S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

カニクリームコロッケの味。

2008-05-16 16:45:19 | Weblog
きのうは、カニさん歩きカニクリームコロッケの夕食を食べながら、言葉はみんな少ない。

身体中から力がぬけて、脱力感と虚無感。

控訴しますなんて言ったものの、これからのエネルギー、時間、お金も・・・それを考えると気が遠くなるし、控訴してもおんなじ日本の司法、今回で不信感はいっそう強くなたし。

それだけリスクをかかえて、また負けたら、立ち上がることもできないくらい打ちのめされるだろう・・
とくに、これから人生が長い息子、でもここで黙ったらまたこれからの人生にどう影響するかもわからない。

弁護士さんは、最初の警告から警察はおかしいという反論もした。
けれど、裁判所は警察を敵にまわすことをさけたと思うし、国家権力にたてついてもつぶされるということが現実なのだろうと思い知った。

控訴してもまたつぶされる確立の方がはるかに高い。

息子もわたしたち家族も、とても疲れてしまった。
もうこんなことで、1年近くも苦しんできた。

こんな結果だったら、さっさと「はい、そうそう、わたしが悪うございました」とぺこりすれば、70日も勾留されず、起訴も略式起訴ですんだってことじゃん、

あほらしい、
裁判官は弁護士さんも聞いていて、おかしいと思うほど、最初から犯罪者だと決め付けた質問のしかたをしていたし、植草さんじゃないけど、「もう最初から決まっていた、と思うような判決」だった。

これが、人が人を裁くということなんだろうか・・・

いろんな考えがカニクリームコロッケの味と交じり合って、みんな黙ってご飯を食べていた。
世の中にはこういう理不尽な思いをしている人がきっとごちゃまんといるんだろうな。っと思って、ネットで控訴審のことを調べたら、ほとんどが一審判決を一回で肯定しているのがほとんどだ。
そのくらい無罪なんてむずかしいし、理不尽な思いをするからこそ控訴するのに、ダブルパンチで理不尽をくらうのがほとんど・・・・

悲しいです。

あんな女の人だけが、国家権力に守られて(しかも相手は無職で税金も払ってないのに)、メールなんか着信拒否だって簡単にできるのに、それもしないで・・・
デートした日の夜のメールのケンカをストーカーなんて普通訴えるか!っつうの。



こんな裁判だったら審議を何回もする必要もない。
だって、最初から検察が起訴状を書いたとおりの判決で、証人尋問も、被告人尋問も、最終弁論も、すべて無視されているんだから、結果的に無意味な審議を何度も何度もしていたことと同じことになる。

あまりの疲労感で、一体、息子はなぜ70日も勾留されていなければならなかったのか、とまたどうどうめぐりに陥る。

税金を無駄に使っているとしか思えない。
そしてこういう権力の給料だって、わたしたちの税金なのだ。

カニクリームコロッケなんて、やわらかいのにやたら力を入れて噛んでいた家族の食事だった・・・