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小田急新型ロマンスカー70000形GSEデビュー!

2018年03月17日 21時00分00秒 | 鉄道
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2018年3月17日ダイヤ改正より、小田急の新型ロマンスカーGSEこと70000形が運行を開始しました。2008年デビューのMSE以来、約10年ぶりの新型ロマンスカーである70000形は「Graceful Super Express」の頭文字をとりGSEという愛称がついています。

今回は運良く切符をゲットできたので初日の運行初便であるスーパーはこね5号に乗車してきました。

*2008年MSE運行初便乗車時の記事は以下となります
地下鉄直通ロマンスカーMSE 運行開始
http://nomayu.blog.so-net.ne.jp/2008-03-15


新宿駅での出発前の様子

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出発式典

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乗車目標(各駅共通)


ロマンスカー70000形GSEの様子

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ロマンスカー伝統のバーミリオンオレンジを採用した艶やかな外観。ちょっと名鉄パノラマカーの新型みたいにも見えてしまう(^_^;)

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ロゴ

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車外表示はMSE同様カラーのLEDで、列車名と行き先を交互表示

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出入口は引き戸。昔のロマンスカーって綺麗な女性が出入口に立ってお出迎えしていたような記憶が(^_^;)


車内の様子

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先頭車(1号車・7号車)
両先頭車は荷棚がなく、中間車に比べ開放感があります。一方で荷棚がないため、荷物は車端付近荷物スペースか座席下、もしくは自席の足下に置くことになり不便です。展望スペース以外は荷棚を装備しても良かったのではないでしょうか。

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展望スペース
展望スペース上部に運転席があるため天井は低めです。展望席は4列です。最前列のみ座席が若干内側を向いています。展望席はプラチナチケットですので簡単には乗れません。

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中間車
荷棚がある以外、先頭車と大きな違いはありません。

シート
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シートは気持ち程度のリクライニングが出来るロマンスシート(座席間の肘掛けがないので、隣の人と密着できるのがウリ)です。座面はそれなりにクッション性がありますが、背面は薄く硬いです。もっとも乗車時間は最大で1時間30分程度ですから、この程度でも十分かもしれません。テーブルはインアーム式。大きさはMSEに比べ大幅に大きくなり、お弁当やパソコンをひろげやすくなりました。

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座席背面は収納式フック2個、フック1つ、ドリンクホルダー、傘用ひも、車販メニューなどが入るスペースがあります。

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肘掛け部分にコンセントがあります。

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車内WiFiサービスがあります。インターネットの他、車内コンテンツとして走行位置表示、前面後面展望、観光地情報などのコンテンツが、お手持ちのスマホ・タブレット・PCなどで閲覧可能です。

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ヘッドレストカバーはGSE刺繍入り。

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シートの転換は座席横にあるレバーを引きながら行います。足下スペースを荷物置き場として確保する関係上このような仕様なのでしょうけど、足踏み式レバーに比べ気がつきにくい場所にあるように感じました。


お手洗い
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バリアフリー対応お手洗い
お手洗いは洋式女性専用(2・6号車)、男性小専用(2・4・6号車)、男女共用バリアフリー対応(4号車)となります。4号車には多目的室・自動販売機があります。4号車の出入口のみ車椅子対応です。

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客室案内装置は液晶の横長タイプ。パッとビジョンでしょうか。MSEではフルカラーLED、VSEでは15インチ液晶表示でしたが、GSEでは簡素化された感じです。表示面積が小さいため、乗車位置によっては非常に見づらいです。

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ラゲージスペースは4号車を除く各車両にあります。3・5号車はデッキ部分、他の号車は乗降口付近の客室部分にあります。写真はデッキ部分のラゲージスペース。


車内WiFiサービスについて
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車内コンテンツは7カ国語(中文は2種類)対応です。一部コンテンツは日本語のみ対応です。

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日本語メニュー

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現在地表示

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前面展望

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後面展望

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エンターテインメントの一部例

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車内案内

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車販メニュー(PDF)

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ご利用の注意事項

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夜間前面展望の例


走行時の様子

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前面展望席

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車窓


箱根湯本駅

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到着式典

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箱根湯本駅も新宿駅同様頭端式ホームですので、正面の撮影は容易です。

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伝統のバーミリオンオレンジはとても目立ちます。


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運行初日と2日目に配布された記念乗車証

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車内WiFiサービスでダウンロードできる乗車記念証


感想
VSE以来の観光特化タイプ(といっても、ビジネス向けのモーニングウェイやホームウェイにも充当されます)のGSEは、車窓を楽しむという面では最高の車両だと思います。高さ方向1メートルの大型窓から見る車窓は最高ですし、運良く展望席が取れれば、大型の窓から展望も楽しめます。座席は最長1時間30分程度なら問題ないレベルでしょう。もう少し荷物を収納できる場所に工夫があると嬉しいですけど。

乗り心地としては良くも悪くも最新の特急車両という感じで、小田急線内では不満はありません。登山線内では揺れますがそれは仕方ないことでしょう。今回のダイヤ改正で新宿小田原間は最速59分での運行となりました。今回乗車した列車も約58分で走破し、あっという間に小田原に到着したという感じでした。

展望席が取れれば最高でしょうけど、取れない場合は1号車5列目(箱根湯本方面行)or7号車10列目(新宿行)とか良さげです。それ以外の場合は荷物の置き場所に困るので、積極的に1・7号車を選択するメリットは感じられません。

小田急公式ページのGSE編成表・座席表
https://www.odakyu.jp/romancecar/features/line_up/70000/seat/


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lounge SRG 小田急新型ロマンスカー70000形「GSE」に乗って来ました



2 コメント

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Unknown (QUWA)
2018-03-29 14:48:25
>昔のロマンスカーって綺麗な女性が出入口に立ってお出迎えしていたような記憶が
確か以前は、乗車は一部の号車のみだった覚えがありますよ。ホームにも「○・○・○号車乗車口」みたいな看板があった覚えが。
そういう意味では今でもその制度を維持しているSVOは抜かりがないな…と。
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Unknown (Kimi)
2018-04-02 22:43:25
>QUWAさん こんばんは。
LSEやHiSEが現役バリバリだった頃は乗車口も限定され、乗車口で切符を確認しながら乗車だったように記憶しています。ロマンスカーに乗るという特別感はありましたね。現在は通勤ライナーでもあるわけで、そういうサービスは難しいでしょうけど。

SVOはJR東日本の中では特別な存在になってますね。同世代の651・253が事実上引退している現状では、この先いつまでこのサービスを続けるのかも不明瞭ですが、特別な列車に特別感のあるサービスは多少人件費がかかっても続けていただきたいものです。
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