野沢スポーツのブログ

野沢スポーツでの日々の出来事をつづります。

大きなエールを

2016年07月30日 | スポーツ
夏の高校野球埼玉県予選も終わり

花咲徳栄が埼玉代表としてきまり

8月7日を待つばかり。



先日の

埼玉予選の

松山高校VS川越工業が行われたこと


なぜ、前回のブログで

仕事が手につかなかったのか?

川越工業は

ブログにも書きましたが

春ちゃんのお兄ちゃん和也と

レフトで7番の陸君が

新宿野球出身

そして

松山高校

ファーストで4番の創ちゃんも

新宿野球出身

そう、この試合は

新宿野球出身対決なのでした



もう、

きがきじゃないです

お客さんのそっちのけの

やる気が無い店・・・


毎年 松高戦は

野沢スポーツは暇なんですがね


今年は特に

みんな出ているので

テレビの前で正座してみておりました


試合内容は・・・

皆さんがご存知なのかと思いますが

1点を争う拮抗した攻防

正直

どちらが勝ってもおかしくない状況でした。


テレビ中継では、9回の最後の攻撃

先頭打者のりく君がヒット



ここで時間切れ

店の中ブーイングの嵐


ここからは

ダイジェストをみて


最後

1点をリードされている川越工業の攻撃

最後のバッターが振り逃げで

キャッチャーからファーストの

創ちゃんのミットに

ボールが入った時


試合が終わりを告げました。



あ、そういうことなのか・・


この試合で

最後の球を

創ちゃんが取るなんて


なんて運命的なんだろうと・・・



みんな

新宿野球時代

ちゃりんこで

『しーほーさーん』

なんてお店にきてたよね。

バットとグラブとボールをもって

『これから近隣公行ってくるね』




みんな遅くまで

遊んでいたよね。


中学校では

野球部で

泥だらけになりながらがんばって


職場体験には

和也と創ちゃんが来てくれて


ちょうど

夏の大会の

松高戦がテレビ中継してて


グラブの修理の講習をしていたのだけど

創ちゃんはグラブを置いて

テレビの前に立ってみてたよね。


和也は

ずっとグラブの修理を黙々と

テレビを見たかっただろうけど

黙々と終わるまで

作業していたよね。


中学校生活

最後の大会

ブログでも

繋ぐ思い 紡ぐ心

という題で書いたけど

本当に素敵な仲間で


そして

10人いたメンバーの内

高校野球に進んだのは4人だけ

熊谷高校の新井君も入れての4人



高校野球

って

半端な気持ちじゃできなかった


苦しかった


つらかった



けど


誰にも

言えなかった


応援してくれてる

親になんて

特に

言えなかった

心配かけたくなかった


お弁当ありがとう

送り迎えありがとう

バッテ代わりに買ってきてくれてありがとう



高校生活が精いっぱいで

家に帰ってしゃべりたくなくて

食べたら部屋にすぐ入ってごめん


この

苦しい顔

見せたら

心配させるから

見せれなかったんだ




レギュラー確実といわれて

注目されて

自分の代になって

プレッシャー半端なくて

先輩超えたくて

けど

上手くいかなくて

注目されれば

されるほど

自分を追い詰めた日々

誰にも会いたくなかった





レギュラーを

後輩に取られて

中学校では

みんなからうらやましがられるほどだったのに

希望の内野から

どんなことでも

プライドがないって言われても

試合に出たくて

ぎりぎりで

外野にコンバートして



一年の最初の練習で

足をねん挫して

けど言えなくて

ここで休んだら

みんなからどんどんおいていかれる

その

恐怖の文字しかなくて

俺にはやるしか無くて

けど

思えば思うほど

空回り

先生から

サポートメンバーにと言われても

プレーヤーとしてこだわり続け

背番号が遠かった

みんなが野球をやっている横で

練習試合の準備を

黙々と

だた、黙々と



埼玉県でも指折りの進学校

その高校野球

正直

こんなにきついとは思わなかった

勉強と野球の両立

やめてしまうことも出来た

けど

僕には

どちらを選ぶことなんてできなかった

机に座って

すぐに眠ってしまうことも多々あった

目の前の白球を追うことしかできなかった






ここで終わりを告げるみんなへ






12年間やってきた

野球に

ここで

ひとつの区切りがついたね


隣にいた野球が

すこし

距離を置いている


いろんな思いがあるけど


時間は待ってくれないんだ


キミたちには

もう

次のステージが用意されている

トビラを

開けなくちゃ


すこし

怖いかもしれない


けど


目をつぶってごらん

あの日の

夏のグランドを

応援席を

思い出してごらんよ


少年野球ですごした

コーチや監督が

大勢の仲間が

その

仲間の家族や

後輩や先生や

みんなを知らない少年、少女が

テレビの前にも

たくさんの応援が



みんなの想像を超えた

声が

みんなの名前を呼んでいるよ


耳を澄まして

たくさんの応援が聞こえるかな?



そして

ここにも


大きな

大きな

エールを


みんなに


つらくなったら

いつでもおいで


ここで

大きな声で

みんなの心に

届くように


大きな

大きな

大きな声で


叫んでるから



キミたちにエールを


たとえ

心が閉じて聞こえなくても


叫び続けるよ


キミが笑顔でいるなら

大好きな

大好きな

キミたちの

笑顔が見たいから








shiho