1月3日、大宮氷川神社にて初詣。人混みが苦手なので、正月三が日のお参りなんて、殆ど経験がない。ネットで大宮氷川神社の正月特別御朱印を見て、どーしても欲しくなってしまったのだ。若い頃は、御朱印集めしている連中がアホに見えて仕方なかったけど、なんとなーく御朱印集めを真似してみたら、もう楽しくて楽しくて。筆文字と朱印の意匠が、堪らなく美しいんだよねェ。
正月三が日のお参りも珍しいが、もっと珍しいのは、母親が付いて来たことだ。朝、出かけようとした時に、母親に声を掛けられた。後で、鰻屋ランチに連れて行って欲しい、とのこと。これから大宮氷川神社に初詣に行くんだけど、なんなら一緒に行って、帰りに寄る? と聞いてみた。面倒だから行かない、と答えると思いきや、意外にも、一緒に行くと言う。
我が家には、家族で初詣に行くという文化が無かった。一昨年、亡くなった父親が出不精だったこともあり、当たり前の行事を当たり前に行わない、一般常識の欠けた家庭だったのだ。母親も古希を過ぎて色々と思うことがあるのか…。正直、一人で行く方が気楽なのだが、たまには、プチ親孝行をすることにした。父親が生きていたら、なんと言っただろう…。
埼玉県の外れにある我が家から、埼玉県の中心地であるさいたま市まで、クルマで約1時間半。しかし、正月三が日で道路が空いていてので、約1時間で到着した。家族で初詣という文化はなかったが、大宮氷川神社や大宮公園には、割と縁がある。父親が若い頃から慣れ親しんだ土地だったので、よく家族で遊びに来たのだ。父親の思い出話(ほぼ悪口)に花が咲く。
運よく、近くのコインパーキングが開いていたので、大して歩かずに済んだ。参道に出店がズラリと並び、予想以上に賑わっていた。長い参道を抜け、ようやく境内に入り、拝殿にて参拝。その後、社務所で正月特別御朱印の書置きを頂いた。500円なり。お正月らしい金色の飾りがついた豪華な意匠である。帰りに出店でベビーカステラ500円を買い、喰い歩きしながら参道を後にした。
サクッとお参りして帰ったので、コインパーキングの料金は、たったの300円。俺も母親も、結局、人混みが苦手なのだ。その後、予定通り、鰻屋に寄ってランチ。今年は、ちゃんと初詣したし、プチ親孝行もしたし、良い年になりそうだ。が、思いがけぬ不幸が…。なんと、鰻の小骨が喉に引っかかって取れないのだッ! お茶を飲んでも、ご飯を丸呑みしても取れないッ!
友人に、鰻が嫌いなヤツがいた。子供の頃から鰻重が大好きだった俺には、とても信じられなかった。友人は、鰻の小骨が喉に引っかかったことがあり、それ以来、嫌いになったそうだ。鰻の小骨なんて気にしたことなかったので、友人の話が、ずっと理解できなかったが…。こ、これが鰻の小骨なのかッ! この喉の気持ち悪さは、確かにトラウマになりそうだ。
現在、鰻重ランチから27時間ほど経過したが、まだ鰻の小骨が喉に引っかかっている。痛くはないが、違和感が…。母親は、そのうち取れると笑っているが、冗談じゃない。ちょっと鰻重が嫌いになったかも…。このまま取れないと、最悪、病院かも。喉の奥の食道っぽいから、消化器内科か? 鰻の小骨なんかで病院に行きたくないよー! あァ、正月から運が悪い…。
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