S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

カタホコリの子実体

2011-12-12 16:43:17 | Weblog
この題名何?と思われたでしょうが、これは粘菌という胞子のような菌の名前です。

わたしの住んでいるところから車で30分の所に菅平高原という今はスキー場になっている
高原があります。

そこにはこんな粘菌が森に住んでいるのです。

落ち葉の下なんかにこの「子実体」というきのこのようなものが生きています。

この胞子からは小さなアメーバーみたいなものが出て、核分裂して大きく育つのです。
十分に育つと乾いたところに移動して、一晩でたくさんの子実体に変身し、また胞子を
飛ばすのです。

モジホコリとかカタホコリとかいろんなのがあります。

モジホコリはゆっくりと動いて時速5mmだと!

菅平からわたしの家まで車で30分、モジホコリは2500年ほどかかって歩くのです!(すごいね)
ちなみにわたしが歩いたら半日かかるかな??

カタホコリの子実体はすっごくかわゆいかたちをしています。

宮崎作品にも「まっくろくろすけ」とか、「こだま」とか出てくるけど、あんなイメージです。

人間世界とは、はるかに無縁な気がするこんな生命の世界を知ってみると、すごく不思議な気がする
のです。人間は自分のことばかり考えすぎていて、こんな粘菌の世界のことなんて、まったく
考えてもいなくて・・・・

でも確かにこの粘菌たちもせいいっぱい生きているのだなあ・・・とかわいく思えます。


菅平通信に載ってた小さな写真があるので、携帯で写してみたのを皆さんにおみせします。
写真をクリックして大きくして見てね。(少しぼやけてるけど・・)

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