S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

遠くの山の頂がまた白くなった。

2007-03-12 16:58:09 | Weblog
また冬に戻ったような肌寒さ。
きのうは斜め前のお家のご主人が亡くなって、朝、出棺のお見送りをした。
小雪がちらちら舞っていて、哀しい朝でした。


きょうは市役所に母の戸籍などの書類をとりに行った。
おなかの大きな妊婦さんが、「離婚届をください」と来る人や高校生みたいな女の子が「婚姻届出したい」と来る人や、市役所の窓口は、ほんとうにいろんな人たちの人生の窓みたいだ。

わたしも以前、父の死亡届を出しに来たとき、となりで若いお父さんが出生届をだしていた。
それは、なんだか不思議に感動的だったことを覚えている。


結婚する人もいて、離婚する人もいて、生まれる命があって、死ぬ人がいて・・・・


母の戸籍を出生地の役場にとりにいって、母のお父さんやお母さんの名前をはじめて頭に入れた。
母はよくおかあさんの話をしていた。母のおかあさんは子どもを産むときには、ひとりではさみを持って部屋にこもり、たったひとりだけで子どもを産んだそうで・・そんな気丈なことは、絶対できないよ、と思った。

母のおかあさんが死んだとき、わたしや姉がはしかで高熱を出して、お葬式にほんの1時間ぐらいしかいられなかったとか、寂しそうに話していたことがある。

戸籍をみていて、母のお母さん、そのまたお母さんのことなんかをふと考えていた。