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GoToで行く秋の徳島と関西の旅~その3・藍よしのがわトロッコ編~

2021年02月07日 21時00分00秒 | 2020年10月徳島関西旅行
前回のあらすじ
1日目は、うずしお観潮と大塚国際美術館見学をしました。

2日目はホテル向かいの鳴門郵便局前バス停からスタート

鳴門郵便局前0900→徳島駅前0938 鳴門線徳島駅前行 徳島230あ1611 470円
鳴門駅から列車で徳島に向かっても良かったのですが、バスの方が時間の都合が良かったのでバスで移動しました。


昨日まではバスに乗るたびに小銭準備しなくちゃいけなくて面倒でしたが、2日目は徳島おでかけきっぷ(徳島県内のJR線、阿佐海岸鉄道線、指定された区間のバスが一日乗り放題)を利用するのでそのような手間もありません。


徳島駅にほぼ定刻で到着。


徳島駅のお土産売場で物色する図。徳島で得するケンが4,000円分未消化なので使えるお店でお土産を購入しようという作戦になりました。徳島で得するケンはとてもお得ではあったものの、飲食で使えないなど使える範囲が限定されてちょっと不便な一面もありました。
愛媛の銘菓母恵夢ね~じゃん(>_<)*大阪の百貨店で売ってたけどな


出発時刻が近づいてきたので改札を通ります。

高松行きの特急列車出発後に入線する模様。乗車時間6分弱とは慌ただしい。


とりあえず対面ホームから撮影しようとしたら、すでにホーム後方に藍よしのがわトロッコの車両が止まっていました。

藍よしのがわトロッコ車両紹介


1号車32-501(阿波池田方)


1号車はトロッコ車両です。外装は藍よしのがわトロッコ塗装になっていますが、車内は幕末維新トロッコ時代と大差ないように見えます。私が乗車した阿波池田行き”さとめぐみの風”では、途中石井駅から阿波池田駅までがトロッコ乗車区間となります。

2号車キハ185-20(徳島方)


2号車は185系気動車で車内は特急仕様のリクライニングシートが並びます。トロッコ車両同様外装は藍よしのがわトロッコ塗装ですが、内装は至って普通のキハ185系でした。




徳島1034→阿波池田1300 ト9451D藍よしのがわトロッコさとめぐみの風阿波池田行
早速乗車しましょう。


ドア付近で観光協会の方から沿線のパンフレットなどが入った袋をいただきました。


シートポケットにはiPadが差し込まれていました。後半の区間で利用するとのことでです。


列車は満席で、一路阿波池田を目指します。


石井駅からトロッコ車両に乗車できます。他のトロッコ列車同様2号車の座席と同番の座席に着席します。


トロッコ列車前半は観光協会の方が沿線の観光案内をしながらの進行となります。途中車内販売(飲み物と保存のきく軽食、ごく少数の乗車記念グッズ)がありました。


よしのがわトロッコと銘打っていますが、吉野川を眺められる区間はそれほど多くない印象です。また、基本的に整備された街中を走行しますので、しまんトロッコほどの観光気分も得られないのは微妙なところ。


穴吹駅に到着


穴吹駅を出発すると事前予約制の”阿波尾鳥トロッコ駅弁”の引換がはじまりました。当初は車内で食べようと思っていましたが、走行中は強風のトロッコ車両でお弁当を広げるのは無理ゲーなのでお持ち帰りとなりました。こういうときにレジ袋くれないのは本当に不便(有料での配布もありません)。



阿波池田駅からはつるぎ高校ICTビジネス研究部による、iPadとZoomを利用した観光案内が行われます。


設定は各自で行う必要があります(注:数字打ち込むだけ)


藍よしのがわトロッコには車内WiFi設備がありませんので、ポケットWiFiが2~3ボックス1台程度の割合で設置されます(つるぎ高校の教員が結束バンドで椅子に縛っていくスタイル)。


どうにかつながりました。


こちらの生徒さんが沿線の観光案内をしてくれます(Zoomを利用していますが一方的に観光案内を行うだけです)。


ビデオ会議システムを利用した観光案内の取り組み自体は面白いと思いますし、高校の実習としては良い経験になると思います。しかし、車内では電波状況が悪く回線が途切れがちな上、走行時は騒音で声が聞き取りづらい、直射日光が当たり画面が見づらいなど課題も散見されました。今後も行うのであれば、iPadは1人1台ではなく1ボックス1台程度に制限し通信環境を良くする、窓側に立てかけ日差しよけもできるスタンド等を用意する、音声は各々のiPadからではなく車内スピーカーから流すなど工夫があるとよりよいものになる可能性も秘めているかもしれませんね。


キセルかえる


後半の観光案内をしていただいたつるぎ高校の生徒さん達に見送られ列車は阿波池田を目指して快走します。


トロッコということもあり、沿線のお見送りとの距離感は近い感じ。某列車のように右前方~つづいて左~また右~みたいな強制お手ふりアナウンスもないのでゆったりできるのはいい感じ。そもそも手を振るのって強制されるべきものじゃないですよよね。




列車は定刻で阿波池田駅に到着して、藍よしのがわトロッコの旅は終わりました。


藍よしのがわトロッコの感想
 藍よしのがわトロッコは土讃線で運行されていた幕末維新トロッコが用済み”時代の夜明け”運行開始に伴い発展的運行終了になり、外観を一新して徳島線で藍よしのがわトロッコとして2020年10月に運行開始しました。内装はほとんどいじられていないので、四国で運行されるトロッコ列車としては一番テキトー普通な感じでした。
 よしのがわトロッコの名の通り、吉野川に沿って運行こそしますが吉野川を見ることができる区間はそんなに多くありません。適宜沿線の観光案内があり遠くに見える山々から、近くに見える町並みまで興味は尽きないものの、今ひとつパンチの弱い印象でした。
 四国トロッコ3兄弟(勝手に命名)の中でのオススメ度は一番下かなぁという印象、大自然と四万十川のしまんトロッコ、アンパンに興味が無くても風が語りかける瀬戸大橋アンパンマントロッコに比べてウリが弱い印象です。しかし、四国まんなか千年ものがたりと接続できるようにダイヤ設定されているので、トロッコとお食事系の2つ違った観光列車を一日で楽しむというのは面白い試みだと思います。
 なお、乗車したのは10月下旬で上着がいらないような暖かい秋晴れの日でしたが、トロッコ走行中は走行風でかなり寒いですので、暖かい日でも防寒対策を怠らないように注意したいですね。トロッコ車両乗車区間ではトロッコ車両と座席車両は移動自由ですので、寒さで体調に異変をきたした場合は無理せず暖房のきいた座席車両に移動することをオススメします。

つづきます


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