つながっている一本の糸みたいに。

ここのところ立て続けにアマゾンの中古本を買っていた。
中古なので、３００円とかそんな値段で買えるものばかりだ。

でもあまりに出版が古い（昭和３０年代から４０年代）ものばかりなので、活字はなんだか活版印刷みたいな感じだし、表紙はやけていて色も変わっている。

でもすごく不思議なことに、いろんな本を読み始めて気がつくと、ある１本の線のように、作家から作家へ、たまたま読み始めた本にこの間買った本の名前があったり、見えない糸のように本から本へとつながっているものがあって、わたしはそれい導かれて読んでいるみたいで、見えない力にあやつられているみたい・・・・
と思う。

それはきっと自分の惹かれるものには、ある思想なり考えなりその作家の生きかたや、考え方が自分と同じ色をしているからなのかもしれないと思ったりする。


そして必然的に自分が作品を書くうえで、モチーフやテーマ、死ぬまで追い続けるものが何なのかが、ぼおっとおぼろげに浮かび上がってくるような気がする。

それは若い頃と違って、たぶん今まで読んだり、書いたりしてきたから見えてくるものなのかもしれないから、書いてきたことはまんざら無駄ではなかったのかもしれないと思えるようになった。

どんな物書きもいつも書く初めには新しいスタートラインに立つ訳だけれど、自分の方向性がおぼろげに見えてくれば、やたら無駄な間違ったスタートラインに立たなくてもいいわけだ。

この世の中には、気持ちが惹かれるものはいっぱいある。
でも本当に自分がそれに魅かれているのかは、すぐにはわからない。

やっとだんだんわかるようになったのかもしれない。
長い道のりだなあと思う。

ほんとに小さい頃の記憶みたいなものを手繰り寄せていくと、あんがいヒントがあったりするのもおもしろい。


自分に似合うと思い込んでいたものが似合わなかったり、敬遠していたものがあんがい似合ったりするお洋服みたいなものかもしれない。

冬に向かって脂肪をたくわえてるこだまは・・・

娘が彼のお父さんが撮ってくれた結婚式の写真をメールで送ってくれた。

わたしの姉たちが、娘の花嫁姿を見て、結婚したときのわたしに顔が良く似てると言ってたけど、確かに似てるなあとわたしも思ったけど、やっぱりわたしよりずっと可愛かった！（親の欲目？）

いや、やっぱりわたしより可愛い。
何が違うかって、わたしは結婚したときがすごく若かったから、あまりお嫁に行くという覚悟がなくて、はしゃいでいただけのような気がする。

お父さんとわたしは飲み友達？みたいなもんで、友だちとみんなでワイワイやってることが多かったから、その延長の宴会？みたいな結婚式だった。


今考えると、もう少し真面目に結婚式にのぞめばよかった・・・・

だってお父さんは結婚式の時、新郎にもかかわらず、だいぶ酔ってましたからねえ。

娘は白無垢がほんとによく似合っていた。

写真をみながらあらためて彼のお父さんやお母さんも大切にして、元気で楽しく暮らしていってほしいなあ・・と思った。


少し風邪をひいてしまってきのうは早めに眠ったのに、こだまは真夜中ドデーンとわたしのお布団の真ん中にのっかってきて・・・重い・・・・

最近冬を前にして、こだまはがぜん食欲が出てきて、太ったのでなおさら重い・・

重いといろんな夢を見る。
きのうは本に押しつぶされる夢を見ていた。

四苦八苦しながら、やっと評論文（といえるか？）を書き終えたから、そのせいもあるかもしれない。必死で読んだ本が３冊・・・

怒る人、笑う人

千葉県の森田知事が、頭からなにか白い煙が出そうな勢いで、怒っているのを見て、もう少し落ち着いてテレビに出たほうがいいのに・・・・と思った。

カンカンに怒っている人をはたで見ているとなんとなくしらける。

落ち着いていろんな問題に対処している人の方が余裕があるから、話がいろいろ進める気がするんだけど。


しかし、この国には難題が山のようにあるなあ。
そしてひとつひとつの問題には、あちらを立てればこちらが立たずで、すべて丸くなれないからむずかしい。

国の利益が地方の利益とはならないし、こちらの地方にはよくてもこちらにはマイナスのような問題ばかりで・・・・

長妻さんの頭にも以前なかった白髪が目立つ。

でも一番だいじなのは、将来のビジョンをしっかりたてて、将来の国の方向性をしっかり決めて、それに向かって進むしかないだろうと思うんだけど。


子どもを育てるのも今だけを見るんじゃなくて長い目でみることがすごく大切だし、イチロー選手が言ってたように、毎日の積み重ねでしか遠くにいけないという言葉もすごく大切なことだと思うし・・・

