マツムシ草・スカビオサ
つぼみ
もうずーと昔。
初めて信州を旅した時、思い出の丘に群生していた花。
その頃は名前も知らなくて、ゆめのような花が作り出す景色も又夢の世界だった。
それから何度も訪れた思い出の丘、美ヶ原で出会った花。
今は我が庭でも・・・。 私は確実に何かを失い・・・そして何を得たのだろう?
◆セイヨウマツムシソウ
ヨーロッパ西部を原産とします。
本来は毎年花を咲かせる多年草のようですが、園芸上は1・2年草として扱うことが多いです。
野生の種は暗い紫色の花を咲かせます。
園芸品種も数多くあり花色は青、ピンク、白、濃い紅色などバラエティーに富んでいます。
◆コーカサスマツムシソウ
名前の示すとおりコーカサス地方を原産とする種で、毎年花を咲かせる多年草です。
野生種は青紫色の花を咲かせますが数多くの園芸品種があり、クリーム色の花を咲かせるものもあります。
◆マツムシソウ
唯一日本に自生するスカビオサの仲間です。
秋の高原を彩る花として親しまれています。
高山性の「タカネマツムシソウ」や草丈の低い「ソナレマツムシソウ」などの変種があります。
スカビオサはラテン語で「疥癬(かいせん)」という意味で、この植物が皮膚病の薬として用いられたことに由来します。
【ヤサシイエンゲイより】