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For the Time Being

鬼滅柄?ではなく、東福寺方丈・京都市東山区(2015年10月18日)

東福寺の方丈の庭を見に行った時の写真です。JR奈良線東福寺駅下車、徒歩10分。

臨済宗大本山 東福寺、創建は鎌倉時代、広大な伽藍を持つ禅寺です。

パンフレットの説明を抜き書きします。『方丈とは禅宗寺院における僧侶の住居であり、後には相見(応接)の間の役割が強くなった。東福寺の広大な方丈には東西南北に四庭が配され、「八相成道」に因んで「八相の庭」と称する。』

『東福寺本坊庭園は明治14年の火災により仏殿、法堂、庫裡とともに消失し、明治23年(1890年)再建された。方丈の庭園は作庭家・重森三玲氏によって昭和14年(1939年)に完成された。創建年代にふさわしい鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園として知られている。』


東庭:『雲文様地割に円柱の石で北斗七星を構成し、北斗の庭と呼ばれる。』
廊下から撮るのですが、当然脚立もなく、どこから撮れば7つの石を全部写せるのか分かりませんでした。何だか重力の方向が分からないような写真ですみません。



南庭:『110坪の枯山水庭園、四仙島を巨石を剛健に配し、渦巻く砂紋によって八海を表す。西方(右奥)には「五山}になぞらえた築山を置く。南正面、向唐破風の表門は昭憲皇太后の寄進と伝わる恩賜門。』
紅葉で有名なお寺なので、秋はのんびりできませんが、季節外れに行くと縁側で日向ぼっこをしながら何時間でも庭を眺めていられる感じです。



西庭:『さつきの刈り込みと砂地とを葛石で方形に区切り、大きく市松模様に図案化する。』
さつきの時期に行けば、この四角い刈り込みにピンクの花が咲いているようです。




北庭:『ウマスギゴケの緑との対比も色鮮やかな市松模様の敷石は、もと恩賜門に使われていたものである。』

シンプルでとても美しい庭です。



東福寺には長い渡り廊下があって、秋にはそこから紅葉の海を見渡すことができます。


渡り廊下の先にある常楽庵開山堂、ここの庭も美しいです。

有名な紅葉の風景を見るか、静寂を楽しむか、二者択一のような東福寺です。






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