HP時代に歩いたコースをもう一度シリーズ、今回はH23年1月に食うかいさん、故ダマさん達と歩いた伊豆三山縦走に決めた。この時は私が企画したものの、地元にお住いのピカリ♪さん(HP)に案内してもらったので、細かいコースは上のレポを見ても思い出せない。そこで、今回もYAMAPのモデルコースを基に登山計画を作り、その通りに歩くことにした。
出発地点の伊豆箱根鉄道大仁駅に向かうには国分寺駅5:08、小田急線を小田原まで使い、大仁着8:40と出た。
アラームを3:00にセットして、21:30にベッドへ。若干睡眠時間は足りないが、電車内で眠れば良いだろう。
アラーム一発で起床。慌てなくていいように直ぐにジオラインLW上下、フリース、登山靴下を履いて、登山用ウェアのズボンなどに着替えた。今日も武田砂鉄プレ金ナイトを聴きながら洗濯物を干して、朝食を済ませた。トイレで座ったものの出なかったのは仕方ない。普段はまだ寝ている時間なのだ。
余裕を持って自宅を出発して数分後、ステッキを忘れたことに気付いた(@_@。
今から取りに帰ると電車に乗れない。でも、ステッキ無しで歩くのはストレスだ・・・
なんてことを数秒考えたが、急いで取りに帰ることにした。
ステッキは自室にあった。玄関に戻り、前日に検討していた府中本町から南武線ルートを検索したところ、府中本町駅5:27発なら大仁駅到着は変わらないことを思い出した。寒い中、自転車を漕ぎたくなくて、国分寺ルートにしたのだ。
既に5時を少し過ぎているが、ザックを自転車に積み、府中本町駅を目指すことにした。普段は府中駅まで15分程だが、頑張れば何とかなるはずだ。
さすがに5時過ぎなので車は走っているが、歩いている人、自転車に乗っている人はほとんどいない。目いっぱい急いだところ、府中本町駅の自転車置き場に着いたのが5:21。やればできるじゃないかᕦ(ò_óˇ)ᕤ“
プレ金ナイトは自転車に乗っている途中で終わったが、今日の行程は長いので、バッテリー節約の為、radikoなどを聞くのは止めた。
南武線はそれなりに乗客は居たが、楽勝で座ることが出来た。登戸までは15分なので、眠らなくてもOKだ。登戸に着き、小田急線に乗り換えた。今度は小田原まで1時間以上あるので、小田原到着1分前にアラームをセットして安心して爆睡!
目が覚めたのが小田原到着の10分前、すっかり明るくなっていた。ピーカンの空にキレイな富士が見えていた。登山開始後も見えることを期待した。
今度はJR東海道線ホームへ行くと、小田原では停車時間が長いようで既に到着していた。そこそこ乗客は居たが、空席はそこそこあった。
三島までは30分程あるので、アラームをセットしたが、今度はなかなか眠れないので、ぼんやり車窓を眺めながら時間を過ごした。
熱海に着く頃に便意がやって来た。東海道線はトイレが完備されているので、隣の車両まで移動し、出すものを出して一安心。
三島に降りて富士箱根鉄道に乗り換えるのは昨年4月にピッケル君(HP)と奥沼津アルプスを歩いて以来だが、今回も改札でピコーンと警告音が鳴った。三島はJR東海なので、Suicaは使えないのだ。昨年と同じミスをしてしまった(^_^;)
窓口で清算し、一旦外に出て伊豆箱根鉄道の入口へ。大仁駅までは490円だ。乗り込むと昨年4月と違いロングシート、同じシートには登山ウェアを着た60~70代女性3人組が今日のコースについて楽しそうに話していた。
昨年ピッケル君と奥沼津アルプスを歩いた時は原木が出発地点だったが、今回は4駅先だ。
上述の3人は原木で降りたので、ひょっとしたら奥沼津アルプスを目指すのかもしれない。
8:40に大仁駅に着くと、10人以上のハイカーが降りた。どういうこと?
