Zen4世代のAPUであるデスクトップ向けRyzen8000番台が発売されて早2ヶ月。発売開始当初は価格的にちょっと微妙でしたがご祝儀価格も終わったのか少しずつ値段が下がってきたので最上位モデルのRyzen7 8700Gを購入しました。価格は5万円超でしたがYahooショッピングのポイント還元で実質3.9万円位でした。今はもう少し下がってるみたいです。
箱は正方形ですね。CPUクーラーが付属します。残念ながらAM5マザーボードの手持ちがないので実家のPC借りて実験です。要するにAPUからパソコンが生える流れです(^_^;)
比較
箱は正方形ですね。CPUクーラーが付属します。残念ながらAM5マザーボードの手持ちがないので実家のPC借りて実験です。要するにAPUからパソコンが生える流れです(^_^;)
比較
左がRyzen5 7500、右がRyzen7 8700Gです。
主な違いは基板の色、HSの欠けている部分のコンデンサの有無でしょうか。製造プロセスがTSMCの5nm→4nmに微細化されています。
取付
CPU-Zの表示
TDP65Wモデルで、7000番台に比べL3キャッシュがh半分に減らされています。
GPU-Zの表示
GPU-Zの表示
内蔵GPUはRDNA3世代のRadeon780Mになります。
簡単なベンチマーク
基本的にはCPUのみ交換した状態でRyzen5 7600と比較しました。APUはメモリー速度による性能差が大きいのでメモリー速度をRyzenの標準であるDDR5-5200とOC状態のDDR5-6000(UEFIでDDR5-6000にしただけでCL値などは詰めていません)でも計測しました。先人たちが様々な環境でベンチした物をネット上に公開していますので、詳細はそちらをご覧いただくのがよろしいかと思います。
Cinebench R23(シネベンチR23)
Ryzen5 7600(DDR5-5200) Multi/14015 Single/1817
Ryzen5 7600(DDR5-6000) Multi/14048 Single/1843
Ryzen7 8700G(DDR5-5200) Multi/17204 Single/1729
Ryzen7 8700G(DDR5-5200) Multi/17204 Single/1729
Ryzen7 8700G(DDR5-6000) Multi/17650 Single/1784
CinebenchR23ではMultiがコア数の違いが如実に表れていますが、Singleはだいたい同じです。8700GのSingleが伸びていないのは、1コア時は最大5.1GHz(7600と同じ周波数)までブーストされるはずなのですが、なぜか4.9GHzで頭打ちになっているからです。温度のモニタリングを見る限り50~60度までしか上がっていないので余裕はありそうなのですが。なにか設定をミスっているか電力的なものなのかはよく分からず。
FINAL FANTASY XV(FF15ベンチ) FullHD(1920×1080ウィンドウ)
軽量品質
Ryzen5 7600(DDR5-5200) 1509/動作困難
標準品質
Ryzen5 7600(DDR5-5200) 872/動作困難
*Ryzen5 7600で標準品質は現実的ではないので次以降省略します。
以下はビデオメモリーをUEFIにて4GBに設定しています。ビデオメモリーは自動で増減するのですが、あえて固定した方がベンチの数値は良くなります。
CinebenchR23ではMultiがコア数の違いが如実に表れていますが、Singleはだいたい同じです。8700GのSingleが伸びていないのは、1コア時は最大5.1GHz(7600と同じ周波数)までブーストされるはずなのですが、なぜか4.9GHzで頭打ちになっているからです。温度のモニタリングを見る限り50~60度までしか上がっていないので余裕はありそうなのですが。なにか設定をミスっているか電力的なものなのかはよく分からず。
FINAL FANTASY XV(FF15ベンチ) FullHD(1920×1080ウィンドウ)
軽量品質
Ryzen5 7600(DDR5-5200) 1509/動作困難
標準品質
Ryzen5 7600(DDR5-5200) 872/動作困難
*Ryzen5 7600で標準品質は現実的ではないので次以降省略します。
以下はビデオメモリーをUEFIにて4GBに設定しています。ビデオメモリーは自動で増減するのですが、あえて固定した方がベンチの数値は良くなります。
軽量品質
Ryzen5 7600(DDR5-5200) 1629/動作困難
Ryzen5 7600(DDR5-6000) 1637/動作困難
つづいてRyzen7 8700Gの結果です。
軽量品質
Ryzen7 8700G(DDR5-5200) 4639/やや快適
軽量品質
Ryzen7 8700G(DDR5-5200) 4639/やや快適
Ryzen7 8700G(DDR5-6000) 5142/やや快適
標準品質
Ryzen7 8700G(DDR5-5200) 3520/普通
Ryzen7 8700G(DDR5-6000) 3996/普通
Ryzen7000番台モデルにもGPUは内蔵されていますが映ればいいレベルですのでゲームなどは現実的ではありません。Ryzen7 8700Gに関しては設定を軽くすれば動くゲームが多数あるという印象。DDR5メモリーの設定は5200→6000で1割ほどスコアがアップしますので最低でもDDR5-6000で動作するメモリーを利用するべきだと思います。
結論
快適なゲームプレイにはRyzen7 7800X3DにGPUを付けるのが良いのではないでしょうか。ゲームはほどほど(ほとんどしない)、コンパクトなPCを自作したいというならRyzen8000シリーズ(8700G、8600G)は良い選択になると思います。AMDのCPUは急に大幅値下げされたりして買い時が難しいですが、価格に納得できるなら普通によいモデルだと思います。
Ryzen7000番台モデルにもGPUは内蔵されていますが映ればいいレベルですのでゲームなどは現実的ではありません。Ryzen7 8700Gに関しては設定を軽くすれば動くゲームが多数あるという印象。DDR5メモリーの設定は5200→6000で1割ほどスコアがアップしますので最低でもDDR5-6000で動作するメモリーを利用するべきだと思います。
結論
快適なゲームプレイにはRyzen7 7800X3DにGPUを付けるのが良いのではないでしょうか。ゲームはほどほど(ほとんどしない)、コンパクトなPCを自作したいというならRyzen8000シリーズ(8700G、8600G)は良い選択になると思います。AMDのCPUは急に大幅値下げされたりして買い時が難しいですが、価格に納得できるなら普通によいモデルだと思います。
今回のRyzen7 8700GはHWエンコードやRyzen AI NPUも搭載されているのでオールマイティに活躍してくれそうな予感はします。AIはどの程度の物なのかよく分かっていませんので今度のジサトラKTU待ちかな。
というわけでそのうちマザーボードなど購入してPhoenix1号を組み立てたいと思います。
というわけでそのうちマザーボードなど購入してPhoenix1号を組み立てたいと思います。
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