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ZenFone MAX M1(ZB555KL)レビュー 前編

2018年10月27日 22時00分00秒 | ZenFone情報
このレビューはASUSオフィシャルコミュニテーサイト A部 For ASUS Mobile Products の新製品レビュワープログラムのレビューとなります。


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ZenFone MAX M1(ZB555KL)レビュー
 ZenFone MAX M1は2018年9月に日本で発売された、ZenFone MAXシリーズのエントリーモデルとなります。世代としてはZenFone5世代となります。価格は約2.5万円ほどで比較的リーズナブルなモデルとなります。

スペック

詳細はASUS公式ページでご確認いただくとして、この端末の主な特徴は以下の通りです。

・縦長18:9の5.5インチディスプレイ
 昨年あたりから搭載モデルが増えている、縦長タイプの5.5インチ液晶(1440×720 HD+)を搭載しています。5.5インチですと大きめの端末というイメージですが、縦長ディスプレイのため横幅は5インチ相当となりコンパクトかつ握りやすいサイズ感の端末となっています。

・国内3キャリアVoLTE、DSDS対応トリプルスロット
 ZenFone4世代まではドコモVoLTEに未対応でしたが、5世代からはドコモVoLTEにも対応し日本国内主要3キャリアのVoLTEに対応しています。また、nanoSIM対応スロット×2+microSDスロットのトリプルスロット仕様で、SIM2枚orSIM1枚+SDカードのどちらにするか迷うこともありません。なお、VoLTEは優先データSIM側のみ対応となりますので、上位機種のようにVoLTE+VoLTEという利用はできません。

・4000mAhの大容量バッテリー
 MAXシリーズの特徴の一つである大容量バッテリーを搭載しています。カタログスペックでは連続待受約38日間、Webブラウジング約23.6時間とされています。ケーブルは付属しませんがリバースチャージ対応です。

・標準+広角のデュアルカメラ搭載
 ZenFoneでは標準的な標準+広角(120°)のデュアルカメラを搭載しています。

・安心のセキュリティ
 指紋認証+インカメラ顔認証に対応しています。


主なスペック
 SoC Snapdragon430/メモリ3GB/ストレージ32GB/5.5インチ18:9HD+IPS液晶/4000mAhバッテリー/3キャリアVoLTE対応トリプルスロット/指紋+顔認証

本体色
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サテライトゴールド(GD)/ルビーレッド(RD)/ディープシーブラック(BK)


開封レビュー
今回はルビーレッド(ZB555KL-RD32S3)を紹介します。

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外装箱はエントリーモデル共通のカジュアルな感じです。引き出し式です。

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内容物
本体、ACアダプタ、USBケーブル、ZenEar、SIMスロットピン、書類一式
 キャリアモデルと違い本体だけではなく、充電用のアダプタ一式とマイク付きイヤホンであるZenEarが付属していますので、これを買ってSIMをさせばすぐに利用できます。上位モデルのようにクリアケースは付属しませんが、別売純正オプションとしてClear Soft Bumperが提供されています。

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ACアダプタ
ZenFone3と同じ5V2A仕様のアダプタが付属します。サイズは若干コンパクトです。

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ZenEar
左:当製品付属品 右:ZenFone Zoom S付属品
 ZenEarは上位モデルに比べコストダウンがはかられている印象。サイズ違いのスペアイヤーピースは付属しませんので、自分の耳に合わない場合はサイズの合う汎用イヤーピースを別途用意する必要があります。

つづいて本体をみていきます

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前面
 前面は3色とも共通でブラックとなります。この端末はスクリーン内に戻る・ホーム・マルチキーが表示されますので物理キーはありません。

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上面
イヤホンジャック(4極コネクタ)

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左面
マイク、デュアルSIM+microSDスロット

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下面
マイク、USB端子(micro)、スピーカー

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右面
音量キー、電源キー

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背面
デュアルカメラ、フラッシュ、指紋センサー
 ルビーレッドは男性が持っても違和感のない赤です。ZenFoneでは以前からこの色が設定されており、ZenFoneといえばこの色を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。なお、質感はプラスチッキーであまり高くはありませんが、落ち着いた色合い、指紋センサーやカメラ部分にダイヤモンドカットされたパーツを配したため安っぽさはありません。金属筐体ではないはずですが上下にアンテナ線のような模様が入っています。


