望の富士山22

背中にデジイチ、ポケットにコンデジで富士を追いかけています。

R6.1.6 18年ぶりの明神ヶ岳は甘くなかった

2024-01-07 19:04:10 | 山歩き

6日土曜日の天気予報は晴れ。さらに南風で桜の咲くころの気温まで上がるという。他にも候補はあったが、5日に行き先をあれこれ探すことにした。その中で明神ヶ岳に行った方のレポにびびっと来た。特に金時山を前景にした富士を見たくなった。そういえばこのお山はHP時代のH18年12月に弟と一緒に登った山だ。久しぶりにレポをざっと見たが、殆ど覚えていない。新鮮な気持ちで登れるかな。YAMAPの最乗寺発着明神ヶ岳周回コースの通りに登山計画を作った。

当日は3:30起床。洗濯物を干して朝食を済ませ、4:45に出発。ナビに入れておいた最乗寺までは自宅から一般道で74㎞。山中湖よりずっと近いのだが、交通量が多いことは予想できた。今日も前夜のプレ金ナイトを聴きながらの運転だ。ゲストの堀井美香さんは武田砂鉄が本名じゃないと思っていたそうだ。砂鉄さんに本名を尋ね、ひろかずだと初めてわかった。その後「砂鉄は暇つぶしに丁度良い」などの名言も飛び出し、とても面白かった。

府中から日野バイパス経由で20号を走っている間は快適だったが、八王子から16号へ入ると一気に交通量が増え、特にデカいトラックが多くなってからは緊張感が増してきた。そして、橋本五差路を通過しながら、このルートを走るのは久しぶりだな~、いつ以来だっけと思っていた。この時はぼんやりだったが、R2年3月に秦野弘法山展望台に行く時以来だった。そりゃぁ久しぶりだ。

129号から246号に入る頃から早朝にも関わらず交通量が増えた。日の出少し前で富士の色がイイ感じになっていたが、途中でハザードを出して撮影できるはずもなく先へ。

新善波トンネルを抜けて富士がドカーンと見えた。直ぐ先のセブンでトイレ休憩。直ぐに個室へ!

その後246から細い道へ入り、松田町内を抜け、両側に杉の巨木がそびえる林道を進むと最乗寺が近づいてきた。下調べが甘く、車を何処へ停めれば良いのか分かっていなかった。一旦迷惑の掛からない所に停め、YAMAP地図に出ていたPマークの方向へ進むことにした。それとは違うが、お寺のデカい駐車場マークが見えたのでそこへ進んだ。

数十台は停められる駐車場へ着いたのが7:20頃。いつもは登山者用の駐車場に停めることが多いのだが、今回は手間取った。この時は忘れていたが、H18年レポを見直すと同じだったようだ。

ちなみに数分後に分かったが、私が停めた付近で45台。お寺全体で254台の駐車スペースがあるとのこと。途中大分下に臨時駐車場の案内もあった。どんだけデカいお寺なんだ!

HPには面積が東京ドーム27個分と出ている

車内で着替える際に迷ったのが服装をどうするかだ。上述のように天気予報は晴れで気温が高いと出ていたので、Tシャツと加圧タイツも用意していた。しかし、別のアプリで調べた所、強風が吹くとの情報もあった。結局この時間は肌寒い気温だったのでジオラインLWを着ていくことにした。出発時はネックウォーマーも付けていくことにした。

7:44 出発

すぐそこに正しいルートがあるのに道間違い(^_^;)

7:50 このデカい下駄の前で写真を撮ったことは覚えていた。

ここで体操してからステッキを出した。また、周りに誰も居ないので駐車する前まで聴いていたまとめて土曜日をスピーカーにして聞くことにした。

小さな橋を渡り、岩交じりの急坂を数分上るとここへ着いた。少し前からネックウォーマーが暑くて仕方なかったので外した。先ほど下駄の所でやっておけばいいのにね(^_^;)

この標柱は「明1」の表示があった。今回は下調べを殆どしていないので「明〇」がゴールなのか分からない。

登る!

