この山茶花はガーデンの北側の奥に植えている。 日当たりも悪く、決して恵まれた環境とは言えない。 にもかかわらず、こんなにきれいなピンク色の花を いつの間にかひっそりと黙って咲かせていた。 何とけなげな命の営みだろう。 もしかすると誰にも気づかれないうちに 花の見ごろを終えていたかもしれない‥‥。 そう思うと、何ともいとおしい。 たかが一輪、されど一輪、美しいと思う。