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For the Time Being

黄檗宗 萬福寺・京都府宇治市(2015年10月18日)

萬福寺はJR奈良線黄檗駅下車、徒歩5分。

萬福寺の総門:中央の屋根が高く、左右の屋根が低い牌楼式(ぱいろう)の中国的な門、1661年建立。 屋根の上の鯱のように見えるものは魔伽羅。

 



萬福寺 三門:1678年建立
 

上の写真では分かりにくいと思いますが、黄檗宗萬福寺ではひし形の石が参道に並べられています。『龍の鱗、龍の蛇腹を模したと伝わっています。このひし形石の参道は黄檗宗の寺に多く見られるものです。』 
    




「開梆」(かいぱん):『黄檗宗の寺院に特有の木製の法具で、時刻を知らせるためのもの。隠元禅師が渡来した際、日本に伝えた。魚の形をした鳴らし物で、その形状から「魚梆」(ぎょほう)「魚板」(ぎょばん)「魚鼓」(ぎょこ・ぎょく)とも呼ばれている。また食事の時刻を告げる物であることから、「飯梆」(はんぽう)ともいう。』



口にくわえているのは、仏教でいう三つの煩悩「三毒(さんぬ)」の塊。その煩悩とは、「貪(とん)=むさぼり・必要以上に求める心」、「瞋(じん)=怒り」、「痴(ち)=愚痴をこぼすこと」。その三毒を吐き出そうとしているとか。




通玄門

門の向こうに卍崩しの組子が見えます。





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