S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

いつも良い子じゃなくていい。

2009-10-02 16:34:04 | Weblog
市で毎年の行事として何十年も続いている短詩型文学祭をしている。

3年ほど前から詩の選者をしていて応募された詩を一生懸命読んで、入選者を決めたりしている。

小学生や中学生もたくさん応募してくれる。

ただ読んでいると、良い子が多くて、あまのじゃくのわたしは戸惑ってしまう。

良い子だから悪いことは書かない。
戦争についてもお母さんについても友達についてかかれていても、道徳の授業で先生が言ってるような感じ・・・・・

「そんなにいい子じゃなくていいよ」と思わず詩を読みながら思ってしまう。

想像力って何だろう?

以前読んだ子どもの詩で、お父さんが酔っ払って夜すごくおそく帰ってくるからお母さんが鍵をかけてしまったのでお父さんは家に入れなかった・・・・という詩があって、その子はお父さんを少し可哀想に思っていた・・・

子どもの視点ってこんなだと思う。

良い子はすてきだけど・・・詩を書くときは、良い子じゃなくていい、

お母さんとけんかすることだってあるし、友だちとけんかすることだってあるし、大人の世の中がおかしいと思うことだってあるし・・・
ふざけんな!と思うことだってあるし・・・

何か美しいものを見て感動する時も、きれいということを自分の言葉で書いてくれたら一番すてきなんだけど・・・
きれいは「きれい」で終わっちゃうのはもったいない。

反抗したっていいよ!と言いたい。

書くときに身構えなくて自然になれたら一番子供たちは子どもらしいんだけどなあ、と思いながら夜一生懸命読んでいた。


こだまはついにこたつにもぐりこんだ。
寒くなったんだ、
こだまの様子で秋本番がわかる。

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