S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

国民の命が第一・・・・当たり前のことが・・・

2011-09-03 16:40:12 | Weblog
ドイツのテレビ局が放映したフクシマについての映像をネットで見ていた。

衝撃的だった。

福島原発から80キロ離れた農家の大沢さんが、自分の所で採れた野菜が汚染されていないか
心配になり行政に放射線数値を測ってほしいと依頼したら、原発から30キロ圏内じゃないから
測ることを断られた。

大沢さんはそれでも自分で民間に委託して測ってもらったら、食べられる基準をかなり超えて
しまっていた。
田んぼの土壌も同じで、放射性セシウムで汚染されてしまっていた。

大沢さんはお米を作ることをあきらめた・・・

自分の身体も検査してほしくて福島大に行ったら、「市民の検査はしない」と断られ、
隣の県の病院へいったら、「福島県知事から福島県民の検査をしないように言われている」
と(信じられない!ひどい!)検査してもらえなかったそうです。

一体、福島県知事は福島県をどうしたいのか?
情報を隔離するようなことをしていて、福島県民を守れるのか?

ドイツのテレビがそれを放映していて、ユーチューブの投稿されたものを、福島中央テレビ
が削除してしまっていて、そのコピーをわたしは見たのですが・・・

今の時代に、ユーチューブの削除してもすぐにコピーされて、そんな情報操作をしても
どだい無理な話だ・・・・


ドイツの記者は福島に取材に来た時、ちょうど夏祭りの時期で、普通に何事もなかったように
子どもたちがそこで採れたトウモロコシを屋台で買って食べ、原発事故は忘れ去られたように普通に
人々が暮らしている様子を映像は映し出していた・・・が、

わたしには普通ではないように思えた。

今、国の食べ物の暫定基準値は事故後大幅にあげられていて、子どもたちは、年に400回もレントゲン
をとるのと同じくらいの基準のなかで暮らしている。

これが何年か後にどう影響してくるのか、考えるととてもこわいことだ。


いまだにおバカな日本のテレビ番組は、海外旅行するとどうだとか、ローマは放射線値が
東京よりずっと高いだとか、わけわかんない比較をしている。
(ローマに取材にいくお金あったら福島を取材しろよ!)

自然の放射線と原発事故から出る放射性物質を同じとするのがおバカだ・・・

国民の生活と命が第一という基本中の基本、当たり前のことをこの国は無視し続けている。

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