1月20日に開催されたZenTour年末年始大感謝祭!東京会場の様子はこちらから
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! 東京に参加してきた~前編~
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! 東京に参加してきた~後編~
ZenFone3(ZE520KL)のレビュー記事はこちら
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! ZenFone3(ZE520KL)レビュー~デザイン編~
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! ZenFone3(ZE520KL)レビュー~機能編~
前回のレビューから日があいてしまいましたが、ZenFone3のカメラについて触れていきたいと思います。ちょうど旅行に行く機会があり旅行のスナップ撮影で大活躍した事を先に書いておきます。
この記事は写真がいつもより多めです。また、画像はブログの制約上640×480を目安に”縮専。”というフリーソフトでリサイズのみ行っております。YouTubeの動画に関してはブラウザ上にドラッグしアップロードを行いました。動画編集などの作業はしておりません。
ZenFone3のカメラでは様々な機能がありますが、基本的にはAUTO(リアルタイムHDR)で撮影しています。AUTO以外のモードでの撮影の画像は注釈を入れてあります。また、画像ファイルの名前は撮影時のままで、ファイル名より撮影日時・撮影モードがご確認いただけます。なお、前出の記事で様々なカメラモードがある事に触れていますが、スマートフォンで旅行時のスナップという事で基本的にはAUTOモードでの撮影を行い、そのモードでの画像について必要に応じ注釈を付ける形としております。モードを変える事によって解決する問題もあると思いますが、手軽にスナップ撮影できる事がスマートフォンのカメラの本質であると個人的には考えております。
今回はScootで台湾まで行ってきました。写真はガラス越しの機体ですが、日中晴天という事もあり綺麗に撮影できています。
機首部分を拡大してみます。コックピット下部の”Big Yella Fella"(注:Scootは機体毎に名称がついています)や前輪カバーにある機種番号一部の”JD”などの文字もはっきりと認識できます。
B787の機内はLED照明で照明の色合いが変化します。こういう光の変化はカメラで撮影するとうまく色が出ない事がありますがきちんと出ていますね。
桃園空港内。歩きながらの撮影ですがそこそこの明るさがあり、ブレなどは起きませんでした。
桃園空港からHSR桃園駅へ向かうバス。LED表示はAUTOですとやはり難しいものがあります。この場合はマニュアルでシャッタースピードを意図的に遅くする事で解決できます。
MRT動物園駅からスカイランタン会場へ向かうシャトルバス乗り場の案内。写真上部に街灯があり案内自体は明るく照らされていますが、現実より明るめに撮影されました。これに関しては善し悪しがあると思いますが、AUTOモードである事を加味すれば悪くない判断だと思います。
十分での一コマ。暗い場面にバスの表示や街灯など明るい照明が入ります。こういう明暗差の激しい場面はやはり厳しいものがあります。
会場に向かう一コマ。上空を打ち上げられたランタンが飛んでいきます。
こちらは比較的近くで打ち上げられた直後のランタンを撮影しました。スマホの画面やブログなどで掲載するには問題ない画質です。当然ですが等倍鑑賞での期待はできません。
会場の様子。暗い会場に強力な光線が降り注ぐような状況はスマホのカメラに限らず撮影条件としてはかなり厳しいです。
目をこらしてみるとそれなりにノイズがありますが、スマホのカメラでここまで撮影できれば文句はありません。
打ち上げの瞬間。この画像は動画を撮影しながら同時に撮影したものです。動画撮影時にシャッターを押せば同時に写真も撮れます。
