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ASUS ZenFone7 を台湾で発表

2020年08月27日 21時00分00秒 | ZenFone情報
ASUSは8月26日に台湾でZenFone7シリーズを発表しました。
ラインナップはZenFone 7と上位モデルのZenFone 7 Proの2機種です。

主なスペック
ZenFone 7(ZS670KS)
・Snapdragon 865
・RAM 6GB/8GB
・ストレージ 128GB(UFS3.1)
・メインカメラ:IMX686(6400万画素・PDAF)、F1.8、画角26.6mm(35mm換算)
・超広角カメラ:IMX363(1200万画素)、F2.2、画角14.3mm(35mm換算)、4cmマクロ撮影
・望遠カメラ:センサー不明(800万画素)、F値不明、画角80mm(35mm換算)、光学3倍デジタル12倍ズーム


ZenFone 7 Pro(ZS671KS)
・Snapdragon 865 Plus
・RAM 8GB
・ストレージ 256GB(UFS3.1)
・メインカメラ:IMX686(6400万画素・PDAF・OIS)、F1.8、画角26.6mm(35mm換算)
・超広角カメラ:IMX363(1200万画素)、F2.2、画角14.3mm(35mm換算)、4cmマクロ撮影
・望遠カメラ:センサー不明(800万画素・OIS)、F値不明、画角80mm(35mm換算)、光学3倍デジタル12倍ズーム


両モデル共通仕様
・Android 10 (ZenUI 7)
・6.67インチ 20:9 (2400×1080) 90Hz/1ms AMOLEDディスプレイ、HDR10+対応
・バッテリー容量 5000mAh、QC4.0&PD対応(30W急速充電)
・サイズ 165.08×77.28×9.6mm
・重量 230g
・トリプルスロット(5G/4G or 4G/4G + microSD) dual-standby support & one MicroSD card)
・WiFi6、NFC、Bluetooth5.1、電源ボタン・スマートキー一体型側面指紋センサー


付属品
・Active case
・Transparent case
・USB-C to USB-C cable
・USB power adapter (30.0W)
・Ejector pin (SIM tray needle)
・Documentation (user guide, warranty card)


台湾での価格(レートは1TWD=3.6円ほど)
ZenFone 7(6GB/128GB) 21,990TWD(約7万9000円)
ZenFone 7(8GB/128GB) 23,990TWD(約8万7000円)
ZenFone 7 Pro(8GB/256GB) 27,990TWD(約10万1300円)

ZenFone 7(ZS670KS)
https://www.asus.com/Phone/ZenFone-7-ZS670KS/
ZenFone 7 Pro(ZS671KS)
https://www.asus.com/Phone/ZenFone-7-Pro-ZS671KS/


感想
 ZenFone6から順当なバージョンアップという印象。5Gはミリ波非対応な事以外は日本国内での利用に問題ない感じです。スペックだけを見ればよくできた端末だと思います。

 一番のウリであるトリプルレンズ構成のフリップカメラはZenFone6から耐久性や動作のスムーズさなど様々な部分が改良されています。が、望遠レンズまでフリップにしたせいでサイズが大きくなってしまっているのは気になるところ。望遠レンズは固定にしてセンサーやレンズのスペックをあげた方が魅力的に感じました。

 画面は液晶からサムスン製AMOLEDになりました。AMOLEDの方が発色が良く見栄えが良い傾向がありますので個人的にはアリだと思います。リフレッシュレートも90Hzになりヌルヌルとスクロールされるんだろうなと思います。

 ZenFone6で好評(?)だったスマートキーは、電源ボタン・指紋認証センサーと一体型になりました。使ってみないとわかりませんが、一つのボタンで複数の機能を搭載すると使い勝手は落ちるイメージが強いので気になるところ。AMOLEDなので画面内指紋認証センサー搭載にして、キーの機能割り当てを減らした方が良かったという事にならなければ良いのですが。

個人的に微妙だなと思う点
・重量230g
 ケース付けたら250g超えそうな重量はどうなんでしょう。量販店で持ち上げた瞬間に”重っ”ってなりそうな予感がします。重量バランスが良くても230gは日常利用のスマホとしては重すぎると思います。
・OIS
 ZenFone6のスペック上の不満であったOIS(光学式手ぶれ補正)が搭載されました。上位モデルのProだけですけどね。
・防水防塵非対応
 数年前ならまだしも、今ではこの価格帯のスマホの多くが防水防塵対応です。対応してなくてもいいよって人もいるとは思いますが、セールス的にマイナスなのは間違いないでしょう。
・価格
 台湾価格が発表されましたが、5G対応のハイスペック機なのでそれなりに高いです。ASUSに求めている価格帯とは乖離しているような気もしますが、このスペックならこの価格も仕方がないと思います。国内だと下位モデルが税込み10万円切れたらASUSジャパン頑張ったねって褒めてあげたいレベルかも。


日本国内への投入は?
 ASUSジャパンからの正式発表はありませんがたぶん投入されるでしょう。技適さえ取れば台湾版と同じSKUで周波数的にも問題はなさそうです。価格は下位モデルなら10万円、上位モデルは12万円くらい用意しておけば多分買えるのではないかと思います。
 ネット上を見るとFelica搭載を希望する声が多いようですが、Felicaが必須の方はGalaxyやXperia、AQUOSなどを選びましょう。現在のASUSが日本向けオリジナル仕様ZenFoneを出すような事は無いでしょうし、経営判断としてそれが正しいと私は思います。

 ZenFone6の頃からASUSのスマートフォンはハイエンド路線で行くことが既定路線となっています。本音を言えばSnapdragon700番台搭載の少し小さめ・軽量な廉価モデルがあればなと思います。フリップカメラも使ってみるとなかなかに面白いギミックなので入門モデル的な製品があるとよりよいと思います。
 なお、旧モデルのZenFone6はうまく在庫整理できたようで値下げ処分の期待はできません。ASUSの利益を考えると良い傾向だと思います。

参考にした媒体。わかりやすく特徴がまとめられています。
ケータイWatch
ASUS、フリップカメラの5G対応スマートフォン「ZenFone 7」「ZenFone 7 Pro」を発表
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1273060.html


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