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しなの鉄道観光列車”ろくもん”の旅~後編~

2018年11月11日 21時00分00秒 | 鉄道
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 つづいて乗車編です。今回は軽井沢午前中発のろくもん1号を指定席プラン、長野午後発の2号を食事付きプランで乗車しました。旅行代金は1号指定席プランが1,000円、2号食事付きプランが14,800円で合計15,800円でした。1号指定席プランの乗車券は食事付きプランに軽井沢長野間の1日フリーパスが含まれていますのでそちらを利用しました。

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 駅によって乗務員のホラ貝で出発となります(写真は2号上田駅)


まずは1号乗車編

小諸駅から1号指定席プランに乗車します。1号は1週間前の予約時点で4人テーブルの相席しか空いていなかったのでとりあえずそこを予約しました。その際に備考欄に相席以外に空席があったらそちらをお願いしたい旨記載しておきましたら、相席でない空席が当日ありそちらをあてがって貰えました。その上軽井沢から乗車してこなかったのでどうしたのかと心配していたとのお話も・・・申し訳ないと思う反面、ソフト面のサービスは温かみがあって良いなと乗車早々に感じることが出来ました。

と、書いていますが、1号の食事付きプランにたまたまお友達さんが乗車中で、乗務員さんにお願いしたら特別に2号車のお友達さん隣の席で大丈夫ですよとのことで、指定席プランでしたが食事付きプランの友人と行程を共にすることが出来ました。なお、この対応は特別なものですので必ず対応して貰えるわけではないことをご承知おきください。

1号の食事(一部)
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1号は洋食が提供されます。量は少なめに見えますが、意外とお腹に溜まる感じらしく、また見た目はとても美味しそうでした。

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折角なのでオリジナルカクテルを注文(800円)

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こちらは友人が注文した蓼科産のアップルシードル

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観光列車では定番の手を振ってのお出迎え

ろくもんは停車駅で地域の特産品を販売する駅マルェ的な催しもあります。

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上田駅

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戸倉上山田温泉駅

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オリジナルパッケージのみすず飴と六文銭饅頭をお土産に購入。

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車内でも1号車売店で乗車記念品の販売があります。品揃えは比較的豊富な方だと思います。

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記念撮影タイムもあります。特に上田駅では、名物駅長の酒井彦弥駅長が甲冑コスプレでお迎えしてくれます。


つづいて2号乗車編

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2号で食事付きプランを利用する場合は長野駅しなの鉄道切符売り場で受付を行います。こちらでは参加の確認と終着軽井沢駅での到着ラウンジ利用券が配布されます。

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ろくもん2号は7番線から。

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乗車します。2号は3号車を利用します。この日の個室の埋まり具合は8割ほどで、3号車だけで私を含めぼっち利用者も4名ほどいました。1号もそうでしたが、比較的お一人様の利用客も多く見受けられました。

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2号では小布施「鈴花」監修の和食が提供されます。発車時間が13時30分すぎということで、乗車後すぐに食事にありつけるように重箱がセットされた状態になっています。

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発車前に乗務員から食事の説明と、料金に含まれるドリンクのオーダー伺いがありました。

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椀ものは発車後提供されました。

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長野駅発車後40分ほどで上田駅に到着。

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上田駅も水戸岡仕様になってますな。

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ブログ掲載用に名物駅長とホラ貝担当の乗務員さんのスナップ。もちろん、このメンバーに自分も入った記念撮影も可能です。

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ホラ貝の合図でまもなく出発です。

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信州の山並みを見ながら列車は進みます。

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宿場町の風情を駅舎で再現した田中駅
宿場町として栄えた海野宿のほど近くにある田中駅は、海野宿ならではの建築様式「うだつ」と「海野格子」を模した駅舎になっています。

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田中駅出発後にお願いしておいたデザートが配膳されました。デザートの配膳タイミングですが常識の範囲内で乗客が指定できます。こういうサービスは当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、意外と出来ていない観光列車もありますので、途中で下車観光などがある観光列車ではありがたいです。

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小諸駅
ろくもん2号では四季の花と緑を楽しむ駅前庭園「停車場ガーデン」の案内があります。

停車場ガーデン
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お茶で食事は終了です。

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お土産としてろくもんハンドタオル、小諸の半生そばが食事付きプランの乗客には配布されました。

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軽井沢に近づくと車窓左手に浅間山。この日は残念ながら綺麗に見ることはできませんでした。

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終点軽井沢駅に到着。長野から約2時間20分の旅はあっという間でした。

軽井沢では旧駅舎を再建し、その2階にろくもん食事付きプラン乗客用のラウンジがあります。

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駅舎1階のカフェで長野駅にて配布された引換券と飲み物(リンゴジュースorコーヒー)を引き換えます。
*1階部分は誰でも利用可能です。

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飲み物をもって2階に。階段の他にエレベーターもありますので足の不自由な方でも大丈夫です。なお、土足厳禁です。

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水戸岡デザインのラウンジでリンゴジュースを飲んで、ろくもん2号の旅は終了となります。

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軽井沢駅
新幹線開業前まで使われていた駅舎を移設再建し、しなの鉄道駅舎、カフェ、ラウンジとして利用されています。


ろくもんの感想
 期待通り大変満足のいく列車でございました。車両は当たり外れのない水戸岡デザイン、食事は美味しく、乗務員さんのソフト面でのサービスも温かさを感じる素晴らしいものでした。大消費地である東京から近い場所で運行しているのも乗りに行きやすくて良いと思います。
 概ね満足のいく列車ではありましたが料金はやはり高いなとも思いました。運行当初はほぼ同じサービスで約1万円でしたから料金は1.5倍になっています。1.5倍になった分、サービスや料理も1.3倍くらいになっていれば気になりませんが、運行当初に乗られた方のブログや体験談を見る限り、最初からよかったサービスがさらに向上しているようには思えません。もちろん、アベノミクスとやらで物価が上がっている分、人件費の増分、税金面の価格転嫁だと言えばそれまでですけどね。まぁ、格差が広がっている昨今では、昔なら中流と呼ばれたような庶民が少しお金を貯めて、ちょっと贅沢をするのは大変な時代になったのかもしれませんね。


おまけ
軽井沢駅に今年森の小リスキッズくらぶがオープンしました。
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水戸岡先生監修の子供も大人も楽しめるスペースとなっております。


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