少し白みがかっているのは各所で利用されたフラッシュによるものです。こればかりはどうしようもないです。
ランタン会場での撮影は予想以上に良い結果だったと思います。
帰りのバス待ちのスナップ。わざと強い光線を入れてみました。こればかりはどうしようもないですね。
帰りのMRT車内の様子。ドア上LED案内を被写体にしてみましたが、シャッタースピードがほどよく調整され、案内の動きによる被写体ブレも起きていません。かなり優秀かと。
食事処。現実より若干暗めなのはSSを稼いだためと思われますが、左の店員の腕は被写体ブレが起きています。この画像ですと上半分は明るめ、下半分は服装などの関係で暗めなので、どこにピントや露光をあわせるかによって違った感じの写真が撮れそうな場面かもしれません。
街中のスナップ。マスコットキャラクターは光っていません。
こちらはランタンなので虎が自発光しています。
ホテルの朝食。盛り付け方とかは別として、AUTOモードですと暗めであまり美味しそうにはみえません。他の場面でも何度か食事を撮影しましたが、どれも微妙な感じでした。食事を美味しそうに撮影したい場合はモードや撮影方法を要検証だと感じます。
街角のスナップ
日曜朝の台北駅
ホーム柱に貼ってあった瑞芳駅までの時刻表(注:瑞芳駅は九分・平渓線の玄関口)。湾曲もほどよく修正されているように感じます。
地下ホームに明るいLEDという場面。LEDの発色によっては文字がつぶれてしまっていますが、スマホのカメラである事を考慮すれば悪くない仕上がりです。
基隆駅バス停。明るい道路部分と歩道橋下の暗いバス停。通常ですと明るい側にひっぱられて暗い部分はつぶれてしまうような場面ですが、リアルタイムHDRの効果からか暗い部分もきちんと表現されています。
展望台からパノラマ撮影した様子。パノラマ撮影は360度パノラマとなり一周する必要があります。しかしパノラマ撮影で一周する場面というのは意外と少ないですし、一周を等速かつカメラの高さや角度を変えずに行うのは至難の業です。私の撮影が下手というのもあるかもしれませんが、パノラマ撮影の合成技術もそこまで高くないようで360度撮影はおまけ機能と考えた方が良いような気がします。なお、パノラマ撮影自体には途中で完了する機能がついていますので、パノラマ撮影を行いココまでOKという場所まで撮影したら画面のチェックボタン(撮影ボタン)をタップすれば、そこでパノラマ撮影は終了し合成処理が行われます。
岩の様子
基隆港
食事
街の様子。こういう場面を何度も撮影しましたが、どの写真もほぼ満足いく仕上がりでした。
近くのものと遠くのものを同時に移してみた写真。カメラセンサーは小さいですが、レンズがf2.0ということもありそれなりにボケます。AUTOですと、前か後ろにピントを合わせる事はできても両方(無限)にすることはうまくいかなかったので、ピントを両方にあわせたい場合はマニュアルモードで絞る必要があるようです。
薄暗い港での一枚。手前自転車のUbikeロゴ付近にピントを合わせて撮影。こういう場面は厳しいですね~
小籠包。小籠包にピントを合わせましたが、青白く寒々しい感じで美味しそうとはお世辞にも言えません。実際あまり・・・ 再三書いていますが食事の撮影はAUTOでは無理なのか・・・
朝食。実際はアツアツなのですが、写真からは冷めてるようにしか見えませんね。
朝の街角。写真はちょっと暗めでした。
列車での一コマ。この部分は照明などはなく、明るい車外と暗い車内、ステンレス板による反射など光の条件が厳しいのですが、HDRのおかげで被写体全体が安定した明るさで撮影できました。しかも走行中で揺れている状況でしたがブレも見当たりません。
駅での一枚。ホームの列車がもう少し明るい感じだと尚のこと良いと思います。リアルタイムHDRでの限界なのかもしれませんし、それ以上を求める場合はモードからHDRProを選んで撮影すれば改善するかもしれません。
