S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

外に出ると初めて見える内側・・・

2010-01-30 16:20:25 | Weblog
台北の中正記念堂などは、門のところに微動だにせずに立っている憲兵がいる。
観光客はまばたきもほとんどしないこの憲兵さんたちのとなりで、にこやかに記念写真をとっている。そのテンションの差がすごい!

ガイドさんは、台湾の徴兵制度にはかなり批判的だった。
大事な青春時代を、軍隊という場所で拘束され、厳しい訓練を受けることは、青春を無駄にしていると、つぶやくように言っていた。

も昔は3年の徴兵制度だったから、ガイドさんも軍隊で3年過ごしたと言っていた。
自由はまったくなく、それは厳しい訓練だそうだ。

逃げ出す子もいるらしい。日本は徴兵制度の無い国だからいいと言っていたけれど、日本の若者はそんな自由の真っ只中にいるからこそ、自由には慣れていて、それを幸せだとは感じてないだろう。


憲兵さんたちは、まだ20代の若者で、1時間交代で、1日3から4回の仕事。

まったく動かず、銃を持ち、そしてまっすぐ前を向いている。
感情など微塵も感じない・・・・・本当に機械のようにさえ思える。

交代の儀式もまたすごい。観光客はいっせいにカメラを向ける。

ガイドさんは、台湾は独立もままならず、中国に監視され、中途半端な国だと言っていた。
その気持ちは少しわかるような気がした。


写真は士林夜市でのおもちゃやさんの店先にあった山のような小さな顔が、わたしを見ていたので、思わず撮ったものです。


今日は新春朗読会で、この地区の詩人達が集まって、朗読会をした。
毎年新年会をかねてやっている。
朝からバタバタと準備して、今年は準備当番なので忙しかった。