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さてさて、今回レポートするツアーですが、1994年は6月9日から18日までの10日間の休みで無理矢理に、モンゴルはゴビ砂漠を走り回ったというものデス♪
当時勤めていた会社にはリフレッシュ休暇というものがあり(あっ、今の会社も制度としてはありますね…)、それでも休暇を取るには少しばかり気を使う必要はあるので「ゴビ砂漠をバイクで横断してきます」というのを前面に押し出しての出発でありました。 フツーのヒトが考えると「ゴビ砂漠をバイクで横断」というのは、どんだけスゴイ冒険かと思うのでしょうが、大名旅行とまではいきませんがそれなりに他者依存型のツアーなのでたいしたことはありません。 でも、休暇が取りやすかったのは確かですね(笑)
参加メンバーの総勢7名は成田空港で初めて顔を合わせたのですが、3名が友人グループでワシを含めた他の4人は単独参加になります。 かなり怪しげな面々に見えたのでワシは少々後悔(嘘)しましたが、まあなんとかなるでしょう♪ということで、まずは北京に向かいます。
ツアーといってもツアコンが同行するわけでもなく、現地ガイドがお迎えに来てホテルまで送り届けてもらうと、翌朝は次のガイドにパスされていくというようなシステムです。 北京到着が何のかんので遅れてしまい結構遅くなったのでホテルで夕食をしたくらいで初日は終了です。
2日目はモンゴルの首都であるウランバートルに向かうのですが、飛行機の時間までちょぴっとあるので久々の北京の町をぶらつきます。 ホテルの朝食も付いてはいたのですが、町場の出店で麺を啜って朝ゴハンなどをいただきます。 この頃は通過が外国人用(外貨と交換できる)と人民用(外貨との交換不可)と2種ありまして、外国人用で払うとその何倍かの人民元の釣りがもらえたりします。 まぁ、使い道は全くといってよいほどないのですけどねぇ…
さて、北京空港ではメンバーの持っていたパンク修理用のミニボンベがセキュリティで引っかかって大騒ぎになったりと、少々バタつきながらも無事にウランバートルに到着します。 ここからの7泊8日がモンゴルのツアーです。
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ウランバートルでは、ビールだの水だのを買出しに出たり、基本的なことのレクチャーを受けたりするのですが、流石にちょこっと緊張してきます(笑) 基本は食事付きのツアーなので個人の準備はいらないのですが、当然ながら店などないのでそれなりの量=箱買いをしていきます。 ですが、他のメンバーは缶ビールを2~3本とかミネラルウォーターを2~3本しか買いません…
「お店なんかないんだよ。 人間は1日に(食事以外で)水1Lはいるんだよ。 人間はビールを2日飲まないと病気になるのだよ(嘘)」
などと問いかけても
「大丈夫でしょう!」
という返事が返ってくるので少々困惑しつつも、経験値の高いワシはそれなりの準備をしておきます。
そして、ここらの夕食あたりからメンバーも段々と仲良くなってくるのですが、怪しげに見えた3人組が相当にまとも(失礼!)だったり、逆にまともそうに見えたコヒが常識や配慮というものを備えていなかったり…(苦) しかし、ベッドが多少柔らかいからといって、いきなり床で寝るなよなぁ…
でもって、明けた朝から出発準備に入ります。
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バイクはヤマハのセローという225ccのバイクで非常に乗りやすいので有名です…が、正直なトコロ、ワシはオフロードバイクにはほとんど乗ったことがないので少々不安はありました。 でも、まあ、ドヘタというほどでもないのでなんとかなるでしょう♪
ということで、発進!
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ちょっと走り出すとアッという間に大平原が広がります。 キャラバンとしては7台のバイクにサポート隊であるランクル1台という組み合わせで、我々=日本からの参加者以外には日本語が話せるガイドとモンゴルのモトクロスの元チャンピョン、賄いのヲバチャンが同行します。
あらためてメンバーを紹介しますと、見た目のもっとも怪しかった3人組がヲッチャン、KMっちゃん、IZどん、単独参加は年齢順にOKハ~ン、コヒくん、く~がチャンで、キャラクターやキャリア、そしてバイクの腕もバラバラっぽいですね(笑)
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道なき道という感じではなく、全てが道という広がりですが予想外に結構な起伏や変化があります。 そして、沼地にはまり込むヤツとか、ジャンプしてひっくり返るヤツとかいるので前途多難という感じはあるものの、空と大地の広さにこまかいコトは忘れてしまいます。
と、調子に乗って走っていると意外と多いのがパンクです。 チューブタイヤなので仕方ないのですが、パンクすると休憩を兼ねての修理タイムになります。 ツアー全体を通して毎日1~2回は誰かがパンクしてましたね(爆) そして、そんなんでたむろしていると、どこからか馬に乗ったヒトビトがいらっしゃるのが不思議でした(謎)
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パンク以外にも若干のトラブルはあったものの、この日はウランバートルからアーデネダライ(ERDENEDALAI)までの概ね300キロを無事に走破しまして平原のど真ん中でテントを張ってのキャンプです。
(続く…)