改札は反対側にあるので、一度線路を通る必要がある。
改札を出るとその理由は分かった。カラフルなジャージを着た係員が数人居て、駅からウォーキング(HP)と書かれたのぼりが立てられていたのだ。
大仁は長嶋茂雄さんが昭和42年から冬場にトレーニングを行っていたとのこと→YouTube
H23年1月レポには大仁が温泉地であることの記述はあるが、長嶋さんについては書かれていない。その後出来たのかな?
体操をして、YAMAPを起動させて出発!
・・・
あれ、おかしい。よく見ると今日のコースと反対側に向かって歩いている。上述のウォーキングの人たちが歩いた方向を目指してしまったが、今日の行程は駅の反対側だった(^_^;)
数十m戻り、上述の係員さんに駅の反対側に進むにはどうすれば良いか尋ねると、少し先に踏切があるとのこと。
8:48
踏切を超えて数分、城山がデカい!
事前に見て来たレポのこの画像を思い出すなぁ
上画像に見える国道136に架かる新狩野川大橋を渡る
YAMAPを見ると道路の反対側にルートが付いている。信号は無いので、車が来ないタイミングで国道を渡り、この細道へ
この時は思い出せなかったが、H23年はこの田んぼの中の道を通る時に、食うかいさんだけがグループと違うルートを歩き、ずっと早く目的地に着いたようだ。今回はYAMAPコースを忠実にだどっているだけだが、アノ時と違うことだけは間違いない。
上画像のように太陽が眩しく、暑くなってきた。ネックウォーマーとインナーベストを脱ぎ、ニット帽をハットに被り直した。大仁の天気予報ではこの時間は1桁、最高で11℃程だったので上述のようにジオラインLWを着てきたことをこの時間は後悔していた。
小さな石の橋を渡る
道なりに進むと「子育て地蔵尊」のデカい看板が見えたので、ちょっと寄ってみた。200体余りのお地蔵さんがあるという。これ1枚を撮って先へ。
河津桜? 伊豆は温かいんだなぁ
途中に「登山口300m」との表示があった。なかなか着かないなと思いながら緩い坂を登った。
遠目に登山口が見えたところで数台の車が停まっていることに気付いた。よく見ると地元車の他に多摩ナンバー、川崎ナンバーがあった。数分後に分かったが、登山ではなく、クライミング目的の方の車なのだろう。
9:18 登山口にあったデカい看板。山頂まで1時間。さてどうなるか。
ここにも長嶋さんの足跡が
長嶋茂雄ロードを歩くのだ!
ところが歩き出して数分、明らかにコースアウトしていることに気付いた。
YAMAPのルートと登山道がずれていたのか?
YAMAPのルートに戻るべく悪戦苦闘(^_^;) この標柱を見つけてホッとした。
その後はちょっと苦労しながらも明るい日差しの中を淡々と進んだ。
それにしても、長嶋さんはこんなところを走ったのか!
ベンチのある広場
10:04 葛城山方面への分岐。ここから城山山頂をピストンする
あれが山頂かな
登りついた先は小ピークで、そこを緩く下って緩く登った先がホントの頂上だった。
10:18 城山山頂。初めて来た感があったが、勿論H23年1月も来ていた。(画像)
ポケット三脚で自撮り
山座同定盤が設置されていた。
もう10時過ぎで気温も高くなっており、富士の展望は半分諦めていたがこの通りクリアに見えていた。
右側が万次郎岳や万三郎岳らしいが、イマイチわからない。
朝食を食べたのが3:40頃、さすがに腹が減った。この先の葛城山までは大分ありそうだ。ここでカップ麺タイムにしよう!
お湯を沸かしている頃、私と同世代か少し上位の男性2人組が到着した。そういえば、今日駅を出てから初めてハイカーに出会った。
彼らも大仁駅からここに来たという。YAMAPをやっているかと尋ねるとyamarecoをやっているとの返答、ちょっと残念(^_^;)
彼らは数分で出発していった。
今日はこれ。麵の量が80%だが、ちゃんとカレーヌードルだ。
荷物を片付けた頃、男性3人組が到着した。先ほどの2人組と同じ電車だったのかな。
10:50 リスタート
直ぐに男女3人組が登ってきた。30分前まで誰も居なかったのに、急に増えた感じだ。
その数分後、往路を戻っていると後方から人の声がした。道が広くなった所で脇にそれると先ほどの3人組だった。
11:02 葛城山方面への分岐。
その後はたまに標柱が設置された登山道を淡々と進んだ。
11:15 ベンチのある広場に車が停まっていた。
そのすぐ先が林道。ここも初めて来た感があったが、勿論H23年1月も来ていた。(画像)
画像に写る登山道へ
10分程進むと「外山の(馬頭)観音様」H23年も撮っていた(画像)
一本道を淡々と進む
11:33 え、背面登山口って?