煌びやかな宮での一枚。背景の空が明るいですが実際はすでに日没をすぎ暗い時間帯です。また、屋根の装飾にも違和感があり、かなりの画像処理が行われた写真であると判断できます。
ランタン会場での写真。
近くでランタン(発光体)が被写体の大部分を占める写真は、気負わず撮影しても綺麗に撮影されています。一方遠くから会場全体を移すような撮影ですと明暗差の関係でどうしてもぼんやりした感じになってしまいます。もっとも、夜間のこのような場面でここまで撮影できればスマホのカメラという意味では十分だと感じます。
帰路の空港で
なんか眠たい感じです。撮影者が眠かったからそれを反映したのならすごいテクノロジーですが・・・ 冗談はさておきこういう場面ですとピントが意図したところにきてくれない事がたまにあります。AUTOモードはダメだという事ではなく、AUTOで意図した撮影ができないのならマニュアルモードを積極的に利用するのもありなのかなと思いました。
空港の動く歩道でパノラマ撮影。パノラマ撮影時のカメラ移動は加速度センサーではなく画面上の被写体の移動により検知してるようです。写真のように開いているスペースとシャッターが閉まっているスペースがあれば移動を検知しますが、シャッターが閉まっているブースが続くと移動を検知せずにエラーが出ました。この画像では動く歩道の手すりにスマホをセットし撮影しました。移動速度は一定なはずですが、推奨される移動速度とは違うのかうまい具合には撮影できませんでした。
つづいて動画です。サンプルを5本ほどYouTubeにアップしてみました。すべて手持ちです。
ZE520KLカメラ動画サンプル 平渓スカイランタン
平渓スカイランタンの様子を撮影しました。片手でスマホを持ち、もう片手にはミラーレス一眼を持ちながら撮影という、あまりにもテキトーな感じですが、ブレもほどよく軽減され綺麗に撮影できました。動画撮影中に画面のシャッターボタンをタップし静止画も撮影しましたが、その時の振動なども動画からは感じなかったです。
ZE520KLカメラ動画サンプル 台北駅
台北駅での列車が発車するシーンを撮影しました。台北駅は地下駅ですが、ホームは比較的明るくそれほど苦戦するような撮影環境ではなかった模様です。
ZE520KLカメラ動画サンプル 集集線前面展望 集集駅→水里駅
集集線(台湾のローカル線)で前面展望も撮影してみました。撮影方法はカメラを前面ガラスに押し当てています。ASUSから提供していただいたray-out製のハイブリッドケースを装着していますので、スマホをガラスに押しつけるのは容易でした。走行中はローカル線ゆえにそれなりに揺れますが、その揺れも手ぶれ補正で処理されているようで揺れの少ない走行映像になってしまっているのはちょっと嘘っぽい感じかもw
ZE520KLカメラ動画サンプル 水里駅
台北駅(地下駅)と水里駅(日中の地上駅)での比較用に撮影しましたが、台北駅での動画が普通に撮影できてしまったので、この比較は無意味かも。
ZE520KLカメラ動画サンプル 雲林ランタンフェスティバル
最後は雲林ランタンフェスティバルの会場を歩いてみた!って感じで撮影しました。夜で暗い会場を歩く、さらにランタンとそれ以外の場所での明暗差が激しいうえ、動画撮影の素人が撮影しているという考えられる最悪な状況での動画です。個人的にはこれくらい取れてれば十分かなと思う反面、ランタンの明るい部分で飛んでしまっていたり、ランタンの色合いが実際と違ってしまっていたりするものが散見されるのも事実です。また、会場ではBGMが流れていましたが音割れなどはなかったようです。風切り音はどうしようもないですね。
総評
カメラ機能ですが、スマホのカメラと考えれば十二分に満足のいく仕上がりだと思います。メールやSNS・ブログなどで画像を共有したり、スマホの画面で見せたりする分には問題ない写真が手軽に撮れるカメラです。一方でPCなどの大画面で確認するとそれなりにアラが見えますので過度の期待は禁物かもしれませんね。写真を見ると条件が良ければ最新の、条件が過酷でも一昔前の普通コンデジ程度の写真が撮影できているように感じます。コンデジでは当たり前の光学ズーム機能はありませんが、光学ズームなどいらないという方なら、コンデジ代わりに使えるのではないでしょうか。