平坦な道を進み、「明3」へ。

岩交じりの道を登るとジオライン効果で汗びっしょり。袖をまくった。

このような「火の用心」と書かれたドラム缶が数か所あった。

おいおい何だこれは

上画像の付近でもたもたしているときにソロ男性に抜かれた。そして林道へ。

ここが「明5」だった。テルモスの紅茶と行動食で一休みしていると、今度は男女4人のグループに抜かれた。相変わらずカメだな~ 

木の根が張り出した道を進む

V字にえぐれた歩きにくい登山道(画像は後)も進み、「明7」へ

直ぐ先がまた林道で、渡ってから階段を上る

8:59 数分先が見晴らし小屋。先ほどのグループが出発するところだった。

建てた当時は見晴らしが良かったのかもしれないが、木々が伸びて殆ど見えない。そして中はこの通り(>_<)

この小屋が「明11」随分番号が飛んだ。そして、「明神ヶ岳山頂まで1時間30分」の表示もあった。まだまだ遠いなぁ

数分先で前を行くグループが右側を撮っていた。何だろうと近づくと錆びて朽ちたデカい歯車があった

検索してみると最乗寺から明神ヶ岳、宮城野を結ぶロープウェイ設置の工事が頓挫した跡とのこと。

時間は曖昧だが、強風が吹きだした。天気予報の通り気温は高く、南風なのでそれほど深刻ではなかったが、時には音を立てて吹いていた。

「明12」の標柱からは広々とした道へ。防火帯とのこと

デカい松の木

この少し先で前を歩くグループが見えた。ナイツちゃきちゃきえのきどいちろうさんのコーナーが近づて来たので、少し時間調整。ちゃきちゃきは以前よりもつまらなくなってきたが、毎月第一土曜日のえのきどさんのおしゃべりはタイムフリーも含め必ず聞いている。今回は高校サッカー石川県代表の星稜高校の応援団が地震で来られなくなったことを知り、既に負けた日大藤沢や同じ黄色のユニフォームを着た柏や千葉のサポーターなどが即席で大声援を送った話(詳しくはこちら参照)などだった。

数分前にサングラス越しで見て素晴らしいと思い。コンデジで撮ったが、イマイチ。そこでもう一度デジイチにPLを付けて撮影した。それでも相模湾がちゃんと写っていない((+_+))

リスタート

ここから見る方がイイじゃん♪ 上の雲が良いアクセントなんだよな~

その奥に三浦半島も見えている。今日はホントにイイ天気だ~

上画像を撮った後、コースを外れた(^_^;)

YAMAPのお陰で数分で正しいコース(防火帯?)へ

この登りでは足元は霜柱が溶け、歩きにくかった(^^;)

「明14」付近から。あの上が目指す方向なのかな~、まだまだかかりそうだ。

YAMAPに注意コメントがあった枯れた沢

この手前で降りてくるソロ男性、この先で夫婦に出会った。早く歩き出した人は降りてくる時間なのか。

「明16」付近で男性2人組に抜かれた。

「この先通行注意」

それ程でもなく通過できた

またこういう道か~

明星ヶ岳との分岐

上の分岐の直ぐ右の急坂。この画像を撮った直後ソロ女性が降りてきた。彼女にこの先で一気に展望が開けることを教えてもらった。

上画像の滑りやすい急坂を登る際、ここを下りに使いたくないなと思った。

数分後、一気に展望が開けた。彼女の教えてくれた通りだ。

よぉ~し、あと5分だ!

10:47 あそこが頂上か

この画像を撮った直後、植生保護ロープを超えていることに気付いた。慌ててロープを跨ごうとしたがロープにひっかけ、踏ん張り切れず転んでしまった。左手を地面に着いた際に手のひらの皮から少し血が出たが、それぐらいで済んだ。後ろに居た男性に声をかけられたが「足が上がってなかったですね((+_+))」と答えて進んだ。ベンチには小一時間前に見かけたグループが休んでいたが、彼らではなく、ソロ男性にシャッターをお願いした。

それにしても手のひらの治療を先にしなかったのはなぜだろう。

なお、H18年にあった展望盤(画像)はもう無かった。

この近辺はドロドロ。その辺にザックを置けなかったのでベンチが空いていたのはラッキーだった。そういえばH18年当時は無かった。ザックから100均消毒綿を取り出して吹いたところ、結構しみた((+_+))

マキロンで消毒し、絆創膏を貼ってとりあえずOK。絆創膏を包んでいた紙が風で飛ばされそうになったが、どうにかセーフ。YAMAPの登山届けを作る際に「ファーストエイド」の項目があるが、これらは昨年10月の金ヶ岳以来の出番だった。改めて準備は大事だと思った。

治療終了後、デジイチタイム!

