ムービーめらめら６

「ラストサムライ」　2003年　アメリカ
監督　エドワード・ズウィック
出演　トム・クルーズ　渡辺謙
めらめら度★★★★☆
今回もスカパー録画にて。思ったより全然面白かった。★５ぐらいでも良かったかもしれないけど、やっぱ★４。ハリウッドの作る日本としてはよく頑張ったが、どうしても日本人には随所に「？」が頭に浮かんでしまい、物語に入り込めないのがチョットね…まぁ、仕方ないのだろうけど。いや、むしろよくココまでやったと賞賛すべきかも。映画なんてものは、いくら歴史物とはいえナニがナンでも史実に忠実である必要は無いわけで、用はエンタメとして面白ければいいわけだし。日本の時代劇映画でもバカバカしいのいっぱいあるし。けど、どうしても引っかかるかな…。途中までどの程度史実なのかと思って見ていたけど、どんどんフィクションが強くなって、忍者が出てきた時は吹き出しちまった。「オジギ」というものは外人さんには余程奇異らしく、やたらと「オジギ」演出が多いのも笑ってしまいそうになる。モデルは西南戦争の西郷さんなんだろうけど、よくもまぁアメリカ人があれほどうまいことフィクションにしたものだと感心する。ちょっとホントぽくて、歴史に疎い日本人なんかはフィクションに気づかないかも…外人さんが勘違いするのは構わないけど、日本人の勘違いは悲しいよなぁ…(笑)。まぁとにかく、歴史がどうとかは気にしないで、単純に物語を楽しめば、ホントよく出来た映画だと思う。殺陣や合戦シーンは日本製映像作品をはるかに超える迫力とかっこよさで、流石はハリウッドてなもの。トムさんの甲冑姿と殺陣もよく頑張ってたし、謙さんも褒められるだけの事はあるし。そういや謙さん、バットマンの悪役やるそうで…。