部屋の吹きだまり

きのうの日曜日。

冬の日差しが長ーく部屋の中まで入ってくる。

あたたかいので、お風呂や洗面所や居間の片付けをしながらパンを焼いたりしていた。

日曜日は最近あまり外に出ずに、漬けものをつけたり、パンを焼いたりしている。


家族は仕事やら遊びやらで誰もいない。
こだまとふたりで日差しの入る部屋で過ごしていた。

こういう日曜日もわたしにはとても貴重な時間だ。


我が家の居間には吹きだまりができている。

娘の吹きだまりには化粧道具や雑誌・・・給与明細表まで・・・

お父さんの吹きだまりには、古い薬や毛玉取り機、中国語の教材・・・

みんながそれぞれのすわる位置の側に、立たなくても事足りるように吹きだまりを作ってしまう。
我が家はみんなよく似ている。
めんどうくさがりやなんだろう、立つのが嫌いで・・・

この落ち葉の吹きだまりみたいなものを片付けると、部屋は広くなったように見える。


そういうわたしも中学生や高校生の頃は、冬はこたつの周りに教科書、お茶を飲むポット、
あらゆるものを回りにかこって勉強したりラジオ聴いたりしていたが・・・
試験勉強で眠くなると、そのままこたつで寝てしまったりすると、夢で数学の問題が解けた！
なあんていう奇跡もたまには起きた。

この自分の必要なものに囲まれて、すっぽりぼてっと暮らせるのが妙に快適だった。

そんなことを思い出しながら部屋の片づけをしていた。

台所の引き出しを整理していたら、乾燥ひじきの使いかけが2袋出てきた・・・・

ひじきご飯と大根とひじきのサラダを夕食に作った。
なかなかヘルシーなタニタメニューになった。