明日の日本に必要な真実を語ります!       (HP→http://www.it-dream.biz)

世界も日本も人類が混迷する現代において政治・経済・経営そして生活の全ての環境問題を厳しい眼で捉えてお伝えします!

<アーカイブ40>不況業種を元気にする法教えます! 第5弾<低迷する大型家電チェーン>

2013年06月10日 14時17分38秒 | 経営
この「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズの第5弾になります。
今日は「ソニー」「シャープ」の大幅赤字に象徴される不振の「家電の大型小売チェーン」を取り上げます。

ビッグカメラ」「ヨドバシカメラ」「ヤマダ電気」「コジマ電気」等の「家電チェーン」はつい最近までは元気な業種の一つでしたが、地上波のデジタル化が終了した昨年7月以降はそれまで売上を牽引してきた「大型液晶テレビ」までも失速してオリンピックイヤーの現在も不振状況にあります。
大型TVの活性プランはアンカークリックで「今からでも間に合う「シャープ」を復活させる起死回生策!」をご覧下さい! 

それでは現状の課題を纏めましょう。
 <もう安さだけでは通用しない戦いの時代> ・・・「価格.COM」の上位には入れないコスト体質をどう克服するか? 
  1、価格競争の限界の中で、低価格だけでは経営が成り立たない。
  2、品揃えの豊富さと販売効率を考えた絞り込みとの板挟みで困窮。
  3、顧客満足度を向上させる良い方法が見当たらない。


それでは具体的な復活再生のポイントを提示します。
 <店別適正デリバリーシステムと新顧客ガイドサービスの実現>・・・店舗で見れるに弱点を補強する!  
 
  A:全店の陳列プランと在庫コントロールを全てIT化しチャンスロスの無い最大効率を実現!    
    既存商品の陳列プランはもちろん新商品の初回デリバリーまでも適正化出来るITシステムの追加補強
    変化の激しい家電品をPOSデータの解析により店毎のベストな品揃えと陳列数&在庫数を保証する
    最適デリバリーシステムの導入で自動化し、この発注/在庫コントロール業務を省力化&最適化する事で
    実現可能な最大粗利を確保する。

 
  B:タッチパネル端末に目的商品を指定すると対象商品を詳細に比較ガイドする新顧客サービスを実現!    
    第2弾の「百貨店」で紹介した「買い物コンセルジュシステム」と少し似ているがこちらは難しい
    家電品なので商品の詳細な特徴(キャプション)と比較商品ガイド機能が重要となります。
    そろそろポイントカード一本槍から脱却して本当の顧客満足サービスとして顧客の要望商品を詳細に
    比較紹介出来るリアルガイドするタッチパネル端末システムを開発して新顧客サービスの目玉とする。
    これで大型店のデメリットをメリットに替え、特に通販にも負けない商品ガイド能力により客数UPを実現する。

いずれにせよ、家電チェーンの復活にはボリューム陳列とポイント制度(低価格)の謳い文句だけではなく顧客目線の新サービスの実現がポイントなのです。

詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい。

<アーカイブ39>不況業種を元気にする法教えます! 第4弾<ドン詰まりの出版業界>

2013年06月09日 09時02分32秒 | 経営
「不況業種を元気にする法教えます!」の第4弾になります今回は電子化の波に押されて未来が見えない「出版業界の復活再生プラン」です。

私が大学を出た頃は出版会社大手に就職する事は大変な難関で文系の学生の人気職種でした。ところが今はいわゆる何でもデジタル化の波に押されて不況業種の代名詞になるほどの不振に喘いでいます。
それではアナログはもうダメなのかと言えば何も「時計の事例」を云うまでも無く「セミナー」や「芸術」や「文化」の世界はむしろ活況を呈しています。
、「コンビニ」の様にタダの小売チェーンがPOSをフルに活用して売るだけの店から税金や通販の代金徴収や宅配代行等の「顧客が望むサービス」を次から次に実現させて成長を持続させた事例がヒントになります。

では「出版業界に望まれる顧客サービス」とは何でしょうか?・・・・私の考えはこうです。

先ず現状の認識と課題は次の通りです。
 <定期刊行物の部数減と単行本のヒット確率の低下、それに電子出版の波に押されて苦境!>
  1、電子出版やインターネットの普及で活字離れが出版業界を広く覆っていて有効な打開策が無い。
  2、売上減でスタッフ数も給与も削減傾向で体力を消耗し、将来像が見えていない。
  3、本を買っても読んで終わりなので安い中古本市場が賑わうと云う皮肉な現象が続いている。

そこで復活再生の戦略は次の通りです。
 A:読者同志/編集者/著者とを取り持つweb活用の新コミュニケーションサービスの導入
→本の読者は他の人がどのような感想を持ったかを知りたい欲求があり、また編集者への希望や著者への質問が出来ればと云う潜在願望があります。そこで出版社が自社の本の顧客用ポータルサイトを立ち上げそのサイトで読者同志の自由な感想寄稿や編集者/著者とのダイレクトな意見交流が出来るSNSの併設で活性化する。入会は無料だが本のスリップに印刷されたQRコードを利用するので本の店頭購入者しかこのサイトを利用出来ないのがポイントです。このweb会員(閲覧者)の増加と共にバナー収入も貢献するでしょう!

