都内では連日の35℃超えが続いており、2週間ぶりの登山はとにかく高い所へ行きたかった。29日(土)午後に所用があるため、28日(金)の平日休みを利用して行くことにした。候補は他にもあったが、結局一番行きやすい上日川峠泊、大菩薩で避暑山行を楽しむことにした。
27日夕方に準備し、シャワーと夕食後19:15頃出発。
勿論(?)radikoで日ハム対楽天の試合を聴きながらの運転だった。26日に連敗脱出(レポ)して潮目が変わったのか、高速に乗ってすぐ、5回表に集中打で田中将大をノックアウトして、一挙6点とって勝ちが見えた。先発の北山はピリッとしないままだったが、結局高速を降りて上日川峠が近づくころに9回裏を終えた。(詳細はこちら)
順序は前後するが、自宅を出る頃は19時過ぎでもエアコンをつけないと我慢できなかった。高速を降りて、20号を東へ進み、甲斐大和駅近くのセブンでトイレ休憩の為に降りると、大分楽な気温になっていた。この後はエアコンは要らない。その後県道218号から北へ向かう頃にぐいぐい標高を上げ、それに伴って気温が下がってきた。そうだよ、これを期待して前泊を決めたのだ(^^♪
途中でシカに遭遇!ヘッドライトに照らされても、数秒間はこちらを見ていた。人に慣れているのかな~
上日川峠の駐車場には21:40頃到着。ここへ停めるのは既に見て来たH29年7月以来だ。この時は金曜の夜だったので、既に3,4台が停まっていたが、この日は木曜日。恐らくロッジ長兵衛の車以外は停まっていなかった。
シートを倒し、寝る準備だ。予想通り寝袋は要らない。マットにタオルケットで十分だ。翌朝は4時にアラームをセットして、21:55頃に横になった。
4時のアラームでビクッとして起きた。いやいや天然のエアコンのお陰で驚くほどぐっすり眠ることが出来た。上日川峠の標高は1585m。やはり標高の高い所でのタント寝は快適だ(^^♪
数m横に一台、SUV車が見えた。私の後に着いたのだろう。数分後に男性が出てきて体操を始めた。その数分後に女性の姿が見えた。夫婦で車中泊とはよほどの山好きなんだろうね。
前日に自作してきたおにぎりで朝食にした。ペットボトルのウーロン茶を飲みながら無理やり流し込んだ感じ、正直美味しくなかった。コッフェルを持ってきていたのだからお湯を沸かして熱いお茶、インスタントの味噌汁位があった方が良かった。GW以来のタント寝、久しぶりなのでどうすれば快適なのか、間隔が鈍っていたかな。
それでも胃腸を刺激したお陰か〇意が来た。数十離れた公衆トイレへ行き、快〇(^^♪
タントに戻り準備を始めた頃、もう一台が到着し中から夫婦が出てきた。平日でもこうして早朝に歩き出す人が居るのは人気の上日川峠ならではかな。
準備を始めて、サングラスを置いてきたことに気付いた。15日の川苔山は曇り予報で持っていかなかった。置いてある場所は分かっている。快晴の今日は絶対必要なのだが、う~ん、悔しいなぁ
体操して、日焼け止めを塗り、YAMAPの記録をスタートさせた。
5:12 出発!
トイレ付近でラジオをつけた。付近に誰も居ないのでクマ避けも兼ねてスピーカーだ。生島ヒロシさんの声を聴きながら歩き始めた。
今日もR2年10月と同様に石丸峠方面へ
沢を渡る。この金網は前回は無かった(画像) お陰で随分楽だった。
緩く登って小屋平バス停 (5:44)
ドリンク休憩してからリスタート。ここからは急登!
