つづいて車内でふるまわれる食事です
乗車後ウェルカムドリンクのサービス(ソフトドリンク以外にも有料でアルコールも選べます)
2016年4月のブランチコースのドリンク(おかわり自由)
アルコール(有料)
ビール
・SUNTORY ザ・プレミアムモルツ マスターズドリーム(小瓶 500円)
日本酒
・秩父錦 生貯蔵吟醸酒(300ml 600円)
・武甲正宗 本醸造(180ml 300円)
赤ワイン
・秩父ルージュ マスカットベリーA キュヴェ釜の上SP(グラス 700円、ボトル720ml 3,800円)
・フォルタン シャルドネ(グラス 500円、ボトル375ml 1,300円)
白ワイン
・秩父ブラン 甲斐ブラン シュールリー(グラス 700円、ボトル720ml 3,800円)
・フォルタン シャルドネ(グラス 500円、ボトル375ml 1,300円)
ウイスキー(ストレート・ロック・水割り・ハイボール)
・山崎(600円)*ノンエイジでした
サワー
・レモンサワー(300円)
ソフトドリンク(無料)
オレンジジュース コカ・コーラ 狭山茶(緑茶)
一部アルコールのラベルはオリジナル仕様
西武新宿駅を発車して25分ほど経った頃から食事がサーブされます
1品目:スープ
鶏団子 蛤のスープ 青海苔の香り(岡元シェフ)
1品目は温かいスープです。すべての料理が有田焼の食器でサーブされます。
ライブキッチンでは料理人が調理と盛り付け作業を手際よくこなしていきます。
2品目:前菜
至福の12種類の前菜(田村シェフ・篠原シェフ・岡元シェフ・杉本シェフ)
こんにゃくオランダ煮/鶏のチーズこがね焼き/パイナップルスモークサーモン奉書巻き/笹麩茶巾/さつまいも甘露煮/サーモンチーズボール/大黒本しめじのピクルス/パテ・ド・カンパーニュ/ロースハム/くらげ頭の甘酢漬/長芋湯葉巻き カニフカヒレあんかけ/口水鶏(よだれ鶏)
2品目は埼玉の食材を使った前菜の盛り合わせ。こちらはディナーコースと共通です。西武新宿駅発の場合は2品目がサーブされる頃(西武新宿駅発車後約45分)に所沢に到着し進行方向が変わり、西武新宿線から西武池袋線へ転線し飯能駅を目指します。
3品目:メイン
武州和牛のポ・ト・フ~サプライズ仕立て~(杉本シェフ)
3品目はメイン料理。サプライズ仕立ては、乗客の前で封を開封することから名付けられています。車内での熱入れ(ホットプレートを利用していました)と、封を開けた瞬間に広がる香りが食欲をそそります。車内環境での調理を最適化しながら、食べる側の食欲をかき立てる演出をうまく両立させています。パンも秩父の材料を使ったパンになります。
この頃(西武新宿出発後約1時間30分)で飯能に到着し進行方向が変わり、西武秩父線を秩父へ向け走ります。
4品目:デザート
ビュッフェケーキ各種
お飲み物
コーヒー、カフェラテ、カプチーノ(ネスカフェ レギュラーソリュブルコーヒー 「挽き豆包み製法」使用)
紅茶(よこぜの美味しい紅茶)
食後のデザートは3号車のライブキッチンに客自ら取りに行くビュッフェスタイルとなります(*乗務員に頼めば盛り付けて持ってきてもらうことも可能みたいです)。当初6種類、後に2種類追加され、この日は8種類のケーキがふるまわれました。ケーキは十分に用意されていて急いで取りに行かなくても品切れになるということは無いように配慮されています。飲み物も基本的にセルフサービスですが乗務員に頼めば持ってきてくれます。デザートタイムは1時間ほどあります。
秩父までは山間を進みます。トンネルも多く照明も相まって良い雰囲気です。
芦ヶ久保駅に到着。ブランチコースはこちらの駅で30分ほどお散歩タイム(自由散策)がとられています。
まぁ、基本的に撮影タイムですよw
乗務員さんも気さくに撮影に応じていただけました。
芦ヶ久保駅は道の駅芦ヶ久保が駅前にあり、お土産や食事が足りなかったときに名物うどんを食べることも・・・車内では果樹公園村の案内がありますが、果樹公園村に行く場合は列車出発までに戻れない可能性が高いので事実上こちらでレストラン列車の旅は終了となります。
芦ヶ久保出発後10分ほどで終点の西武秩父駅に到着。レストラン列車での至福の時間はあっという間に終わってしまいました。
”西武 旅するレストラン 52席の至福”の感想
近年流行のレストラン列車。首都圏の山手線沿線から出発する初のレストラン列車である52席の至福ですが、価格は比較的リーズナブルな設定で、昨今のレストラン列車高級化(一部列車は値段だけ無駄に高級化してるきらいもありますが)に比べれば比較的気軽に乗車することが可能です。
食事内容は埼玉県(特に沿線)の食材を有名シェフ監修によりどれもおいしい食事となっています。量に関しては男性だと少なめと感じる量でちょっと物足りない印象。女性や小食な方ならちょうど良いでしょうし、デザートを含め満足感も高いと思います。
個人的には価格を考えるとブランチコースはおすすめできます。ディナーコースは写真からブランチ比で量が多めな感じを受けるので食事としては良いでしょうが、走行区間が山or住宅街で車窓が絶望的なので、列車で移動しながら車窓を楽しみつつ食事というコンセプトがあるであろうレストラン列車には微妙かなとも。
食事メニューは季節により変わるので夏以降はどうなるのか楽しみです。あとこの内容だと・・・そのうち値上げされるんじゃないかなとも思います。
まだもう少しだけ続きます
料理は量が少なめであったことを除けば、とてもおいしく満足のいくものでした。もう一品増やすか、量を少しずつ増やしてくれれば満足感は倍増ですが、価格やコンセプト的にこれくらいが妥当なのでしょうね。