このスマホに限った事ではないですが、日本で販売されているスマホや携帯電話のカメラはシャッター音が鳴ります。盗撮防止など抑止力的意味合いが強い強制的になるシャッター音ですが、そろそろ無音設定ができるようになっても良いのではないかと常日頃から思っています。もちろん、無音カメラのようなアプリを使う手もありますが、そういうのを使っていると露骨に犯罪者予備軍的な取られ方をするような・・・ もちろん、街の雑踏で撮影しているときはシャッター音が鳴ってもそれほど気にしません。しかし、静かな場所(レストランで食事を撮影するなど)でシャッター音が鳴るというのは抵抗があります。結局は善良な大多数は不便を被って、一部の犯罪者は無音アプリやそれに準ずる機能を使い犯罪を犯すわけで、シャッター音規制って何の意味があるのか正直なところ分かりません。
海外に行くと感じますが、スマホで撮影をしているのは日本人に限りません。しかし、日本人が利用しているスマホはシャッター音が鳴るので一発で日本人である事が判別できますw 台湾のように治安の良い国であれば別に構わないのですが、国によってはそうとも言えないですからそういう意味でも、そろそろ業界による自主規制は再考するべき時期なのではないかと思います。総務大臣が一言いえば何でも変わるのが今の携帯業界みたいですけどねwwwwww
ちなみに、ZenFone3(JP版)のシャッター音は静かめな感じです。しかし、AF音は爆音です。もう少し調整してもらえるとありがたい・・・というか、日本独自の仕様ではなくて、WW版やTW版と同じ仕様のままで問題ないのですが(^_^;)
今回の記事でZenTourの記事は終了となります。次回以降の開催は未定ですが、ZenFoneの最新機種が気になる方や、ASUSジャパンの社員さんとお話ししたい方は是非応募してみてください!
ASUS ZenTour年末年始大感謝祭! 東京に参加してきた~前編~
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前回のレビューから日があいてしまいましたが、ZenFone3のカメラについて触れていきたいと思います。ちょうど旅行に行く機会があり旅行のスナップ撮影で大活躍した事を先に書いておきます。
この記事は写真がいつもより多めです。また、画像はブログの制約上640×480を目安に”縮専。”というフリーソフトでリサイズのみ行っております。YouTubeの動画に関してはブラウザ上にドラッグしアップロードを行いました。動画編集などの作業はしておりません。
ZenFone3のカメラでは様々な機能がありますが、基本的にはAUTO(リアルタイムHDR)で撮影しています。AUTO以外のモードでの撮影の画像は注釈を入れてあります。また、画像ファイルの名前は撮影時のままで、ファイル名より撮影日時・撮影モードがご確認いただけます。なお、前出の記事で様々なカメラモードがある事に触れていますが、スマートフォンで旅行時のスナップという事で基本的にはAUTOモードでの撮影を行い、そのモードでの画像について必要に応じ注釈を付ける形としております。モードを変える事によって解決する問題もあると思いますが、手軽にスナップ撮影できる事がスマートフォンのカメラの本質であると個人的には考えております。
今回はScootで台湾まで行ってきました。写真はガラス越しの機体ですが、日中晴天という事もあり綺麗に撮影できています。
機首部分を拡大してみます。コックピット下部の”Big Yella Fella"(注:Scootは機体毎に名称がついています)や前輪カバーにある機種番号一部の”JD”などの文字もはっきりと認識できます。
B787の機内はLED照明で照明の色合いが変化します。こういう光の変化はカメラで撮影するとうまく色が出ない事がありますがきちんと出ていますね。