先ずは富士を中心に。このアングルを見たかったんだ♪

富士の左側。この時点では左奥が愛鷹山塊くらいしかわかっていなかった。

調べてみると昨年2月にパール富士撮影で訪れた辺りだった。手前の下がった所が長尾峠、左端のやや高くなった所が丸岳。

神山と噴煙が噴き出ている大涌谷

大涌谷をズーム

最後に富士をズーム。そういえば順光の富士を撮るのは昨年12月に鉄砲木ノ頭以来だ。特にこうやって宝永火口が入るアングルはもっと久しぶりだ。

写真を撮っている間はハイテンションだったが、この付近はとにかく風が強く長時間は居られない。ザックを置いたベンチに戻り、少しでも風が遮られる場所へ移動することにした。

山頂広場から数m先は両脇が背の高いスズタケは防風にもってこいだった。そこで数分前に見かけた男性二人組がお湯を沸かしていた。目的は同じだった。挨拶すると「手は大丈夫ですか」と返してくれた。嬉しいね。

レジャーシートを敷き、ザックを置いた。竜ヶ岳と違い折り畳み椅子は置いて来た代わりにクッションに腰掛けて準備OK。

そしてお湯を沸かす際に武器を用意してきた。いや、今日の為に買ったのではなく昨日準備をしている際に探し物をしているうちに数年前に買った携帯用防風板が出てきたという訳。

使うのは初めてだが、どうにか上手くいった(^^♪

そして今日のカップ麺もばかうけ! これはごま揚げしょうゆ味で、大みそかに食べた青海苔味に比べるとインパクトはイマイチだった。ちなみに親指の絆創膏など先ほどこけた跡が痛々しいね(>_<)

食事中にこの付近で休憩する人が増えてきた。ソロ女性、男女2人組、そして小学校低学年くらいの姉弟とその両親も居た。話しかけなかったが、テーブル、ベンチ付近は風が強すぎると感じるの皆同じということだ。

食後にもう少しお湯を沸かし、粉カフェオレを作った。水の量が多すぎて薄味になってしまった。

11:47 H18年は往路を戻ったが、今度は周回コースだ。奥の院方面に下山開始。

足元はグチャグチャ((+_+))、この数分で奥の院側から登ってきたハイカーに出会った。

富士は雲隠れ。

スズタケが無い所では強風がもろに吹き付けていた。これはたまらん((+_+))

明神ヶ岳も箱根外輪山の一部で、この辺はスゴイ崩落地だ。じっくり見たかったが、強風でこれを撮るのがいっぱいいっぱいだった。

ドロドロ道を歩いてきたという証拠をパチリ。電車バスの方はスパッツ必須だと思う

直進すると金時山120分だが、ここは右折して奥ノ院90分へ

ドロドロから解放され、ここはラクチンだ♪

ラクチンは数分だけ。またV字にえぐれた道に出た。右側に少し歩けそうな場所があったので上からパチリ。

奥ノ院ルートで初めて案内を見つけた。なるほど下から来た人はこれを見て左折だな。

右下へ

枯れた沢に出た。何だかおかしい。YAMAPを見直すと「迷いやすい」と出ていた((+_+))

2つ上画像の矢印まで戻り、よく見ると左前方にルートがあるではないか。う~ん(*_*)

その後はやや急下り

数分後、女性十人程のグループと出会い、道を譲った。そういえば彼女たちはこのコースで初めて出会った訳だ。先ほどまでの見晴らし小屋コースよりも人気が無いのかな。

さらに数分後 

(+_+) この倒木は完全に道をふさいでいる。

下をくぐるのは厳しいし、上を通るのはちょっと怖い。さぁどうしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思わせぶりに改行してみた('◇')ゞ

数m下がると左側に踏み跡が見えたので、少し上ってみた。これが正解なのか分からないが、とりあえずクリア!