小さな結婚式の大きな感激でした。

自分の結婚式では泣かなかった醒めたわたくしも、娘の結婚式は感激して、うるうるしてしまった・・・・

神社でおごそかに結婚式を挙げて、近くのレストランで家族や本当にちかしい方々に出席していただいた小さな結婚式だったけれど、とてもとてもいい結婚式でした。

出席していただいた親戚の方々もとても喜んでくださってうれしい結婚式でした。

お父さんは最後にプログラムにはなかったけれど、どうしても一言言いたいと司会の方にお願いして、「娘を宜しくお願いします」・・・と。

かなりお酒も入っていたけれど、胸にこみ上げるものがあったんだろうなあと思います。

娘は彼といっしょならきっと大丈夫と思えて、あたたかい気持ちになれました。



終わって安心したら少し疲れました。


高速１０００円というのを初体験して、車で東京まで移動しました。
渋滞にも合わず、スムーズに移動でき、無事こだまのお留守番していた我が家に帰ってきました。

さあ、また明日からがんばろう！

もののけ？

いつも眠れないということが、まったくないわたしが、昨夜はなぜかまったく眠れず・・・・・

陰陽師じゃないけど、真夜中の静けさのなかに何か気配がするようで、ドキドキして、眼がぱっちりしてもんもんと眠れず、トイレばかりいっていた。

気合を入れて眠るなんてことはおかしいけど、気合を入れて冷たい水を飲んで、気合を入れてこだまの丸まって熟睡してるそばに、わたしも丸まってやっと眠れた。

夜明け近く眠りについたので、息子におこされたのが７時４５分！

しまった、今度は寝過ごした！

いつもわたしに起こされている息子がめずらしく早く起きて・・・

みんなで寝てたら大変だった。お父さんも真夜中にものすごく恐ろしい夢を見たと言って、朝方熟睡していた。

うーん、その夢ももののけの仕業？

いつも朝に出て行くこだまも今朝はなぜか寝ている。
こだまも何かの気配がしてたのか？


明日は娘の結婚式。
明日は朝早く起きて車で移動。
子どもの結婚式は初体験なので、楽しみだけどドキドキする。
あした、天気になあれ。

台風通過・・・姿見えず・・・

夜中はかなりの雨音で、なかなか安眠できなかったけれど、朝起きて雨も弱まっていて、テレビをつけて台風の位置を確認したら・・・・

長野県を通り過ぎているところだった。
しかし、我が家は平穏で、風もあまり吹かず、お昼ごろには雨もやんでいた。
いろんなところで、被害も出ていたけれど、通過中の台風は目には見えず、姿も見えず、気配もあまりしない。

すごい勢力の台風って言ってたから、なんだか拍子抜けしたような・・・

忍者みたいなヤツだなあ・・・

会社は現場ができないので、きのうの夕方に臨時休業を決めたので、一日家でせっぱつまった原稿書き。
頭がこんがらがってきて、なかなか進まないのです。
あんまり考えすぎると、頭皮から油が出てきて、髪の毛がベタっとしてくる。


２日前から居間にいるハエが、未だに健在で、飛び回っていてうるさい。
かなり健康なハエみたいで、お父さんがきのうからフマキラーをふりかけてもいっこうに効かない。

殺虫剤に免疫ができちゃったのか？
元気だ。


こだまは外に少し出ては帰ってきて、こたつにもぐりこんでのんべんだらりと過ごしている。
そんなに寒くないだろうに。こんなじゃ冬はどうするの？
こだまもおばあニャンだから仕方ないか・・・

似ている人は？

街の中でいきなり「エリーゼのために」のオルゴール音が、大きな音できこえてきて、びっくり・・・
あたりを見回す。

今、新しく建設中の地裁の建物の壁面を、工事用エレベーターが昇っていくときに鳴っていた音。

ものすごい違和、建築現場とエリーゼのためにがミスマッチで・・・
なんで「エリーゼのために」？なのかな？


街でいきなり年配のおじさんに「いつもお世話さまです」
知らない人だからわたしではないな・・・と思って回りを見回すと誰もいない・・・

ってことはわたしに言ったの？

ぎこちなく知らないおじさんにぺこりと頭をさげて、首を傾げた・・

名前は忘れても、出合った人の顔はおぼえているほうだから、たぶんおじさんがわたしと似た誰かと間違えた？？

以前、歩いていたときも「○○さん」と声をかけられたことがある。
「ちがいますけど・・・」と言ったら、「あーら、よく似てるわねえ」と言われたから、よく似てる人がこの街にいる？ってこと？
しかもかなり近くに・・・・

この世には３人は似てる人がいるっていうからねえ・・・


警察、検察が菅家さんに謝罪したのなら、間違った判決をだした裁判所も当然謝罪すべきだと思う。いったい菅谷さんのどれだけの人生を無駄にしてしまったかわからない。菅家さんの家族にもとりかえしのつかないことをしてしまったのだから、心から謝罪しなければだめだと思う。