桃園空港内。歩きながらの撮影ですがそこそこの明るさがあり、ブレなどは起きませんでした。
桃園空港からHSR桃園駅へ向かうバス。LED表示はAUTOですとやはり難しいものがあります。この場合はマニュアルでシャッタースピードを意図的に遅くする事で解決できます。
MRT動物園駅からスカイランタン会場へ向かうシャトルバス乗り場の案内。写真上部に街灯があり案内自体は明るく照らされていますが、現実より明るめに撮影されました。これに関しては善し悪しがあると思いますが、AUTOモードである事を加味すれば悪くない判断だと思います。
十分での一コマ。暗い場面にバスの表示や街灯など明るい照明が入ります。こういう明暗差の激しい場面はやはり厳しいものがあります。
会場に向かう一コマ。上空を打ち上げられたランタンが飛んでいきます。
こちらは比較的近くで打ち上げられた直後のランタンを撮影しました。スマホの画面やブログなどで掲載するには問題ない画質です。当然ですが等倍鑑賞での期待はできません。
会場の様子。暗い会場に強力な光線が降り注ぐような状況はスマホのカメラに限らず撮影条件としてはかなり厳しいです。
目をこらしてみるとそれなりにノイズがありますが、スマホのカメラでここまで撮影できれば文句はありません。
打ち上げの瞬間。この画像は動画を撮影しながら同時に撮影したものです。動画撮影時にシャッターを押せば同時に写真も撮れます。
少し白みがかっているのは各所で利用されたフラッシュによるものです。こればかりはどうしようもないです。
ランタン会場での撮影は予想以上に良い結果だったと思います。
帰りのバス待ちのスナップ。わざと強い光線を入れてみました。こればかりはどうしようもないですね。
帰りのMRT車内の様子。ドア上LED案内を被写体にしてみましたが、シャッタースピードがほどよく調整され、案内の動きによる被写体ブレも起きていません。かなり優秀かと。
食事処。現実より若干暗めなのはSSを稼いだためと思われますが、左の店員の腕は被写体ブレが起きています。この画像ですと上半分は明るめ、下半分は服装などの関係で暗めなので、どこにピントや露光をあわせるかによって違った感じの写真が撮れそうな場面かもしれません。
街中のスナップ。マスコットキャラクターは光っていません。
こちらはランタンなので虎が自発光しています。
ホテルの朝食。盛り付け方とかは別として、AUTOモードですと暗めであまり美味しそうにはみえません。他の場面でも何度か食事を撮影しましたが、どれも微妙な感じでした。食事を美味しそうに撮影したい場合はモードや撮影方法を要検証だと感じます。
街角のスナップ
日曜朝の台北駅
ホーム柱に貼ってあった瑞芳駅までの時刻表(注:瑞芳駅は九分・平渓線の玄関口)。湾曲もほどよく修正されているように感じます。
地下ホームに明るいLEDという場面。LEDの発色によっては文字がつぶれてしまっていますが、スマホのカメラである事を考慮すれば悪くない仕上がりです。
基隆駅バス停。明るい道路部分と歩道橋下の暗いバス停。通常ですと明るい側にひっぱられて暗い部分はつぶれてしまうような場面ですが、リアルタイムHDRの効果からか暗い部分もきちんと表現されています。
展望台からパノラマ撮影した様子。パノラマ撮影は360度パノラマとなり一周する必要があります。しかしパノラマ撮影で一周する場面というのは意外と少ないですし、一周を等速かつカメラの高さや角度を変えずに行うのは至難の業です。私の撮影が下手というのもあるかもしれませんが、パノラマ撮影の合成技術もそこまで高くないようで360度撮影はおまけ機能と考えた方が良いような気がします。なお、パノラマ撮影自体には途中で完了する機能がついていますので、パノラマ撮影を行いココまでOKという場所まで撮影したら画面のチェックボタン(撮影ボタン)をタップすれば、そこでパノラマ撮影は終了し合成処理が行われます。
岩の様子
基隆港
食事
街の様子。こういう場面を何度も撮影しましたが、どの写真もほぼ満足いく仕上がりでした。
