄せられていた。映像では2人が一緒にマシュマロを焼いたり、森の中でバーベキューをしたりと、開放的なロケーションでの賑やかなやり取りが展開されている。こうした普段の活動とは一味違ったメンバーたちの表情が楽しめるチャンネルへと成長していくのだろう。
【グランピング】松田里奈の尊敬するあの人がゲストに…!?⛺️
どちらのチャンネルもまだスタートしたばかりのため、今後の動向に期待したいところだが、そもそもすでに大規模な登録者数を抱える公式チャンネルのある坂道グループにとって、なぜこうした新チャンネルが必要なのだろうか。
一般的に新しいチャンネルを開設するメリットは、ターゲット層の拡大が挙げられる。公式チャンネルが扱わないような多様なテーマのコンテンツを展開することで、幅広い層のユーザーを呼び込む狙いがあるのだ。特にアイドルグループにおいては、作品と同じくらいメンバーたちの日常風景や活動の裏側が求められる傾向がある。そのため、公式チャンネルではカバーしきれないような、メンバーの個人的な趣味にフォーカスした内容など、個々人のキャラクターに沿ったコンテンツをファン側も必要としている。新規ファンの開拓、そしてファンの多様なニーズに応えるために、新しいチャンネルの開設は重要な手段と言えるだろう。
本を正せば、YouTubeにおけるアーティストのチャンネルは、MVやライブ映像といったクリエイティブ面に絞った投稿が基本であった。しかし近年のYouTuber人気や、YouTube自体のユーザー層の拡大によって、昨今は音楽アーティストのチャンネルの在り方も大きく変化してきている。現在、歌番組でのパフォーマンス映像やダンス練習の動画を惜しみなく公開することが定着しているK-POPをはじめとした世界のポップカルチャーと比べると、日本のアイドルシーンはYouTube上で楽しめるコンテンツが充実しているとはまだ言い難い。そうしたなかで、坂道グループで先陣を切ったのが乃木坂46であった。姉妹グループに先駆けて開設された「乃木坂配信中」は、地上波の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の無料配信や、オリジナルの個人企画など、バラエティ豊かなコンテンツを展開。“録画”や“課金”の必要がなく、視聴のハードルが低いYouTubeにおいて、このチャンネルは新規ファンの獲得に一役買っていると言える。
【アーカイブ】「乃木坂46分TV」飛鳥卒コン直前SP!リハ現場から生配信!
今回開設された2つの新チャンネルが「乃木坂配信中」のようなものになるかは不明だが、基本的には同様の目的があると考えられる。その上で注目したいのが、それぞれのグループがどのようにチャンネルを差別化していくかだ。例えばTikTokでは、日向坂46はチャレンジ企画系の動画を投稿し、櫻坂46はダンスパフォーマンスに特化したムービーをアップしている。こうしたグループの特色に合わせた投稿によって、それぞれの魅力がより強く打ち出されていくだろう。
そして、メンバーにとっては自分自身をアピールできる新たな場所でもある。新チャンネルは今までの活動では届かなかったところにまで自分を伝えられる、強力なツールとなるはずだ。
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こ~んばん~わ
『どうする家康』(NHK総合)の第17回より、かねてから登場が待ち望まれていた乃木坂46の久保史緒里が五徳役で出演を果たした。これまで乃木坂46の卒業生として深川麻衣が『青天を衝け』(NHK総合)に出演したことはあったが、現役メンバーでそれも単独出演となると久保が初めて。それだけでも快挙であり、久保にかかる期待の大きさを物語っている。
2023年2月には1期生の秋元真夏、3月には2期生の鈴木絢音が卒業したことによって、乃木坂46は3期生が最古参となった。3月29日には新体制となった乃木坂46が32ndシングル『人は夢を二度見る』をリリースしたが、そこでダブルセンターを務めたのが山下美月と、久保の“くぼした”コンビだ。山下は『舞いあがれ!』(NHK総合)でヒロインの幼なじみという大役を演じ、久保もまた『どうする家康』への出演が示しているように、グループの枠を超えて幅広い世代に知れ渡るという意味で2人は大きな役割を担ってきた。転換期を迎えたグループにとって、今回の久保の大河ドラマ出演の意義は非常に大きい。