 B:Aのポータルサイトにて新人作家の寄稿をダイナミックに促進する
→潜在的作家希望者は多い。そこで新ポータルサイトで新人作家の投稿を常時受け入れて、更にその「読者人気コンテスト」を実施して未来の人気作家を発掘し業界の活性化に寄与する

以上は可能なら個々の会社レベルではなくオール出版業界のポータルサイトとした方がより有効です。今回の様なポータルサイトを構築できる格安のクラウドサービスが既にありますので<http://www.sigmapo.com>にてご覧下さい!出版業界の方々の奮起を祈ります!
 

<アーカイブ38>不況業種を元気にする法教えます! 第3弾<ファッションチェーン店>

2013年06月09日 08時28分25秒 | 経営
この「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズは6/1の「ファミリーレストラン」、6/4の「百貨店」に続いて今日はバブル時代まで隆盛を極めながら今日は極度の不振に喘ぐ「ファッションチェーン店」を取り上げます。

私のようなオールドボーイには「レリアン」「キャビン」「絵里奈」「オオコシ」等のレディースファッションチェーン店やメンズの「高久」等が出店ラッシュで沸いたバブル時代が懐かしく思いますが今や本当に衰退し、元気なのは不況と共に根付いた「お洒落でなくてもいいかも心理」がもたらした「ユニクロ」「しまむら」それにブランドを安く買えるネット通販の「zozotown」やTVショッピングそれに息の長い「アオキ」「青山」「コナカ」等だろうか。

それでは何故かくもファッションチェーン店は衰退したのか?その理由は意外に経営者も知らないIT活用の失敗にあり、ショッピングセンターラッシュに伴う過剰出店現象を除いても次の課題が上げられます。

①店舗への初回デリバリープランにPOSデータが活かされず最適な店頭フェースが創れていない。
②POSシステムが売上と在庫の把握だけで肝心の店毎の適正在庫コントロールが機能しなかった。
③PBオリジナル商品の生産量の予測が外れてもOKというシステムになっていないので廃棄ロスが大きい。


そこでこれらの課題に対するソリューションのポイントを提示します。

①の課題は店毎分類別「適正投入量計画システム」の導入で解消できます。
 過去のPOSデータを店/カテゴリー毎のプロパー(値下げなし)販売数の計測によるシーズン(年13)別の総投入量計画を作成し、更に総量の6割しか初回投入せず残りは売れたら補充する方式に革新します。これで店頭にはその店の力量に合った陳列数が実現し、チャンスロス(機会損失)とマークダウン(値下げ)の大幅削減が実現します。この効果は商品力とは関係なく粗利益率を3~10%拡大させる力があります

②は投入後の店別色/サイズ(SKU)別「売切り日設定」と「適正在庫自動コントロールシステム」の導入が必要です。
 これは各店ごとの在庫を「在庫日数に変換した売切り日予測システム」が必須です。現状店スタッフで分かるのは品切れ品と一部の過剰在庫品のみで他店の在庫状況を睨んだSKUレベルでの全店レベルの適正在庫数までは把握出来ないのです。先ず移動は毎週日曜日の夜に売り切り日をオーバーした店からショートしそうな店へ全店がほぼ均一の売切り日になるように算出して月曜日の朝一で各店に移動指示を出すのです。これによりマークダウン率はほぼ半減するでしょう

③の課題は①の課題のソリューションに工場への「分散型追加生産システム」の導入(多くは海外/中国等)を加えることになります。これは初回生産を単品ごとのミニマム予測数に設定しその後は手配した生地&補材量を最低ロット単位で即時生産出来るシステムです。云うまでも無くこれは日本から海外工場へでもwebシステムで実現します。この効果は先行型のPB(オリジナル)生産の最大のリスクを回避して過剰在庫を抜本解消するので粗利増大効果も絶大です。

詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい



<アーカイブ37>不況業種を元気にする法教えます!第2弾<百貨店>

2013年06月08日 12時42分07秒 | 経営
前回6/1日の記事で「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズを掲載する予告をしましたが、今日は不振が長引く「百貨店業界」を取り上げます。

百貨店はバブル崩壊後、最も打撃を受けて不振にあえぐ業界の代表格ですがこれまでの努力はリストラという名のコストカット策が中心なので、その結果は「より魅力が増して行きたくなったか?と問えばNO!」の返事が圧倒的に多いのです。
確かに国民の多くは「今更百貨店に行く余裕は無い」とか、「昔のような夢を感じない」とかの感想が多いのですが、現在はとてつもないリッチ層も増えていてこの層の顧客をしっかり獲得すれば早期の再生は難しくありません!

