【山 名】四阿山 2354m(長野県)
【日 程】平成26年10月10日(金)
【同 行】中
【天 候】晴れ
【ルート】前橋4:30===7:20米子瀑布P------9:55浦倉山-----12:00四阿山頂-------13:15根子岳---15:20鉱山跡----奥の院亜・不動滝・権現滝----16:15P
【行 程】 L=18.8km +- 1900m 行動時間9:0
【温 泉】湯っ蔵んど 400円(ナイト料金)
【地 図】地図はこちら
四阿山には四季を通して何度も登っているが、東からは茨木湖、南からは鳥居峠や四阿高原ホテル、西側からは菅平から根子岳経由であった。群馬県から遠い北側の米子不動尊から登るのは今回が初めて、と言うよりこのコースは思いもよらないコースである。
しかし、調べて見れば日本三大不動尊や日本の滝百選の米子大瀑布などがある興味深いコースでもあった。
四阿山や根子岳の南面は緩やかな傾斜で山スキーには良いなだらかな山であると思っていた。しかし、今回のコースで奇妙山・浦倉山・四阿山・根子岳で囲まれる一つの大きな四阿火山の外輪山の一つであり、北面は垂直に近い崖でかっての火口であることが改めて解る。
前橋から須坂市の米子不動尊あたりまでは順調に来たが、そこから奧の10数キロは舗装はされているものの細い曲がりくねった狭小な道で意外に時間が掛かってしまう。紅葉のこの時季日曜祭日は街中の「湯っ蔵んど」からシャトルバスが出ており一般車両進入禁止だそうだ。
幸い平日の今日は対向車もなく駐車場は空いていた。
久しぶりの山行なのでゆっくり歩き始めるが、連れの足は速い。
途中、米子大瀑布の展望箇所で一息入れるが、まだ足は重くおまけに眠い
それでも30分程歩くと平らな鉱山跡地に着いた
看板の解説には、硫黄の採掘は江戸時代より昭和35年まで行われ、最盛期にはここに1500人の住人がおり、診療所や学校もあったとある
鉱山住居跡から米子瀑布
今は、滝見の遊歩道や浦倉山への登山道の休憩地として整備されているが、かつては、ここに人が住んでいたと思うとその時の生活ぶりを想像してしまう
滝の音も索道や重機の音にかき消されていただろうか?標高1600mの暮らしはどんなだったのだろう?
丁度このあたりから紅葉が見頃を向かえていた
沢沿いの道から浦倉山への登山道は少しばかり急で、大きめの岩砕で歩きにくい
稜線から来た方を見下ろすと、鉱山住居跡が平な芝園地のように見えた
浦倉山まで登り切れば、本日の急登は終わりとばかりに駐車場から一休みしただけで一気に上り詰めた。
今日は久しぶりの好天。天候に恵まれなかった今夏の山行を思うと大感謝である
浦倉山山頂
ところが、スキー場のゴンドラ駅近くまで来ると案の定というか、ガスが沸き上がって来てすっかり青空は隠れてしまった
スキー場から四阿への稜線は木道も整備されている
バラキ湖方面からガス
なだらかな稜線をしばらく歩き四阿山への痩せ尾根。馬の背を分けるとはこのことかと思う程、北面と南面の天候は違う。北面からはガスが沸き上がり何も見えないが、南面は穏やかな小春日和のように見える
急な階段で一休みし、登り切ると2332.9mの三角点がある。三角点の上にひょっこり地蔵さんが置いてあった。
触ると動かすことが出来たが、誰が置いたか解らないが意味あるものなのだろうと思い元の位置に置き直した。
三角点に地蔵さん
山頂付近あたりはすっかり紅葉であるが、所々矮化したマツムシソウが咲き残っていた
信州祠
群馬祠
四阿山山頂ではすっかりガスで何も見えず休息もとらず根子岳に向かった
根子岳への分岐
分岐から根子岳への鞍部までは急な下り、下から上がって来た年配のパーティは皆息が上がっていた
浦倉山から四阿山までは誰にも会わなかったが四阿山から根子岳は平日にもかかわらず結構な人出である
根子岳の北側はガスのようだ
結局今日も天気が悪いのかと思って根子岳に向かうが、途中から再び青空が広がって来た
根子岳山頂手前の石舞台から四阿山
すっかり上天気である
根子岳山頂
蓼科山
雲は多いものの雲の上に北アルプスや富士山も見えた
チョッポリ槍ヶ岳
鹿島槍から白馬など
今日、歩き始めて早6時間経過。ここまで順調に歩いてきたが、しばらく山歩きをしてこなかった脚はそろそろ限界を伝え始めた。内股や足裏の筋がこわばって痙りそうである。そこで芍薬甘草湯とアミノバイタル2000を服用し、これからの下りに備えた。
小根子岳への分岐
黒姫・火打・妙高
小根子岳
小根子から四阿山
先端が小根子岳北肩 手前を右に降りる
真ん中の白い崖下が鉱山住居跡
ここから見ると、鉱山住居跡はかつての火口の中にあったことが解る
白い崖下が鉱山住居跡
小春日和と言うには未だ早い季節だが、ほっこり暖かい無風の秋の高原の日射しはそれに近い気がする
そんなことを思いつつ、痙攣しかけた脚を引きづりながら下降地点である小根子岳北肩へ向かった
ここからは、浦倉山へ登った様な脚に堪える急な下りが続くと思って覚悟を決めた
ザレ岩
ところが、豈図らんやキャタピラー付の重機なら通れそうな緩傾斜で作業道のような道
そしてダケカンバの純林が広がる美しく気持ちの良い道が続いた
沢にも橋が架かりなんとか順調に下ることが出来た
鉱山住宅跡まで戻るとすっかりつかれはててしまったが、ここまで来たら奥の院と米子大瀑布は見逃せないともう一踏ん張りすることに
左:権現滝 高さ75m 右:不動滝 高さ85m
ツリバナ
滝山不動寺奥の院
不動滝
権現滝
さらに、御朱印集めに執着する連れに連れられ麓の不動寺へ
誰が認定したのかパワースポット不動寺
連れは、御朱印をもらって満悦。私が気になったのはイチイで出来たトピアリー。赤い実をつまんで食べたら完熟しており甘く美味しかった。亀が空を飛んでる形(ガメラ?)かとおもったが、古刹にそんなはずもなく、聞けば寒さで首や羽根の一部が欠けてしまったが舞鶴だそうだ。
イチイの木で出来た舞鶴
四阿火山の外輪山を3/4周するコース
久しぶりの山行には少々きつかった
何回も行っているところでもコースを代えれば
全く違う表情を見せる
楽しい山行でした
「ふくら雀が飛んだようだ」などと失礼なことを言ったのに
笑って堪えていただいたお寺の奥さんごめんなさいm(_ _)m
どうぞバチがあたりませんように
↓そんな訳で ボタンを押して頂くと助かります
【日 程】平成26年10月10日(金)
【同 行】中
【天 候】晴れ
【ルート】前橋4:30===7:20米子瀑布P------9:55浦倉山-----12:00四阿山頂-------13:15根子岳---15:20鉱山跡----奥の院亜・不動滝・権現滝----16:15P
【行 程】 L=18.8km +- 1900m 行動時間9:0
【温 泉】湯っ蔵んど 400円(ナイト料金)
【地 図】地図はこちら
四阿山には四季を通して何度も登っているが、東からは茨木湖、南からは鳥居峠や四阿高原ホテル、西側からは菅平から根子岳経由であった。群馬県から遠い北側の米子不動尊から登るのは今回が初めて、と言うよりこのコースは思いもよらないコースである。
しかし、調べて見れば日本三大不動尊や日本の滝百選の米子大瀑布などがある興味深いコースでもあった。
四阿山や根子岳の南面は緩やかな傾斜で山スキーには良いなだらかな山であると思っていた。しかし、今回のコースで奇妙山・浦倉山・四阿山・根子岳で囲まれる一つの大きな四阿火山の外輪山の一つであり、北面は垂直に近い崖でかっての火口であることが改めて解る。
前橋から須坂市の米子不動尊あたりまでは順調に来たが、そこから奧の10数キロは舗装はされているものの細い曲がりくねった狭小な道で意外に時間が掛かってしまう。紅葉のこの時季日曜祭日は街中の「湯っ蔵んど」からシャトルバスが出ており一般車両進入禁止だそうだ。
幸い平日の今日は対向車もなく駐車場は空いていた。
久しぶりの山行なのでゆっくり歩き始めるが、連れの足は速い。
途中、米子大瀑布の展望箇所で一息入れるが、まだ足は重くおまけに眠い
それでも30分程歩くと平らな鉱山跡地に着いた
看板の解説には、硫黄の採掘は江戸時代より昭和35年まで行われ、最盛期にはここに1500人の住人がおり、診療所や学校もあったとある
鉱山住居跡から米子瀑布
今は、滝見の遊歩道や浦倉山への登山道の休憩地として整備されているが、かつては、ここに人が住んでいたと思うとその時の生活ぶりを想像してしまう
滝の音も索道や重機の音にかき消されていただろうか?標高1600mの暮らしはどんなだったのだろう?
丁度このあたりから紅葉が見頃を向かえていた
沢沿いの道から浦倉山への登山道は少しばかり急で、大きめの岩砕で歩きにくい
稜線から来た方を見下ろすと、鉱山住居跡が平な芝園地のように見えた
浦倉山まで登り切れば、本日の急登は終わりとばかりに駐車場から一休みしただけで一気に上り詰めた。
今日は久しぶりの好天。天候に恵まれなかった今夏の山行を思うと大感謝である
浦倉山山頂
ところが、スキー場のゴンドラ駅近くまで来ると案の定というか、ガスが沸き上がって来てすっかり青空は隠れてしまった
スキー場から四阿への稜線は木道も整備されている
バラキ湖方面からガス
なだらかな稜線をしばらく歩き四阿山への痩せ尾根。馬の背を分けるとはこのことかと思う程、北面と南面の天候は違う。北面からはガスが沸き上がり何も見えないが、南面は穏やかな小春日和のように見える
急な階段で一休みし、登り切ると2332.9mの三角点がある。三角点の上にひょっこり地蔵さんが置いてあった。
触ると動かすことが出来たが、誰が置いたか解らないが意味あるものなのだろうと思い元の位置に置き直した。
三角点に地蔵さん
山頂付近あたりはすっかり紅葉であるが、所々矮化したマツムシソウが咲き残っていた
信州祠
群馬祠
四阿山山頂ではすっかりガスで何も見えず休息もとらず根子岳に向かった
根子岳への分岐
分岐から根子岳への鞍部までは急な下り、下から上がって来た年配のパーティは皆息が上がっていた
浦倉山から四阿山までは誰にも会わなかったが四阿山から根子岳は平日にもかかわらず結構な人出である
根子岳の北側はガスのようだ
結局今日も天気が悪いのかと思って根子岳に向かうが、途中から再び青空が広がって来た
根子岳山頂手前の石舞台から四阿山
すっかり上天気である
根子岳山頂
蓼科山
雲は多いものの雲の上に北アルプスや富士山も見えた
チョッポリ槍ヶ岳
鹿島槍から白馬など
今日、歩き始めて早6時間経過。ここまで順調に歩いてきたが、しばらく山歩きをしてこなかった脚はそろそろ限界を伝え始めた。内股や足裏の筋がこわばって痙りそうである。そこで芍薬甘草湯とアミノバイタル2000を服用し、これからの下りに備えた。
小根子岳への分岐
黒姫・火打・妙高
小根子岳
小根子から四阿山
先端が小根子岳北肩 手前を右に降りる
真ん中の白い崖下が鉱山住居跡
ここから見ると、鉱山住居跡はかつての火口の中にあったことが解る
白い崖下が鉱山住居跡
小春日和と言うには未だ早い季節だが、ほっこり暖かい無風の秋の高原の日射しはそれに近い気がする
そんなことを思いつつ、痙攣しかけた脚を引きづりながら下降地点である小根子岳北肩へ向かった
ここからは、浦倉山へ登った様な脚に堪える急な下りが続くと思って覚悟を決めた
ザレ岩
ところが、豈図らんやキャタピラー付の重機なら通れそうな緩傾斜で作業道のような道
そしてダケカンバの純林が広がる美しく気持ちの良い道が続いた
沢にも橋が架かりなんとか順調に下ることが出来た
鉱山住宅跡まで戻るとすっかりつかれはててしまったが、ここまで来たら奥の院と米子大瀑布は見逃せないともう一踏ん張りすることに
左:権現滝 高さ75m 右:不動滝 高さ85m
ツリバナ
滝山不動寺奥の院
不動滝
権現滝
さらに、御朱印集めに執着する連れに連れられ麓の不動寺へ
誰が認定したのかパワースポット不動寺
連れは、御朱印をもらって満悦。私が気になったのはイチイで出来たトピアリー。赤い実をつまんで食べたら完熟しており甘く美味しかった。亀が空を飛んでる形(ガメラ?)かとおもったが、古刹にそんなはずもなく、聞けば寒さで首や羽根の一部が欠けてしまったが舞鶴だそうだ。
イチイの木で出来た舞鶴
四阿火山の外輪山を3/4周するコース
久しぶりの山行には少々きつかった
何回も行っているところでもコースを代えれば
全く違う表情を見せる
楽しい山行でした
「ふくら雀が飛んだようだ」などと失礼なことを言ったのに
笑って堪えていただいたお寺の奥さんごめんなさいm(_ _)m
どうぞバチがあたりませんように
↓そんな訳で ボタンを押して頂くと助かります
行き慣れたところでも、意外なところがあるものですね
昨年も行き慣れた守門岳で意外な場所を発見しました
米子不動の売店?4時頃終了しているようですが
チャイムを鳴らすと庫裡から奥様が出て来て対応してくれました
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紹介されていたルート、初めて知りました。 ちょっとマンネリ化した四阿山・根子岳も新鮮ですね~
米子大瀑布は実家からわりと近いのに行ったことがありませんでした。ちなみに御朱印も集めているので、かなり魅力的なルート取り。
この秋、真似させてもらいますね(*^o^*)