エルヴィス・プレスリーの名前や歌は、1960年代に製作された映画「G.I. Blues」や「Blue Hawaii」 が、その後、テレビで放送された時に知ったのだと思います。
はっきりとプレスリーの名前を認識したのは、1970年代に製作されたドキュメンタリー映画の「Elvis: That’s the Way It Is(エルヴィス・オン・ステージ)」や 「ELVIS On Tour(エルヴィス・オン・ツアー)」で、派手な白いジャンプスーツに身を包んだエルビスの映画看板を見た時でした。

その後、ジャンプスーツのプレスリーはだんだん太り始めて、私の記憶から消えかかっていた頃、急死のニュースが飛び込んできました。
今回エルヴィス・プレスリーの映画と聞いて、フレディ・マーキュリーの「ボヘミアンラプソディー」や「ドリームガールズ」みたいな作り方のエンターテインメント映画なのかしらと思って行ったら、もっと重かったです。プレスリーの歌をアメリカ社会が受け入れるまでは色々大変なことがあったのですね。知りませんでした。

映画館は、もっと観客が入っているかと思ったのですが、まばらでした。映画を見ている時は、歌声が本物のプレスリーなのか俳優さんなのか、気にならず、のめり込んで見ていましたが、帰ってきてググってみると、主演のオースティン・バトラーが「ほぼ全編にわたり吹き替えなしの歌とダンスの圧倒的パフォーマンスを披露している。 」とのことでした。
映画の中には、1968年のマーチン・ルーサー・キング牧師暗殺のニュース等が挿入されていて、プレスリーの歌が受け入れられない頃のアメリカの時代背景を推測することができます。私はいい映画だと思いました。
ご訪問ありがとうございました。
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。