台風が近づいていて、暗い雨の一日。

歓喜の踊りはすごくかわいい・・・

サモアの津波、スマトラの地震・・・

自然災害の世界の悲惨な状況をテレビが伝えている。
今回も四川のように学校がつぶれ、子供達がたくさんがれきの下になってしまって、とても胸が痛い・・・

日曜日の夜はほとんど民法のチャンネルは見ない。

「ダーウィンが来た」・・・プレーリードッグが後ろ足で立って見張りをする姿はほんとにかわいかった！

知らなかったんだけど、プレーリードッグはいくつもの家族で街を作って住んでいて、敵が来ると、敵をみつけたものが、合図をだして鳴くので、みんながいっせいに警戒していた。

すごく合理的に暮らしていてびっくりした。敵がいなくなったときの歓喜の踊り？もまためっちゃかわいくておもわず笑ってしまった。

見張り台を作るのも、足で土を掘って、足についた土を口で爪を噛むみたいに、必死で取って、鼻で地面のてん圧して固めている様子がほんとに、かわいい。

人間だけじゃなくて動物も植物も鳥も、生きるためにすごく知恵があって、合理的に地球上に生きていて驚かされる。


地球は人間だけじゃなくて、ほんとうにたくさんの命が生きていて、そんなことをこの番組を見てると思う。
人間だけに住みやすいんじゃなくて、たくさんの命が必死で生きてることをいつも忘れないようにしたい。

共存してるんだなっと思う。

忘れた夢の無念さ。

きのうの夜は必死で原稿を書いた・・・・・・

濃いお茶を入れて、顔を洗って、気合を入れたから・・・疲れた・・・

ひとつはこれで、なんとかものになった！？

こだまが夜中に出歩いていて、静かな真夜中に猫のケンカの声、夜を切り裂くような声がする。猫の気の強さはハンパない・・・

こだまはものすごく気が強い猫で、ケンカも多いけれど、けして怪我をしてきたことがない。むしろやる方だろうと思う。友達の家の猫は、いつも怪我をして帰ってくると言っていた。

かわいそうなぐらい猫のケンカの怪我はひどい・・
尻尾の無い野良ちゃんもよくみかけるし、以前、家にぼおっと来ていた幸薄そうなどんこちゃんは、顔や、耳からよく血を流してした。

どんこはもう死んじゃったんだろうか・・・


来週連休に娘は結婚式をあげる。
電話が来て、「小さい頃のエピソードを紹介してね」と言われた。
母、がんばるよ！
でもあまりたくさん思い出があって、何をしゃべろうかなあ、


原稿を書いていて朝方にやっと横になった。
読んでいた本の内容が夢というか、幻みたいに眠りのなかに入ってきて、ぐるぐる回っていて、かなり大切なことを本がじゃべっていたのだけれど、朝起きたら、完全に忘れていた・・・がっくり

すごく大事だったような気がする。
すごい発見だったような気がする。
完璧に忘却の彼方に消え去ってしまった。ショック

いつも良い子じゃなくていい。

市で毎年の行事として何十年も続いている短詩型文学祭をしている。

３年ほど前から詩の選者をしていて応募された詩を一生懸命読んで、入選者を決めたりしている。

小学生や中学生もたくさん応募してくれる。

ただ読んでいると、良い子が多くて、あまのじゃくのわたしは戸惑ってしまう。

良い子だから悪いことは書かない。
戦争についてもお母さんについても友達についてかかれていても、道徳の授業で先生が言ってるような感じ・・・・・

「そんなにいい子じゃなくていいよ」と思わず詩を読みながら思ってしまう。

想像力って何だろう？

以前読んだ子どもの詩で、お父さんが酔っ払って夜すごくおそく帰ってくるからお母さんが鍵をかけてしまったのでお父さんは家に入れなかった・・・・という詩があって、その子はお父さんを少し可哀想に思っていた・・・

子どもの視点ってこんなだと思う。

良い子はすてきだけど・・・詩を書くときは、良い子じゃなくていい、

お母さんとけんかすることだってあるし、友だちとけんかすることだってあるし、大人の世の中がおかしいと思うことだってあるし・・・
ふざけんな！と思うことだってあるし・・・

何か美しいものを見て感動する時も、きれいということを自分の言葉で書いてくれたら一番すてきなんだけど・・・
きれいは「きれい」で終わっちゃうのはもったいない。

反抗したっていいよ！と言いたい。

書くときに身構えなくて自然になれたら一番子供たちは子どもらしいんだけどなあ、と思いながら夜一生懸命読んでいた。


こだまはついにこたつにもぐりこんだ。
寒くなったんだ、
こだまの様子で秋本番がわかる。