遡れば、2017年に開催された3期生にとっての初公演『3人のプリンシパル』の演技審査で見せた久保の表情が忘れられない。初めての演技ということで、もちろん緊張もあったと思うが、それをかき消してしまうくらい振り切った演技、そして目線の動かし方に惹かれた。実際に久保は15公演のうち11公演で第二幕に出演し、千秋楽公演の『銀河鉄道の夜』ではカムパネルラを好演してみせた。
加入初期から演技力に定評のあった久保は、舞台『三人姉妹』(2018年)やミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(2019年)などで経験を積みながら、2021年には『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』(カンテレ)にて連ドラ初主演を務めた。ブラックユーモアがあり、所々にダークな一面が垣間見られる同作で、久保は重要な局面で登場するクロノサキを演じ、ドSで毒舌というクセのある役を高い解像度で表現した。正直なところを言えば、これまでの久保の臨場感のある演技などを観ていても必ずしもドラマ向きではないのではないかと思っていたのだが、同作での演技でその思い込みはいい意味で覆された。久保のキャリアの中で見過ごされてしまいがちではあるが、ドラマにもしっかりと適応してみせたという点では重要な作品になったことは間違いない。
とはいえ、やはり舞台での活躍は外せない。2021年6月に上演されたヨーロッパ企画の上田誠が手掛けた『夜は短し歩けよ乙女』ではおかっぱ頭がトレードマークの快活で自由奔放な黒髪の乙女をいきいきと演じてみせると、2022年に上演されたパルコ・プロデュース2022 舞台『桜文』では、耽美な佇まいで桜雅花魁/笹沖雅沙子役という大役を演じ、舞台俳優としての経験値を積み上げていった。中でも『夜は短し歩けよ乙女』の劇中で披露したポエトリーラップは、久保の凛とした歌声も相まって、忘れられないワンシーンとなっており、再演を望む声も多い。この2作を見た時に、改めて久保は舞台で輝きを放つ俳優なのだと思わされた。
だからといって、必ずしも画面上での影が薄いことを意味しない。それが伝わってきたのが『左様なら今晩は』(2022年)であり、『どうする家康』での演技である。
『どうする家康』の第17回では、徳川の拠点を次々と制圧していく武田信玄(阿部寛)に対して、家康(松本潤)は信長(岡田准一)の本軍が加勢に来るまで浜松城に立てこもることを決める。しかし、武田軍は浜松城を素通りし、西へと向かってしまうのだった。そこで家康はある手段に出ることに決める。
久保が演じるのは信長の娘であり、信康(細田佳央太)の正室である五徳。公式サイトによると、信長やその妹の市(北川景子)に似て、気品に溢れ気が強いが、心根は優しい役どころだ。信長の密命によって、数奇な運命に巻き込まれてしまうという紹介から察すると、悲しい未来が待ち受けていそうだ。
五徳は、戦場に行く兄を心配する家康の長女である亀姫(當真あみ)をなだめると、信康に対して「信康様、武田を打ちのめしてやりなされ」と力強い眼差しで後押しする。まだ出演時間が限られており、どのような人物なのか、その詳細はわからないが、美しく気高い人物であることは十分に伝わってきた。そこにいるだけで漂う芯の強さが五徳からは感じられ、それは久保がアイドルとしてパフォーマンスする際の姿とも重なって見えた。信長譲りの気概のある女性像をたったひとつのセリフで印象付けたのは久保の力量だろう。ちなみに乃木坂46の公式Twitterでは、五徳の扮装をするために100分の時間を要することが明かされており、美しく着飾った久保の衣装やヘアスタイルにも注目してみるとより一層楽しめるはずだ。
『どうする家康』が放送されてからというもの、今か今かと待ち望んでいた久保の登場。まだ物語にどのように絡んでいくのかは見えてこないが、大河デビューを果たしたという事実だけで感慨深い。これを機に久保の上質で説得力のある演技が世間に広まっていくだろうし、これから俳優としてさらに羽ばたいていくことに期待したい。
■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK
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