乗車記念証とメニュー
或る列車のメインであるお食事です(2015年10月のメニューとなります)
初秋の海と大地の風
・大分県 関イサキのフライサンド、タルタルソース
・大分県 ウニと熊本県 車海老、宮崎県 キャビア添え
・大分県 豊後牛のローストビーフ、秋野菜、かぼすポン酢
森の香り
・福岡県 大分県 宮崎県 キノコのスープ
お弁当箱のようなケースにセットされた軽食(乗車時に配膳済み)とスープが最初に配膳されます。SWEET TRAINという名の通りデザートがメインの列車ですが、最初に軽食もありデザートメインのコース料理という感じです。
夏の名残
・宮崎県 鹿児島県 マンゴーと、スイカのカクテル
見た目も鮮やかなカクテルグラスに盛り付けられたスイーツ1つめ。
お月見
・福岡県 八女抹茶と大分県 あずき
先ほどの洋風なスイーツから一変して和風なスイーツです。2つめ。
秋桜
・大分県 ブドウと梨、宮崎県 リコッタチーズのタルト
つづいてタルト。秋桜の花びらも食用で食べられます。
十五夜の頃
・熊本県 青柚子&メレンゲ
・福岡県 紅茶&キャラメル
・大分県 サフランとカボチャ、佐賀県 シナモン、バニラ
最後はミニケーキセット。
ドリンクはフリードリンクで、飲み終わったり食事の間の適切なタイミングで注文を聞きに来てくれます。
ドリンク
・スパークリングワイン(宮崎:都農ワイン)
・白ワイン
・赤ワイン
・コーヒー(ケニア:カイナムイファクトリー他)
・紅茶(福岡:星野製茶園他)
・緑茶(長崎:北村製茶)
・日向夏ジュース(宮崎:サンA)
・ミネラルウォーター(大分:MYMウォーター)
食材は基本的に九州産のものを利用し、器なども九州の工房でつくられたものを積極的に採用しています。また、車内の一部意匠などはクルーズトレイン「ななつ星」と同様のものを採用しています。
軽食の調理は列車外でおこなっているようですが、スイーツの盛り付けなどは車内のARU BARで職人がおこなっています。
食器やスプーンなど各所に或る列車のマークが入っているのもおしゃれな感じですね。
列車は3時間弱で終点の日田に到着。ゆるキャラや観光協会のお出迎えがありました。
日田駅の待合室も水戸岡デザインです。
或る列車ですが、最初のリリースでは20代後半から40代くらいのOLが女子会を開くイメージという報道もありました。実際はこのような高級感をイメージした女子会とはちょっと違うベクトルの列車になったように思います。「ななつ星」の成功による列車のイメージ戦略変更があったのかもしれません。今回の同乗者はどちらかというと団塊の世代のご夫婦や、ご夫婦+30代くらいのお子様家族が多かったです。当初の想定客層ではなく「ななつ星」の客層に近い感じなのかもしれません。
さて、この列車ですが食べ物は美味しいですし車内の雰囲気もとても良いのでオススメはしたいです。ですが、手放しでオススメするには料金が高いので誰にでもオススメできる感じではありません。今回の大分発日田行きの或る列車は1人2万円(+個室は1室3,000円)ですので、高いか安いかと言えば高いと思います。昨今はアベノミクスで物価も高くなっていますし、景気が良くなっている方もいるらしいですが、自分としては気軽に乗れる感じの列車ではないですね。もちろん値下げをして客層が悪くなると列車のコンセプトが曖昧になりかねませんからこの価格設定でもいいと思いますし、価格の問題さえ無い方になら手放しでオススメします。
つづきます
*個人的には東北エモーションの価格的な気軽さと食事内容が万人にオススメしやすいかなと思います。
価格設定はこれでいいと思います。
この価格でも気軽に乗れるようになりたいですね(^_^;)