YAMAPを見るとここで右折するのがルートのようだ。
おいおい急登じゃないか!
マニア向けのルートらしく、ピンクテープは殆ど無い。たまに赤テープを見つけ、その方向に登ることを繰り返した。
降りてくる若い男性ハイカー2人組と出会った。挨拶して「いや~ここはホントにキツイですね」と声をかけた。私はここを絶対降りたくないが、若い彼らはスリルを楽しむのだろうか。
YAMAPに柱状節理と書かれていたが、これのことだろう。
12:01 アンテナが見えた。超急登はようやく終わったみたいだ。ずいぶん長く感じていたがほぼ30分かかった訳だ。
この広場も初めて来た感があったが、勿論H23年も来ている。(画像)
遠くにパラグライダーが飛んでいた。
あれが先ほどの城山かな。
YAMAPのルートに沿って進むとデカいバッグを背負い、両手に荷物を持った男性と出会った。彼は先ほどの広場からハンググライダーで飛ぶという。
道なりに進むと獣害防止の鉄線が見えた。道を間違えたのか?
どこで間違えたのかとYAMAPを見ながら往路を戻ると、先ほどの広場に着いてしまった。
パラグライダーの準備をしている男性に上画像を見せると、これを跨いで通れば良いとのこと。
お礼を言い、元のルートを戻った。正しいルートなのかは分からないが、彼は向こうから来たのだから問題ないだろう。数分後、今度はデカいバッグを持った女性と出会った。パラグライダーですねと声をかけると、彼女は笑顔で頷いた。
この時点ではすっかり忘れていたが、この鉄線で食うかいさんがポーズをとっていたことを思い出した(画像)
鉄線を超えると正面が木道、背後に展望台へ分岐に着いた。一旦向こうへ行ってみることにした。
「碧テラス」と書かれたおしゃれな山座同定盤
後でわかったが、ここがさえずりの丘展望台。H23年にはまだ無かったと思う。
この付近の展望図
そこからも撮ったが、ここでは載せない。
数m移動すると「恋人の聖地、幸せの鐘」のあるこれまたおしゃれな展望台があった。
おお、絶景じゃないか!
南アルプスもキレイだ。※PLを付け、パソコンでも補正しているが、サングラスを着けて見た時にはこのように見えていた。
その右側。白根三山もズラリ
んん、カップルの視線(^^;)
50代のおっさんハイカーが何時までもここに居るのはマズイ。私が立ち去った後、二人が鐘を鳴らす音が聞こえた(^_^;)
向こうに見える木道はH23年の記憶と繋がった。(画像)
ちなみにここは「ボードウォーク」と呼ばれているらしい。木道だよね。何でもカタカナにしちゃうんだなぁ
木道の先は、超観光地(HP)だった。H23年当時は無かった富士が見える足湯付近は家族連れやカップルが楽しそうにしていた。
とりあえず山頂展望台へ
おお、ここからの眺めもイイじゃないか♪
なるほど、手前に見えるのが昨年歩いた沼津アルプスの鷲頭山、大平山なのか。
撮影終了後、とりあえずトイレを探した。周りにはハイカーは居ない。ザックを背負い、ステッキを持った私は場違いだと感じていたが、仕方ない。似たようなシチュエーションは昨年10月の羅漢寺山だが、あの時以上だった。びっくりするほどキレイなトイレで小用を済ませた。
とりあえず座れる所を探した。運よくおしゃれな藤製のベンチに座ることが出来た。さすがにここでお湯を沸かすことは出来ない。パンを食べ、テルモスのややぬるくなった紅茶を飲んで一休み。
いつまでも場違いなここに居ても仕方ない。最後のピーク発端丈山を目指すことにした。
ここまでをその1として、続きは後ほど作ります<m(__)m>