今冬初の雪も降り、本格的な冬の訪れを感じる年の瀬。
だがこの寒さの中、すでに春を待ちかねて咲く花もある。
チャレンジャー精神旺盛というか、無謀というべきか…(笑)。
その代表格はこちら…紫色の花がキレイな匂いスミレ。
知人の庭からもらい受けた苗が年々広がってきた。
お次は可憐な白い花を枝一杯に咲かせる雪柳。
これも年々こぼれ種が飛んで分家を増やしている。
そしてグランドカバーとして大いに重宝している芝桜。
春になると色とりどりの花で絨毯のように地面を覆う。
こうして見ると、どれもこれも強靭で逞しい生命力に
満ち溢れた小さな花々ばかりだということに気づく。
一つひとつでは目立たないが、群れて咲くと実に見事。
手抜きが信条のズボラガーデナー(笑)の私にとっては
まさにぴったりの、まことに優秀な住人たちと言えよう。
そんな彼らが、いち早く春を迎える準備に励んでいる。
この何とも健気な営みに、愛おしさを禁じ得ない。
匂い(スミレ)、雪(柳)、(芝)桜…それぞれの名前も
冬から春への季節の移ろいを感じさせて妙なり。