近くのものと遠くのものを同時に移してみた写真。カメラセンサーは小さいですが、レンズがf2.0ということもありそれなりにボケます。AUTOですと、前か後ろにピントを合わせる事はできても両方(無限)にすることはうまくいかなかったので、ピントを両方にあわせたい場合はマニュアルモードで絞る必要があるようです。
薄暗い港での一枚。手前自転車のUbikeロゴ付近にピントを合わせて撮影。こういう場面は厳しいですね~
小籠包。小籠包にピントを合わせましたが、青白く寒々しい感じで美味しそうとはお世辞にも言えません。実際あまり・・・ 再三書いていますが食事の撮影はAUTOでは無理なのか・・・
朝食。実際はアツアツなのですが、写真からは冷めてるようにしか見えませんね。
朝の街角。写真はちょっと暗めでした。
列車での一コマ。この部分は照明などはなく、明るい車外と暗い車内、ステンレス板による反射など光の条件が厳しいのですが、HDRのおかげで被写体全体が安定した明るさで撮影できました。しかも走行中で揺れている状況でしたがブレも見当たりません。
駅での一枚。ホームの列車がもう少し明るい感じだと尚のこと良いと思います。リアルタイムHDRでの限界なのかもしれませんし、それ以上を求める場合はモードからHDRProを選んで撮影すれば改善するかもしれません。
煌びやかな宮での一枚。背景の空が明るいですが実際はすでに日没をすぎ暗い時間帯です。また、屋根の装飾にも違和感があり、かなりの画像処理が行われた写真であると判断できます。
ランタン会場での写真。
近くでランタン(発光体)が被写体の大部分を占める写真は、気負わず撮影しても綺麗に撮影されています。一方遠くから会場全体を移すような撮影ですと明暗差の関係でどうしてもぼんやりした感じになってしまいます。もっとも、夜間のこのような場面でここまで撮影できればスマホのカメラという意味では十分だと感じます。
帰路の空港で
なんか眠たい感じです。撮影者が眠かったからそれを反映したのならすごいテクノロジーですが・・・ 冗談はさておきこういう場面ですとピントが意図したところにきてくれない事がたまにあります。AUTOモードはダメだという事ではなく、AUTOで意図した撮影ができないのならマニュアルモードを積極的に利用するのもありなのかなと思いました。
空港の動く歩道でパノラマ撮影。パノラマ撮影時のカメラ移動は加速度センサーではなく画面上の被写体の移動により検知してるようです。写真のように開いているスペースとシャッターが閉まっているスペースがあれば移動を検知しますが、シャッターが閉まっているブースが続くと移動を検知せずにエラーが出ました。この画像では動く歩道の手すりにスマホをセットし撮影しました。移動速度は一定なはずですが、推奨される移動速度とは違うのかうまい具合には撮影できませんでした。
つづいて動画です。サンプルを5本ほどYouTubeにアップしてみました。すべて手持ちです。
ZE520KLカメラ動画サンプル 平渓スカイランタン
平渓スカイランタンの様子を撮影しました。片手でスマホを持ち、もう片手にはミラーレス一眼を持ちながら撮影という、あまりにもテキトーな感じですが、ブレもほどよく軽減され綺麗に撮影できました。動画撮影中に画面のシャッターボタンをタップし静止画も撮影しましたが、その時の振動なども動画からは感じなかったです。
ZE520KLカメラ動画サンプル 台北駅
台北駅での列車が発車するシーンを撮影しました。台北駅は地下駅ですが、ホームは比較的明るくそれほど苦戦するような撮影環境ではなかった模様です。
ZE520KLカメラ動画サンプル 集集線前面展望 集集駅→水里駅
集集線(台湾のローカル線)で前面展望も撮影してみました。撮影方法はカメラを前面ガラスに押し当てています。ASUSから提供していただいたray-out製のハイブリッドケースを装着していますので、スマホをガラスに押しつけるのは容易でした。走行中はローカル線ゆえにそれなりに揺れますが、その揺れも手ぶれ補正で処理されているようで揺れの少ない走行映像になってしまっているのはちょっと嘘っぽい感じかもw