数分先、YAMAPの「迷いやすい」付近へ出た。今度は慎重に行こうと思ったが、何のことは無い。木に付けられたものと足元の矢印の通りに進めば問題なかった。

13時が近づいてきたのでえのきどさんのコーナー以降切っていたラジオを付けた。相方の亮さんが吉本を辞めた(記事)のでロンドンブーツ1号2号が使えなくなった。そこで田村淳のニュースクラブになったとのこと。今までと何も変わらなかったけどね。

時間は曖昧だが、登ってきたソロ男性に「山頂はまだですか」と声をかけられた。「まだ大分さきです」と答えたが、彼もYAMAPを使っていた。ここまではそれ程傾斜も無く、奥ノ院への階段が辛かった。初心者で、知人にここが簡単だと勧められたという。知人は登ったことが無いのか彼をだましたのか。山頂ピストンなら眺めは良くない代わりにそれ程でも無いかな~

その後は彼の言う通り緩い傾斜が続くラクチンな道を進んだ。この頃思っていたのは休みところが見つからないということ。20分程風が無い代わりに木陰で薄暗い道が続いていた。行動食のアメ位だけでは我慢できなくなっていた。

林道へ出た。林道を渡った所で「奥ノ院30分」の表示があった。木陰で薄暗いことには変わらないが、ここでザックを下ろした。パンを食べ、テルモスの薄味カフェオレで一息ついた。

そこそこの急下り

送電線鉄塔の脇を通過。

声が聞こえてきたのでラジオを切って近づくと奥ノ院へ着いた。(14:00)

ここからは観光地、下りに使って正解だ。数枚撮ったが、びびっと来るものは無かった。画像右奥のトイレで小用を済ませ、下へ。

おぉ、これが先ほどの方が話していた階段か。上ってくる人は息も絶え絶え、休み休みだった。下るのは楽だが、登には相当きつそうだ。

スマホで撮った方が迫力があるね

途中にあった天狗像

つまり、まだ続く(+_+)

ようやく下りきって見上げる。

石割神社の階段登りは何度もやっているが、その後石割山までは楽。これを登ってから明神ヶ岳に登るのはかなりきついね。

参拝客で大賑わいの参道を進むとここにもデカい下駄があった。多くの方が記念撮影をしており、数分待ちで私も撮ってもらった。

撮っている時点では分らなかったがこれが御真殿

人が多い所は苦手だ。YAMAPを見ながら駐車場を目指した。

14:22 びっしり車が停まっている。タントは左奥から3台目

正直弟と登った記憶はほとんどなく、自分のレポをざっと見ただけで明神ヶ岳を登ったが、車に着いた時点で思ったのはこの考えが甘かったということ。V字にえぐれた登山道は滑り易く、展望も無いのでつまらない。我慢の時間が長かった。山頂手前で転んで痛い目にあった。何より前回よりはるかに時間がかかっている。あ、これは加齢の為か(*_*)

でも、相模湾がキレイにに見えたし、何よりも山頂からの展望は素晴らしかった。来て良かったと思うことにしよう。

車内でカーテンを閉めて、それなりに汗をかいたウェアを着替え、2個目のパン、ミカンも食べて一息ついた。そして速報をアップし、家族や友人にLINEを入れて15時少し前に出発。

ナビは殆ど往路と同じルートを示した。松田町内を走る辺りまでは問題なかったが、246に合流すると渋滞にハマった。予想していたとはいえ、殆ど進まない時間が結構長く、ホントにきつかった。眠気がやって来たので秦野(?)のセブンの駐車場でアラームを20分にセットして仮眠。それでだいぶ回復して運転再開。129号、16号も混んでいたが246よりは大分マシ。

日野のセブンでトイレ休憩し、19時過ぎに帰宅。あ~疲れた(*_*)

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YAMAP 山域別(箱根)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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