それまでは気にならなかったが、先ほどの沢で首に巻いていたクールコアタオルを濡らすのを忘れたことに気付いた。また、やっちまったぁ(+_+)
6:07 林道へ出て250m右へ進む。登り口で、もう一度ドリンク休憩。早朝だし、標高が高くて気温はそれ程上がっていないのだが、登りでは汗をかく。
正面に太陽が見ながら、緩やかなアップダウンの登山道を進む。
H29年はこの付近で富士が見えた(画像)のだが、しかし、今回は見つけられなかった。
登山道わきの草むらが濡れていることに気付いた。そうだ!これでクールコアタオルで濡らせるじゃないか(^^♪
葉に着いた水滴をぬぐい取ってみた。それだけでも十分な効果が得られ、多少マシになった。
天狗棚山がデカい。イイぞぉ(^^♪
コウリンカ、久しぶりだ。沢山咲いており何枚も撮ったが、マシなものを載せる。
石丸峠が見えた。YAMAPのフィールドメモにこの付近から富士が見えることが載っていた。
一旦足を止めて探してみた・・・
おぉ、見えた(^^♪
PLを使い、レポを作る際にコントラストを強調してもこれ位の見え方だった。サングラスがあればもう少し見えたのかもしれない。H29年よりも気温や湿度が高かったのだろう。
その後、少し移動して石丸峠の標柱をパチリ(7:04)
一休みできる場所を探し、数m先に日陰で座れそうな岩を見つけた。
どら焼きをパクリ♪ 美味しかった~
ここから見える熊沢山は素敵だ。
熊沢山へ向けてリスタート。この頃森本毅郎さんのスポーツコーナーで大谷がタイガースとのダブルヘッダー第一試合で1安打完封、第二試合で37号、38号HRを連発!(スポニチ記事)とアナウンサーが興奮気味に伝えた。なお、エンゼルスGMがシーズン途中でのトレードをしないことを発表したことも伝えた。大谷トレードに関する大騒ぎは終わった訳だ。
○○フウロ。それ以上は分からない。
コウリンカを前景に南アルプス。最も肉眼ではこのように見えていないが
急登を登り切った所で前回は見つけられなかった熊沢山の山頂標を探すことにした。YAMAPの表示を見て、数十m上ってみた。
ビンゴ!
このまま左へ行くとルートを外してちょっと苦労した前回の繰り返しになってしまう。元来た道を戻り、ピンクテープがついた正規ルートを進むことにした。
おお、富士がちゃんと見えた。この画像もコントラストを強調しており、肉眼ではこのように見えていない。結局ここで見えたものがこの日、一番マシだった。
ピンクテープを頼りに進む。この付近でソロ男性と出会った。平日なので、駐車場以降誰にも会わなかったが、これ以降はそれなりに人と会うことになる。
介山荘が見えた。
マルバダケブキも久しぶりに見た。
夏に何度も見ているが、蕾の状態を見たのは初めてかも。
大菩薩峠の標柱手前でソロ男性にシャッターをお願いした。彼は早朝に上日川峠を出発し、既に大菩薩嶺を通って来た。これから石丸峠を廻って帰るとのこと。午後から雷雨という予報が気になっているとのこと。生島さんや森本さんの放送で山沿いは午後から雷雨があると伝えていたが、いずれも北関東のもの。山梨の事を聴こうと思ったらYBS辺りを聴いていないと分からないのだろう。勿論、それがこの付近に当てはまる可能性が高いことも重々承知している。今回の行程は正午前後に戻るつもりだ。
記念写真を撮ってもらったが、彼は怪訝そうな表情で、これでイイですかと聞いていた。とりあえずとれていればいいですよとカメラを受け取った。この付近ではまぶしくてモニターをチェックしなかったのだ。その後、彼の表情の意味が分かった。上のマルバダケブキを撮った際にマクロモードにしたままだったのだ。面白いからそのまま載せる。
親不知ノ頭を目指してリスタート。途中で降りてくるハイカーと出会った。先ほどの方もそうだが、向こうを先にする人も多いのかな。
このキレイな黄色いお花の名前は? アプリで検索しても見当違いのものが表示されるだけだった。お分かりの方は教えてください<m(__)m>
オトギリソウとご指摘をいただきました。
親不知ノ頭山頂付近から
ズーム
介山荘を入れて。正直イマイチ(+_+)
HP時代、暗いうちにここへ来て撮ったことがある。その時は素敵な色合いになったのだが、またチャレンジする気力があるかな~
ケルンのある広場
この付近で休むのはムリだ。そういえば、あそこなら日陰になるはず・・・
8:29 数十m下って賽の河原へ
この判断は正解! パンを食べてノ~ンビリ♪
「冷やして美味しい」筈だったが、自宅を出てから十数時間以上経過しているので、アルミバッグに入れておいても常温になっていた。
ずっとここに居たい気持ちもあったが、リスタート
8:30過ぎだが、
先ほどペットボトルのスポドリを飲んだばかりだが、もうきつくなってきた。反対方向から来て、すれ違う皆さんもきつそうだった。
そんな時、不思議だが、この付近の葉も濡れていた。クールコアタオルを濡らした。
9:00 標高2000m地点。
コウリンカが群生していた。地味な色合いで写欲は沸かないのだが、このお花だけは沢山咲いていたので、記録として。
暑い( ゚Д゚)
木陰を見つけて一休み。ここでアミノバイタルをチュルチュルしてエネルギーを充電したい。
凍らせて持ってきて、今朝車内でおにぎりを食べる時点ではまだかなり冷たかったのだが、そこまででは無かった。でも、アミノ酸のお陰で元気が出たかな~
数分後、太陽が雲に隠れた。アミノ酸よりもこの方がずっとありがたかった。
9:14 雷岩に到着したが誰も居ない。積極的に行きたいわけではないが、今回も大菩薩嶺山頂を目指すことにした。
9:21 大菩薩嶺山頂。誰も居ないのは今回が初めて?