ソフトウェアの紹介
 ZenFone MAX海外モデルの一部ではピュアAndroidを搭載したモデルもありますが、ZenFone MAX M1はAndroid8.0+ZenUI5.0となり、今までのZenFoneと同じように利用可能です。

ZenUIの便利機能
 ZenFoneを利用している方にとっては当たり前の機能ですが、ZenUIで便利だと思う機能を紹介します。

スクリーンショット
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 マルチボタン長押しでスクリーンショットが撮影できます。スクリーンショットはロングスクリーンショット対応で1画面に表示できない部分もロングスクリーンショットボタンをタップすることでスクロールしながらスクリーンショットを撮影することが可能です。

ZenMotion
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 スクリーンのダブルタップでオンオフ、スリープ時にスクリーン特定の文字を書くことで設定したアプリを起動するジェスチャー機能などがあります。

ナビゲーションキーの設定
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 オンスクリーンになったナビゲーションキーの並びを、戻る・ホーム・マルチタスクとマルチタスク・ホーム・戻るの2種類から設定できます。Android端末で標準的なのは前者ですが、GALAXYなど後者の並びの端末を利用していた方も、戸惑うことなく移行できるのではないでしょうか。

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そのほかに、ツインアプリや簡単モード、片手モードなどもあります。


18:9スクリーン
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 メーラやブラウザなどは縦に長くても問題は起きませんが、Youtubeなどの動画閲覧やゲームアプリを利用する際に表示に問題が出る場合があります。その場合は設定画面→ディスプレイ→アプリスケーリングをアプリ毎に設定することで対応可能です。

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全画面アプリではナビゲーションキーにアップスケーリング設定ボタンが表示され設定可能です(要アプリの再起動)。また、全画面の動画再生画面などではピンチインアウトで画面に表示される領域を調整することも可能です。

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ゲーム表示例

動画再生例
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高さを合わせた場合

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横幅を合わせた場合(上下が切れます)


FMラジオ
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 ZenFoneにはほとんどのモデルでFMラジオが搭載されています。利用にはイヤホンを接続する必要があります(イヤホンがアンテナとなります)。このモデルではワイドFM対応ですので、AM放送局のFM放送受信にも対応しています。


PowerMaster
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 ASUSの電源管理アプリであるPowerMasterには、劣化軽減モードが追加されました。このモードを設定することで充電時に充電容量を制限し、電池寿命を延ばす効果が期待できます。なお、充電容量が減りますので1回の充電での電池持続時間は短くなりますので注意が必要です。


3キャリアVoLTE対応DSDS設定
 ドコモVoLTEを含めた国内主要3キャリアVoLTEに対応しています。またDSDS(Dual SIM Dual Standby)に対応していますが、上位モデルのようにDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)には対応していないので要注意です。

設定方法
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 デュアルSIMカード設定画面でモバイルデータ通信に設定したSIMスロットのみが4Gネットワークに接続されます。言い換えるとモバイルデータ通信に設定したスロット側のみVoLTE対応となります。

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モバイルデータ通信に設定していないスロットの設定画面

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モバイルデータ通信に設定したスロットの設定画面
 モバイルデータ通信に設定したスロットのみデータ通信やVoLTEの有効化、APNの設定ができます。

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 データ通信に設定したスロットに差したSIMがVoLTEに対応していればVoLTEで通話可能です。表示はHDとなっていますが、通話相手のドコモ端末(回線含む)ではHD+表示でしたので、いわゆるHD+に対応しています。

 SIMスロットの仕様上、キャリア通話し放題SIM+MVNOデータ通信SIMの2枚体制の場合はVoLTEを諦めるしかありません。これはデータ通信側に設定したスロットのみ4G接続(VoLTE通話に必須)、データ通信に設定しないとデータ通信ができない(MVNOデータ通信に必須)という仕様の関係で、VoLTE通話に使いたいSIM=データ通信に使いたいSIMにする必要があるからです。ドコモ系・ソフトバンク系の通話SIMでしたら3G回線で通話できますので音質などに目をつぶれば問題はありませんが、au系VoLTE SIMで通話を考えている場合は注意が必要です。ドコモ系通話し放題SIM+MVNOデータSIMですと折角ドコモVoLTEに対応したのにVoLTEは利用できないという残念仕様です。


 中編では、端末の使用感、他のZenFoneシリーズとの比較、同じ価格帯の他社端末との比較を掲載します。



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