ZE520KLカメラ動画サンプル 水里駅
台北駅(地下駅)と水里駅(日中の地上駅)での比較用に撮影しましたが、台北駅での動画が普通に撮影できてしまったので、この比較は無意味かも。
ZE520KLカメラ動画サンプル 雲林ランタンフェスティバル
最後は雲林ランタンフェスティバルの会場を歩いてみた!って感じで撮影しました。夜で暗い会場を歩く、さらにランタンとそれ以外の場所での明暗差が激しいうえ、動画撮影の素人が撮影しているという考えられる最悪な状況での動画です。個人的にはこれくらい取れてれば十分かなと思う反面、ランタンの明るい部分で飛んでしまっていたり、ランタンの色合いが実際と違ってしまっていたりするものが散見されるのも事実です。また、会場ではBGMが流れていましたが音割れなどはなかったようです。風切り音はどうしようもないですね。
総評
カメラ機能ですが、スマホのカメラと考えれば十二分に満足のいく仕上がりだと思います。メールやSNS・ブログなどで画像を共有したり、スマホの画面で見せたりする分には問題ない写真が手軽に撮れるカメラです。一方でPCなどの大画面で確認するとそれなりにアラが見えますので過度の期待は禁物かもしれませんね。写真を見ると条件が良ければ最新の、条件が過酷でも一昔前の普通コンデジ程度の写真が撮影できているように感じます。コンデジでは当たり前の光学ズーム機能はありませんが、光学ズームなどいらないという方なら、コンデジ代わりに使えるのではないでしょうか。
このスマホに限った事ではないですが、日本で販売されているスマホや携帯電話のカメラはシャッター音が鳴ります。盗撮防止など抑止力的意味合いが強い強制的になるシャッター音ですが、そろそろ無音設定ができるようになっても良いのではないかと常日頃から思っています。もちろん、無音カメラのようなアプリを使う手もありますが、そういうのを使っていると露骨に犯罪者予備軍的な取られ方をするような・・・ もちろん、街の雑踏で撮影しているときはシャッター音が鳴ってもそれほど気にしません。しかし、静かな場所(レストランで食事を撮影するなど)でシャッター音が鳴るというのは抵抗があります。結局は善良な大多数は不便を被って、一部の犯罪者は無音アプリやそれに準ずる機能を使い犯罪を犯すわけで、シャッター音規制って何の意味があるのか正直なところ分かりません。
海外に行くと感じますが、スマホで撮影をしているのは日本人に限りません。しかし、日本人が利用しているスマホはシャッター音が鳴るので一発で日本人である事が判別できますw 台湾のように治安の良い国であれば別に構わないのですが、国によってはそうとも言えないですからそういう意味でも、そろそろ業界による自主規制は再考するべき時期なのではないかと思います。総務大臣が一言いえば何でも変わるのが今の携帯業界みたいですけどねwwwwww
ちなみに、ZenFone3(JP版)のシャッター音は静かめな感じです。しかし、AF音は爆音です。もう少し調整してもらえるとありがたい・・・というか、日本独自の仕様ではなくて、WW版やTW版と同じ仕様のままで問題ないのですが(^_^;)
今回の記事でZenTourの記事は終了となります。次回以降の開催は未定ですが、ZenFoneの最新機種が気になる方や、ASUSジャパンの社員さんとお話ししたい方は是非応募してみてください!
どうみても、ZenFone3のカメラ撮影紹介記事じゃないですかやだーw
旅行記のダイジェストだなんて・・・思ってても言っちゃダメですw
日本人である事が判明なのは、日本人には感じないようななにか独特なオーラでもあるのでしょうか。
私も二水駅の観光案内所に入った瞬間、日本語で”こんにちは”って言われて”ニーハオ”って答えてしまったり(^_^;)
これはもう、旅行記のダイジェスト版状態ですね(笑)。
日本人である事が判別…といえば、何も喋ってないのに、
駅の改札口で、「ハイ、ココ」と悠遊カードのタッチ位置を案内したおばちゃんなど、
よく一瞬で日本人だと分かったなぁ…と。