ポケット三脚で自撮り。
これだけ撮って雷岩へ戻った。途中でトレラン女性と出会ったが、この近辺にこんなに人が少なかったのは初めてだ。さすが平日。
再び雷岩。画像のように日差しが照り付けている。ここでランチはムリだ。
多少日陰になっているところへ移動し、ランチタイム。
今回は冷たい麵ではなく、お椀で食べるチキンラーメン。この夏はコロナ以降中断していたデカい山へ。小屋泊まりをしたい。その為の復習(練習)なのだ。ところが、お椀代わりのマグカップ、そしてドリップコーヒーを忘れて来た(^_^;)
これと一つ残しておいたオニギリをおじやにして食べたが、コッフェルが深すぎて食べにくいのなんの。やはり復習しておいて良かったとしよう。
10:00 下山開始。
画像にもちらっと写っているが、平日にも関わらず雷尾根は多くのハイカーが登ってきた。雷岩てまえは日陰がなく、この時間に登ってくると相当キツイと思う。尋ねていないが、バス移動の人が多かったのかな。
樹林帯に入ると多少は日陰がある
大分下ってきたが、登ってくる人はまだまだいる。
10:49 福ちゃん荘
今まではロッジ長兵衛まで登山道を通っていたが、何となく車道を通って行くことにした。
11:03 ロッジ長兵衛へ。グループが登り始める所だった。
早朝はタントの他、2台だけだったが、この通りびっしり。さすが人気の大菩薩だ。
ドアを開けると車内からはムワ~ンとした空気(+_+)。そりゃあそうだ。ペットボトルのスポドリをグイっと飲んだ。ドアを全開にしたまま、とりあえず靴、靴下を脱ぎ、カメラマンベストの中身をカゴへ移した。汗をかいたウェア上下はそのままに運転再開。
ヘアピンカーブの連続する裂石方面へ下った。下って行くと空気が変わるのが分かった。数分で窓を閉め、エアコンを付けた。
それでも10数分で大菩薩の湯へ。予め着替えのTシャツ、短パン、パンツなどを入れたデイバッグを持ってリスタート
11:39 スマホ撮影
入力料金は市外3時間620円。前回よりも少し値上がりしていたかと思うが、ここは甲州市営なのでリーズナブルだ。
貴重品入れに財布やスマホを入れて、中へ。
脱衣場には誰も居なかったが、中にはお年寄りと3歳位の女の子を連れたお父さんのみ。平日の昼前だけあって空いていた。
とは言っても長湯するつもりは無かった。頭と身体を洗い、内湯と露天とにそれぞれ数分ずつ浸かってさっぱりしたら終了。
コーラなどを飲みたかったが、先ほど受付で料金を支払った時点で5000円と万札のみになっていた。ペットボトルのスポドリが残っていたことを覚えていたので、このまま出ることにした。
タントに戻り、カーナビを一般道優先にすると青梅街道経由が表示された。前回がいつだったか、思い出せない位久しぶりだったが、この通りにした。
交通量があまりない大菩薩ラインは快適、スピードが出ている間は窓から入ってくる風が気持ちよかった。
ところが、快適だったのは丹波山村近辺まで。あちこちで道路工事が行われ、片側車線のみ通行となれば、そのたびに停まらないといけない。そうなると暑い空気が入ってくるわけで、これはたまらんとエアコンを付けた。はやりのファン付きの服を着ているとはいえ、このクソ暑い中に作業する人たちは本当に気の毒、納期が決まっているとはいえ、工事を命じる側は何かできないのだろうか。
その後もエアコンで冷気を浴びてはいるが、照り付ける太陽にストレスを感じながらの運転は続いた。
奥多摩付近では交通量も増え、あちこちでプチ渋滞(-_-;)、眠気がやって来たが休むところが無い。エアコンの風量を強くし、メントール系のガムでごまかしつつ進んだ。
福生(?)のセブンでトイレ休憩をはさんだが、それ以外は休めなかった。ゴールデンラジオを丸ごと聴けたのは久しぶり、荻上チキsessionに変わった頃に帰宅できた。今回も帰りの運転が登山よりもはるかに疲れた(*_*)
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