先ず現状把握は次の通りです。
      <リストラ&合併だけでは生き残れない!>
1、メンバーカードでの押し付けDM&マンネリ化した割引ではもう集客効果にならない!
2、維持費の高いITが効果の薄い商品管理と顧客管理に終わっていて肝心の「スペース生産性」が無い!
3、低価格化で夢の無い百貨店では真の復活は無い!

それでは「何も打開策は無いのか?」というとそんなことは無いのです。
今日は具体的な3つの革新策を記します。

 <A:ブランド&銘品のメーカ発表会ビデオの放映コーナー新設>
百貨店の良さの一つは世界のブランド品や銘品が日本で買える事ですが、果たしてそのターゲット顧客が全てのブランド&銘品のメーカ発表情報を持っているでしょうか?もちろん基本的な情報は持っていても詳細な事までは知らないのが普通です。
そこで百貨店に来店されればこれらの情報(ex.パリコレ、ブランド発表会の映像等)を何時でも多分野に渡りご覧になれるコーナーを設け、そのサービスで来店を促し購買に繋げます。

 <B:買い物コンセルジュシステムの導入で新次元のサービスを実現>
百貨店は通常大型店舗が普通なので購入商品をハッキリ決めていれば良いのですが、多くはそこで発見して欲しくなると言うものです。ところが現在は膨大な商品から顧客の欲しい商品を発見するお手伝いシステムはありませんので購買までが遠くなります。
そこでi-PADのような携帯端末で受付のコンセルジュに頼めば様々な検索で陳列商品の中から探してくれ、更にそのフロアーレイアウトに載せた「買い物MAP」を印刷してくれると言うものです。(端末の貸し出しも可)

 <C:大きい売り場の欠点である低坪効率を改善する「スペース生産性分析」活用の勧め>
「スペース生産性分析」とは坪(㎡)辺りの粗利高(売上高)で各ブース毎の利益効率を見える化出来る重要な分析手法であり大型店では必須なのですが、意外と浸透していません。
この分析により「低効率ブースを縮小しその分高効率ブースを拡大すれば必ず全体効率は大幅改善する!」という「スペース生産性セオリー」が有効になるのです。

これらの施策を実行すれば百貨店は必ず復活再生します!
詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい。

<アーカイブ36>不況業種を元気にする法教えます!第1弾<ファミリーレストラン>

2013年06月08日 12時23分45秒 | 経営
今、日本も世界も空前絶後の大不況下にありますが、その中でも構造的な不況業種の皆さんは如何にしたら脱する事が出来るのかと日々思案の事と思います。
そこで「不況業種を元気にする法シリーズ」として小生のコンサル体験から業種業態毎に一般に語られていない再生のポイントを掲載したいと思います。第一回目の今日は「郊外ファミリーレストランチェーン」を元気に再生する方法です。

ファミレス最大手の「すかいらーく」がブランドを低価格の「ガスト」に移行したことが裏目に出て極端な不振になり「自ら上場を廃止して再上場を目指す」と発表し、大手ファンドの後押しで再生プランを実施しながらも思うように行っていないように郊外レストランチェーンは若者の自動車離れや少子化によるファミリー人数の減少に昨今のガソリン値上がり等の逆風に、もうピークを過ぎた縮小するマーケットと諦めがちの見方が目立ちますが、そんなことはありません!

*先ず、現状の把握は次の通り。
   <低価格化や不採算店舗の閉鎖&リストラでは解決しない!>
①ターゲットのヤングファミリー層が少子化で減少し、家族で食事の余裕がなくなっている。
②若者の車離れで住宅近隣の駅周辺立地のレストランを「ぐるなび」で探して利用する方にシフトしている。
③わざわざ高いガソリン代を払ってまで利用する価値が無いという風潮がある。

*そこで小生が考える再生へのポイントは次の通り。
<A案:百円ショップコーナーの導入>
稼働率の減少で空いたスペースに百円ショップコーナーに改造し、大手100円ショップ企業とのタイアップで売上アップと飲食への誘導で客数アップを実現する。
<B案:宅配品の集配センター化>
郵便局は17時まで、コンビニは集荷のみ、ファミレスなら集荷に加えて軽量品の引き取り保管も可能!提携先は宅配業者はもちろん書籍通販、クリーニング、一般通販等が有力だが対象は柔軟に検討し一般物流保険の範囲内とする。原則深夜まで車で引き取りに来れる便利さを提供し、周辺住民へのサービス機能として確立する。

詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい。