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出水のツル第5弾(最終)は今期渡来している合計11,646羽の内ナベヅル10,441羽とマナヅル1,184羽と圧倒的に数の多いマナヅルとナベヅルです。(12月8日現在)。
この2種はいずれも絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されていて、此処の保護活動は益々重要となっているものと考えます。
先日、BS放送(TwellV 12)で出水のツルの旅番組?がありました。これによると、このツルのカウントは地元の中学生のボランティアの皆さんが早朝5時半から塒を飛び立つのを数えているとのことでした。また餌は1日1.5トンの小麦を捲いているとのこと。
1.ツル観察センターの2F展望所からガラス越しの撮影です。
この日はきらら浜自然観察公園と同じくこの場所でしか撮影できないものと勝手に思い込んでいましたが、此処では屋上に出られます。
向かって左手の水を張った田んぼが塒となっています。夕暮れの塒入り、早朝の塒立ちも見たいものです。
こちらは西干拓の様子です。
2.マナズル
世界での個体数は5,500~6,500で、今期渡来数1,184羽はおよそ1/5にあたります。ロシア南東部、モンゴル、中国、朝鮮半島、鹿児島県(出水)に分布しています。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストカテゴリーではVU=絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。
(日本野鳥の会機関紙「野鳥2013、1月号より)
3.ナベヅル
世界での個体数は1万2000で、今期渡来数10,441羽はなんと8割以上です(山口県周南市八代盆地にも今期8羽渡来)。
ロシア、中国北東部、朝鮮半島、山口県(八代)、鹿児島県(出水)に分布しています。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストカテゴリーではVU=絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。
(日本野鳥の会機関紙「野鳥2013、1月号より)
撮影機材:カメラ:Nikon D300S
Nikon D7000
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
撮影日時:2012年12月21日09:00~
撮影場所:鹿児島県出水市
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
マナヅル、ナベヅル(鹿児島県出水市)
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