(ep1の続き…)
2025年も元日の朝から福袋を求めて某ショッピングモールへ。コロナ禍を経て、福袋の販売形態が大きく変わった。ネット予約や年末フライング販売が増え、昔ほど混雑しなくなったのだ。しかし、まだまだ並ばないと買えない福袋も多く、愚かな消費者どもは、冬空の下、寒さに堪えながら行列に並ぶ…。それを何年も繰り返している俺は、とことん、お目出度いアホである。
2022年、2023年、2024年に引き続き、今年もマック福袋の当日販売分整理券配布の行列に並んだ。寒さを忘れるように、必死に文庫本を読みながら…。去年は、30余年の読書歴でワーストの読書数(たった9冊…)だったからなァ。今年は、最低でも15冊(できれば、20冊…)の読書をしたい。ニット帽、ネックウォーマー、マスク、手袋の完全防寒仕様で読書に熱中した。
半分まで読んだ文庫本を2ヶ月ぶりに開いたので、中々、物語が入って来なかった。こいつ誰だっけ? の繰り返し。ページを行って戻ってなので、必死に読んだ割にページが進まない。8時7分に列の最後尾に付き、8時34分に整理券を受け取れたので、今回の行列は、意外と楽勝だった。しかし、今年は、1人1個までの制限つき。プレゼント用に、もう一つ欲しかったのに…。
整理券を受け取り、駐車場のクルマに戻り、暖を取った。某ショッピングモールの開店時間まで、1時間以上ある。チラシを見ながら、他の福袋をリサーチ。毎年、予約抽選に応募していた「スターバックス」の福袋は、もう止めました。毎年、値上がりして、とうとう8800円になり、嫌になったのだ。故に、予算に余裕があり、あと2つ3つの福袋を買いたいんだよねェ。
某ショッピングモールの開店時間は10時だが、館内のある程度までは時間前に入ることが出来る。9時40分ごろに館内に入ると、既にいくつかの行列が出来ていた。その中で、特に目に付いたのが「築地銀だこ」の行列だ。銀だこ福袋は、かなり、お得度か高いので、毎年、凄い行列である。銀だこは、年に3回ぐらい行く程度なので、ずっとスルーしてたけど、今年は、初挑戦してみるか。
9時50分に、銀だこ行列の最後尾に付いた。かなりの長い行列だが、まだ、開店前だし、それほど時間は掛からないだろう。読書するのに丁度いい。開店時間の10時になり、各エリアのゲートが開くと、一気に人が流れた。雑踏の中、ひたすら読書に没頭した。ふと、気付くと1時間が経過…。並んだことを、ちょっと後悔し始めたが、今更、列を離れられない。
長い時間、行列に並ぶと、交代して並ぶ家族連れにドス黒い殺意が湧く…。この、交代して良いルール、って何なん? 読んでいた本が京極夏彦だったので、どんどん気持ちがダークサイドに傾いた。11時3分、ようやく売り場に辿り着いた。もう少しで闇に堕ちるところだったぜ。銀だこ行列、侮りがたし…。小1100円、中3300円、大5500円の3種類から、中の福袋を購入。
たこ焼の引換券7枚、銀だこ特製たこめしの素1つ、100円引きクーポン券12枚、銀だこスタンプ引換券3枚、7124円相当の中身らしい。折角、1時間超も並んだので、更にお得度の高い大の福袋にするか迷ったが、6月までの期限内に喰い切れないと意味がない。非売品グッズが入っているわけでもなく、たこ焼がお得なだけで、1時間超か…。うーん、やっぱり俺好みの福袋じゃないかも。
(ep3に続く…)
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